メディア別の政府広報

内閣府大臣官房政府広報室が企画・制作した各種広報をメディア別に紹介しています。

音声広報CD「明日への声」

vol.59(平成30年(2018年)1月発行)

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トラックナンバー9

(タイトル)
依存症への正しい理解について

(本文)
 「依存症」にはアルコール依存症、薬物依存症、ギャンブル等依存症などがあり、報道などでも多く取り上げられていますが、正しく理解している人は少ないのではないでしょうか。おそらく多くの方は、依存症に対して、「意志が弱い」「本人の責任」「一生回復しない」「本人や家族の問題」などのイメージを持っていることでしょう。しかしこれらはまったくの誤解で、このような偏見は本人や家族を苦しめ、さらに深刻化を招いてしまう危険もあります。

 そこで、依存症とは何か、そして、この問題にどのように取り組んでいけばよいかを考えてみましょう。

 まず、依存症は「病気」であることをきちんと知っておきましょう。人間の脳には、ドーパミンという快感をつかさどる神経物質がありますが、依存症は、ある行動や特定の物が引き金となってドーパミンが過剰に分泌され、脳内の神経系がうまく機能しなくなる病気です。自分ではコントロールできなくなり、対象となる行動や物にのめり込んでしまうのです。

 依存症は、「周りとうまくなじめない」「仕事がうまくいかない」「自分に自信が持てない」といった不安や焦りがきっかけになることがあります。
 そして、近年では、高齢者の依存症が増える傾向にあります。「仕事を辞めたら自分の役割を失った」「時間の過ごし方がわからない」「地域との関わりがなく、相談できる友人がいない」などといった悩みや孤独感を、アルコールやギャンブルなどで紛らわすことがきっかけとなっているようです。このように、依存症は誰にも起こりうる身近なものであり、社会全体で取り組むべき課題と言えます。

 依存症は「否認の病気」とも言われており、自分が病気であることを認めないため、自ら進んで医療機関などを受診するケースはそれほど多くありません。まずは、家族や周囲の方が、依存症という病気について理解し、専門の医療機関やお住まいの精神保健福祉センターに相談することが大切です。

 また、依存症の方のご家族の多くは、その方の言動によって、精神的にも、身体的にも大きなダメージを受けていることが多いため、皆さんの友人や知人に、依存症の方もしくはそのご家族がいるときは、偏見を持たず接するよう心がけてください。周囲の理解や協力があれば、問題の早期発見や予防、治療に結びつけられ、依存症の回復につながります。

依存症についてのご相談は、最寄りの精神保健福祉センター、または保健所へお問合せください。

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