メディア別の政府広報

内閣府大臣官房政府広報室が企画・制作した各種広報をメディア別に紹介しています。

音声広報CD「明日への声」

vol61(平成30年(2018年)6月発行)

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トラックナンバー3

(タイトル)
日本の通貨には優れた偽造防止技術が施されています

(本文)

 テレビやラジオのニュースで、偽札や偽の硬貨が発見されたと耳にすることがありますが、私たちがふだん使っているお金が“ニセモノ”ではないかと、疑いを持つ人はほとんどいないでしょう。なぜなら、日本のお札や硬貨は、偽造されにくい様々な高い技術が駆使されており、実際に、海外の主な国々と比べて偽造の発生率が極めて低く、非常に信頼性の高いものだからです。

 日本のお札や硬貨に施された偽造防止の技術の中から、触ってわかる技術をご紹介しましょう。

 お札には、インキを高く盛り上げて印刷する技術が使われています。表面の左右両端にある算用数字や識別マーク、同じく表面の左側の中央部分に漢字で書かれている金額と「日本銀行券」という文字に用いられています。その部分を触ると少しざらざらしていることが分かります。

 「識別マーク」は表面の左右両端の下側にあり、お札の種類によって異なります。一万円券は「かぎ型」、五千円券は「八角形」、千円券は「横棒」、二千円券は点字の「に」がインキを高く盛り上げて印刷されています。

 また、一万円券と五千円券の表面の左下には、傾けることで絵柄が変わる「ホログラム」があり、その上に透明シールが貼られているため、触ると少しツルツルしています。この透明シールの形状は、以前は一万円券と五千円券ともに同じ楕円形でしたが、一万円券と五千円券の識別を容易にするため、平成26年5月から、五千円券の透明シールを1.7倍に拡大し、形状を楕円形から角を丸くした長方形に変更しています。

 さらに、国立印刷局では、視覚に障害のある方のために、お札の種類を識別して音声と文字で知らせる「言う吉くん」というiPhone(アイフォン)用のアプリを平成25年12月から無料で配信しています。お札にカメラをかざすと、アプリがお札の種類を識別し、音声と大きな文字で額面を知らせます。

 次に硬貨についてです。現在、一般に流通している硬貨は、1円硬貨から500円硬貨まで6種類あり、大きさ・重さ・穴の有り無しなど、形がそれぞれ異なります。また、50円硬貨・100円硬貨・500円硬貨の側面には、「ギザ」と呼ばれる細かな溝が刻まれています。ギザは偽造の防止に役立つほか、硬貨の識別を容易にする役割もあります。特に、500円硬貨に施された斜めのギザは、大量生産型の硬貨では世界で初めて採用された技術です。

 近年は、プリンターの性能が飛躍的に高まり、一般の人が出来心でお札をコピーして作った偽札も発見されています。偽札や偽の硬貨が大量に流通し、お金に対する信頼が失われてしまうと、お金を安心して使えなくなってしまいます。こうした事態を招かないためにも、偽札や偽の硬貨が流通しにくい環境を整備することが重要であり、普段、何気なく使っているお札や硬貨に施された偽造防止技術を私たち自身が知っておくことが大切です。

 お金を偽造する行為だけでなく、偽造されたものと知りながら使うことも罪に問われます。もし、お金を受け取ったとき、少しでも「おかしい」と感じたら、最寄りの警察または日本銀行に申し出てください。

通貨の偽造防止技術に関するお問合せは

財務省 理財局 国庫課
電話 代表番号 03-3581-4111(内線5765)へどうぞ。

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