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メディア別の政府広報

内閣府大臣官房政府広報室が企画・制作した各種広報をメディア別に紹介しています。

音声広報CD「明日への声」

vol61(平成30年6月発行)

音声広報CD「明日への声」のHTML版をトラックナンバーごとにご覧いただけます。こちらから移動できます。
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トラックナンバー5

(タイトル)
すべての人に安全な駅ホームの実現へ

(本文)

 地下鉄やJR、私鉄などの鉄道機関は、旅行や買い物、通院や通勤・通学の移動手段として欠かせないものです。しかし、駅のホームを利用する際には転落に注意が必要です。

 国土交通省の平成28年度の調査によると、駅のホームからの転落件数は2,890件に上り、そのうち視覚に障害のある方の転落件数は69件で、駅ホームの更なる安全性向上が社会的な課題となっています。

 国土交通省では、全国の鉄道事業者や障害者団体などの協力を得て、平成28年8月から、「駅ホームにおける安全性向上のための検討会」を開催して議論を重ね、平成28年12月にハード・ソフト両面からの総合的な安全対策を公表しました。それでは、それぞれの取組みをご紹介しましょう。

 まず、ハード面では、ホームドアを設置していきます。

 ホームドアとは、線路に平行してホームの端に設置する仕切りで、乗客が電車の乗り降りをする際に、電車の扉に合わせて開閉します。必要なとき以外はドアが閉じているため、人はもちろん、補助犬、ベビーカー、白杖や荷物などの転落防止にも有効です。

 ホームドアは、1日の利用者数が10万人以上の規模の大きな駅のうち、車両の扉の位置が一定であるなどの整備条件を満たしている場合は、原則として2020年度までに設置する予定です。また、利用者が10万人未満の駅についても、転落の発生状況や視覚障害者の利用状況等を勘案した上で、必要性が高いと認められる駅には設置が進んでおり、2020年度末には全国の882の駅での設置が見込まれています。

 ほかにも、誘導用ブロックは構造上やむを得ない場合を除いて、できるだけ曲がりの少ないシンプルな道筋に連続して設置したり、またホームの端には、ホームの内側を認識しやすいように線を1本追加した誘導用ブロックの設置が進められています。また、電車とホームの間に隙間がある場合は、転落防止ゴムを付けて隙間の幅を狭くしたり、万が一転落した際には、駅係員や乗務員に知らせるための非常停止押しボタンなども設置されています。

 次に、ソフト面の取組みをご紹介します。

 まず、駅係員のサービスの充実です。駅係員は、視覚に障害のある方などが駅構内の誘導や案内を申し出た場合は、電車に乗るときと降りるときに介助します。介助者がいない場合は駅係員から、「お手伝いしましょうか」などと積極的に声をかけますので、必要に応じて遠慮せずに同行してもらいましょう。また、注意を呼びかける際は、視覚に障害のある方が、「誰に言っているのか」、「どんな状況であるか」が把握しやすいように、「白杖をお持ちの方、止まってください」など、分かりやすい表現を心がけています。こういった対応ができるように、障害のある方を講師に招いたセミナーや研修なども開催し、駅係員による対応の充実に取組んでいます。

 そのほか、一般の利用客に対しても、ホームで歩きながらスマートフォンを操作する「歩きスマホ」や、点字ブロックの上での立ち止まり、荷物を置くなどの行為をしないよう、注意喚起を行っています。

 転落だけでなく、近くにいる人の声かけやサポートによって防げる事故はたくさんあります。鉄道各社では、鉄道利用者と協力して、高齢者や障害のある方など困っている人への声かけを推進するキャンペーンを実施しているほか、一部の鉄道会社では「駅ボランティア」を活用するなど、事故防止に努めています。

 普段から使い慣れている駅においても転落が発生している状況もありますので、ホームを歩かれる際は十分に気をつけてください。転落などの事故がなく、誰もが安心して利用できる駅を、みんなで協力して作っていきましょう。

駅のホームの転落防止と安全対策に関するお問合せは、

国土交通省
電話 代表番号 03-5253-8111 へどうぞ。

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バックナンバー

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