本文へ移動

ここから本文です

メディア別の政府広報

内閣府大臣官房政府広報室が企画・制作した各種広報をメディア別に紹介しています。

音声広報CD「明日への声」

vol.57(平成29年9月発行)

音声広報CD「明日への声」のHTML版をトラックナンバーごとにご覧いただけます。こちらから移動できます。
前のトラックへ 目次へ 次のトラックへ

トラックナンバー10

(タイトル)
大規模な自然災害でローン返済が困難になった方をサポートします。「自然災害債務整理ガイドライン」

(本文)
 地震、台風、水害など、日本では大きな自然災害がたびたび起きています。ひとたび自然災害が起きると、財産を失ったり、収入を一時的に断たれてしまう方もいらっしゃいます。住宅や車のローン、ご自分でお店などをやっている方の事業性ローンなどの返済がたちまち滞ってしまうケースも少なくありません。

 そのような方をサポートするための制度として、「自然災害による被災者の債務整理に関するガイドライン」、通称「自然災害債務整理ガイドライン」があります。これは、住宅ローンなどの返済が困難になった方が、金融機関などの債権者との話し合いによって、返済の免除や減額など借金を整理するためのガイドラインです。

 借金を減額したり、ゼロにしたりすることを「債務整理」と言いますが、通常の方法としては「破産手続」などがあります。しかし、破産手続をとると、債務整理をしたことが個人信用情報として登録されてしまうため、新たに借入れをしたり、クレジットカードをつくることなどが難しくなってしまうなどのデメリットが生じてしまいます。

 「自然災害債務整理ガイドライン」では、お金を貸している金融機関などの「債権者」と、お金を借りていて返済の義務がある「債務者」との合意に基づき、債務整理を行うことで、そのようなデメリットを回避することができます。また、ガイドラインに基づいて債務整理を行う場合には、債務者にとって次のような3つのメリットがあります。
1つ目は、破産手続などの手続とは異なり、債務整理をしたことが個人信用情報として登録されないため、その後の新たな借入れに影響が出ません。
2つ目は、財産の一部をローンの支払いに充てずに手元に残すことができます。手元に残すことのできる財産は被災状況や生活状況など個別の事情に応じて決まります。
3つ目は、弁護士などの「登録支援専門家」による支援を無料で受けながら、債務整理の手続きができます。

 次に、ガイドラインを利用できる方について説明します。
利用できるのは、平成27年9月2日以降に「災害救助法」の適用を受けた自然災害によって被災された方で、具体的には主に次の3つに該当する方です。
1つ目は、個人や個人事業主の方です。法人は対象となりませんのでご注意ください。
2つ目は、被災前に住宅ローンなどの借入についてきちんと返済されていた方です。
3つ目は、自然災害の影響により、住宅ローンなどを返すことができない、または近い将来に返せなくなることが確実と見込まれる方です。
ご自身が被災した災害が、「災害救助法」に適用されているかどうかは、内閣府のホームページや、お住まいの自治体に問合せて確認することができます。

 最後に、ガイドラインに基づく債務整理の手続きの流れを簡単に紹介します。

 まず、最も多額のローンを借りている金融機関などへガイドラインの手続き着手を希望することを申し出ます。そこでガイドラインの手続き着手について同意が得られたら、地元弁護士会などを通じて、自然災害被災者債務整理ガイドライン運営機関に対し、弁護士などの「登録支援専門家」による手続き支援を依頼します。
支援してくれる「登録支援専門家」が決まれば、ここから先はその方のサポートのもとで、申出書や財産目録などの必要書類を作成し、債務整理の対象としようとする全ての金融機関などに、債務整理の申出を行います。全ての金融機関などから債務整理の内容について同意が得られたら、簡易裁判所に「特定調停」の申し立てを行います。このようなプロセスを経て、調停が成立すれば債務整理が完了します。調停というと、抵抗のある方も多いと思いますが、「登録支援専門家」がサポートしてくれるので、心配はいりません。

 大規模災害は、いつ、どこで起こるかわかりません。万が一、被災した時には、「自然災害債務整理ガイドライン」があることを覚えておきましょう。
きっと新しい生活を立て直すために、あなたの役に立つはずです。

「自然災害による被災者の債務整理に関するガイドライン」について、
詳しくはローン借入先の金融機関などにお問い合わせください。

音声広報CD「明日への声」のHTML版をトラックナンバーごとにご覧いただけます。こちらから移動できます。
前のトラックへ 目次へ 次のトラックへ

バックナンバー

音声広報CD「明日への声」のバックナンバーページへリンクしています。各列が発行月、各行が発行年を表します。列は空欄の場合もあります。
平成29年 1月   3月       7月 8月        
平成28年 1月   3月     6月 7月   9月   11月  
平成27年 1月   3月     6月 7月   9月   11月  
平成26年 1月   3月     6月 7月   9月   11月  
表の終了


ページ
トップ