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メディア別の政府広報

内閣府大臣官房政府広報室が企画・制作した各種広報をメディア別に紹介しています。

音声広報CD「明日への声」

vol.53(平成29年(2017年)1月発行)

音声広報CD「明日への声」のHTML版をトラックナンバーごとにご覧いただけます。こちらから移動できます。
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トラックナンバー11

(タイトル)
ジャズを楽しむ

(イントロダクション)
ジャズで演奏される曲の中には、何十年も長きにわたり多くのジャズ演奏家に演奏され、人々に親しまれてきた曲があります。普段ジャズを聴かない方でも、テレビやラジオ、映画など、どこかで耳にしたことがあるようなジャズの名曲を毎回2曲、曲にまつわるエピソードを交えてご紹介します。

(本文)
今回は、1930年代から40年代に映画の挿入歌としてヒットした2曲を紹介します。

最初に紹介する曲は「時のたつまま」、原題は「アズ・タイム・ゴーズ・バイ」。
この曲は、ハーマン・フップフェルドによって、1931年に作曲されました。当初はブロードウェイ・ミュージカル「エブリバディズ・ウェルカム」のために作られましたが、この曲が広く知られるようになったのは、それから11年後の1942年、映画「カサブランカ」の挿入歌として取り上げられてからです。
映画の主人公の男性と女性が出会ったのはフランスのパリ。恋人となった二人が通っていたナイトクラブで、ピアニストがよく弾いてくれたのが「時のたつまま」です。やがて第二次世界大戦により、二人は離れ離れになりますが、その後、モロッコのカサブランカのナイトクラブで、主人公の女性はそのピアニストと偶然再会し、パリでの思い出の曲をリクエストします。ピアニストが曲を演奏し始めると、店のオーナーとなっていた主人公の男性がピアニストのもとに駆け寄り、そばにいた女性に気づきます。この曲が二人を再び巡り合わせたのです。
お聞きいただくのは、ウクライナ出身のジャズ音楽家ジャック・レナード率いるオーケストラによる演奏です。

音楽:<時のたつまま> 3分5秒

いかがでしたか。
この曲は、映画の中で、再会した二人が、お互いを思いながらも再び別れを告げるシーンでも流れます。歌詞では「この先何があろうとも、どんなに時が経っても、恋人たちが愛することは変わらない」という内容が歌われています。まるで主人公の二人の気持ちを表しているかのような歌詞が、この曲と映画のヒットにつながったのかもしれませんね。

次に紹介する曲は、「煙が目にしみる」、原題は「スモーク・ゲッツ・イン・ユア・アイズ」。
この曲は、ジェローム・カーン作曲、オットー・ハルバック作詞で、1933年にミュージカル「ロバータ」の挿入歌として作られました。当初は行進曲のような早いテンポでしたが、あまり評判がよくなかったため、思い切ってテンポを遅くして、今のような柔らかな雰囲気にしたそうです。
この曲が広く知られるようになったのは、1935年にミュージカル「ロバータ」を映画化してからです。
「ロバータ」とは、パリの服飾店の名前。そこで繰り広げられる男女の恋愛模様を描いた作品です。ロバータで働く主人公の男女がお互いひかれ合うも、ちょっとしたことで仲違いに。しかし、友人たちが取り持って二人はめでたく結ばれます。二人が仲直りするきっかけとなる場面で、主人公の友人役を演じるフレッド・アステアとジンジャー・ロジャーズが、「煙が目にしみる」の演奏をバックに踊ります。二人の社交ダンスのような踊りに、当時のアメリカ国民は魅了されたのではないでしょうか。
お聴きいただくのは、ジャズピアニスト、テディ・ウィルソンによる演奏です。

音楽:<煙が目にしみる> 3分14秒

いかがでしたか。
歌の中では「恋の炎が燃えているときは、その煙で何も見えなくなる」「恋の炎が消えたとき、その煙が目に入ってしみる」という内容が歌われています。曲名にある「煙」は、恋の炎の煙を意味しているのですね。

今回は、映画の挿入歌としてヒットした曲をお聴きいただきました。「カサブランカ」や「ロバータ」といった映画が作られたころ、アメリカでは「ハリウッド黄金期」を迎えていて、映画産業の中心地であるハリウッドなどで様々な映画が制作されていました。アメリカ国民は、新しく封切られる映画を心待ちにしていたのではないでしょうか。

それでは最後にもう一度、「時のたつまま」をお聴きください。

音楽:<時のたつまま> フェードアウト

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