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メディア別の政府広報

内閣府大臣官房政府広報室が企画・制作した各種広報をメディア別に紹介しています。

音声広報CD「明日への声」

vol.55(平成29年(2017年)7月発行)

音声広報CD「明日への声」のHTML版をトラックナンバーごとにご覧いただけます。こちらから移動できます。
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トラックナンバー11

(タイトル)
楽器でめぐる世界の音楽

(イントロダクション)
世界各地には、その土地や地域で大切に育まれてきた音楽があります。その独特な音色や旋律は、代々そこで伝承される楽器などによって伝えられてきました。今号から6回にわたって、世界各地で受け継がれている楽器を取り上げて、その音色や特徴を、演奏曲と共にご紹介します。世界各地の町や村に降り立った気分で、楽しみながらお聞きください。

(本文)
今回ご紹介する楽器は、「バンドネオン」です。

「バンドネオン」と聞いてピンと来ない方でも、タンゴによく使われている楽器と聞けば、思いあたる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

バンドネオンは、形も音色もアコーディオンによく似ていて、演奏者は座って膝の上に乗せて演奏するのが一般的です。アコーディオンは、右手側の鍵盤を押しながら、蛇腹部分を引っ張ったり縮めたりしながら、空気を出し入れして音を出しますが、バンドネオンには鍵盤がなく、蛇腹部分を挟んで両側に、それぞれ30個以上のボタンがあります。これらのボタンを操作しながら音を出します。
1880年代、南米アルゼンチンで、初めてバンドネオンがタンゴに用いられたと言われています。それまでのタンゴは、クラリネット、ギター、フルートなどによる明るく軽快な音楽で、今のような歯切れの良い哀愁を帯びた曲調ではありませんでした。バンドネオンが加わったことで、ガラリと曲の雰囲気が変化したのです。以来、タンゴの音楽には、バンドネオンは欠かせない存在となりました。

それでは、バンドネオンはどんな音色なのか、アルゼンチンタンゴの曲を聞いてみましょう。アルゼンチンタンゴは、貧しい移民たちが酒場で踊ったのが始まりとされています。タンゴ音楽は、その踊りの伴奏曲として演奏されていました。

♪(音楽1 アルゼンチンタンゴ tl61-05 2:23)

いかがでしたか。鋭いリズムを刻みながら哀愁をおびた旋律へ、バンドネオンの音が冴え渡ります。

ちなみに、バンドネオンの発祥はアルゼンチンではありません。ドイツのハインリヒ・バンドが1840年代に考案し、教会のパイプオルガンの代用として野外で使用されていたと言われています。その後、ドイツから大量のバンドネオンが輸出され、特にアルゼンチンのタンゴでよく用いられるようになりました。情熱的でありながら感傷的なリズムを奏でるバンドネオンは、タンゴに良く合いますね。

それでは次に、バンドネオンの音色が良く分かるソロ演奏をお聞きください。

♪(音楽2 ソロ演奏 matcd231 1:01)

これほどタンゴが世界で人気を集めているにもかかわらず、残念ながらバンドネオンの生産はほとんど途絶えてしまい、良質の新作楽器を入手することが難しくなっています。多くのプロの演奏家たちは、50年以上も前に作られた楽器を修理しながら演奏しています。世界中のバンドネオン奏者の手から手へ、楽器と共に演奏技術が受け継がれています。
次にお聞きいただくのは、バイオリンの演奏に、まさにタンゴのステップのようにバンドネオンの音色が絡んでいく1曲です。

♪(音楽3 アルゼンチンタンゴ bbcpm041 1:23)

(エンディング)
いかがでしたか?
バンドネオンが奏でる音楽を、一度は生で聞いてみたいですね。それでは、最後にもう一曲、お楽しみください。

♪(音楽4 アルゼンチンタンゴ ab142-14 2:24)

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