メディア別の政府広報

内閣府大臣官房政府広報室が企画・制作した各種広報をメディア別に紹介しています。

音声広報CD「明日への声」

vol62(平成30年(2018年)7月発行)

音声広報CD「明日への声」のHTML版をトラックナンバーごとにご覧いただけます。こちらから移動できます。
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トラックナンバー9

(タイトル)
オリンピック・パラリンピックをきっかけに、共生社会の実現に向けて前進しよう!

(本文)

 2020年に東京オリンピック・パラリンピック大会が開催されます。特に、夏のパラリンピック大会が同じ都市で2度開催されるのは東京が初めてです。障害のある人も含め世界中から多くの選手や関係者、観客が集い、障害のある選手たちが繰り広げる圧倒的なパフォーマンスを体感することのできるこの大会は、全ての人々がお互いに理解を深め、誰もが生き生きと暮らせる「共生社会の実現」を推進する絶好の機会といえます。

 そこで政府は、「ユニバーサルデザイン2020行動計画」を策定しました。この計画には柱が2つあり、その1つが「心のバリアフリー」です。これは、様々な心身の特性や考え方を持つすべての人々が、相互に理解を深めようとコミュニケーションを取り、支え合うことを示しています。例えば、障害のある人への差別を行わないこと、多様な人々とコミュニケーションをとる力や、他人の困難や痛みを想像し共感する力を培うことなどです。

 具体例をいくつかご紹介します。
 まず、子供たちには、平成29年3月に改訂された新学習指導要領を通じ、「心のバリアフリー」の理解を深めるための指導などを充実します。また、中学生から大人までを対象に、障害のある人や外国人など異なる条件を持つ、多様な人々とのコミュニケーションをとる際に、知っておきたい知識や心の持ち方をわかりやすく学べるよう、アニメーション教材を製作しました。製作には、視覚障害のある人も委員として参加し、副音声付きのわかりやすい内容になっています。
 動画をご覧になりたい方は、検索ワード「内閣官房 心のバリアフリー」で、検索してみてください。

 交通機関や流通、観光、飲食店などサービスを提供する業界で働く人たちに向けては、業界ごとに障害のある人や高齢の方への適切なサポート方法などを学ぶための、全国共通の接遇マニュアルを策定しました。今後、政府は、これらの教材やマニュアルを普及させ、推進していくこととしています。

 もう1つの柱が、競技会場だけでなく、公共交通機関や建築物、道路などのバリアフリーをすすめる「ユニバーサルデザインの街づくり」です。その一環として、駅のホームドアや点字ブロックの整備なども加速していきます。

 ほかにも、2020年東京大会に参加する国や地域と交流を図る地方公共団体を「ホストタウン」として全国各地に広げています。そして、ホストタウンのなかでも、パラリンピック選手との交流をきっかけに、「心のバリアフリー」および「ユニバーサルデザインの街づくり」に力を入れて取組む自治体を、「共生社会ホストタウン」として登録しています。

 例えば、大分県大分市は40年近く歴史がある「大分国際車いすマラソン大会」が開催される都市で、大会では2千人以上のボランティアが活躍し、そのおもてなしは国内外から高い評価を得ています。そして、これまで培ったボランティア精神や経験、交流を広く市民に展開して、さらなる心のバリアフリーを進めようとしています。また、障害者参画のもと、まちなか点検を実施して、バリアフリーマップの拡充や点字ブロックの整備を行うなど、誰もが訪れやすい都市を目指しています。

 また兵庫県明石市では、飲食店などにおける点字メニューの製作、折たたみ式スロープの設置などについて市が助成することにより、バリアフリー環境の整備と商業者への障害理解を促進しています。また、市の職員をはじめとし、タクシー乗務員などに向けた研修なども行いながら、「心のバリアフリー」を促進しています。

 2020年のパラリンピック大会を契機に、パラリンピアンのパフォーマンスを体感したり、パラスポーツを観戦・体験したりすることが増え、障害のない人にとって障害者がより身近に感じられるようになると考えられます。これは、バリアフリー、ユニバーサルデザインの大切さを学び、進展させる貴重なチャンスです。この機会に培った多くの経験を次の時代へと引き継ぎ、共生社会の実現を推進していきましょう。

オリンピック、パラリンピックをきっかけとした共生社会の実現に関するお問合せは
内閣官房 東京オリンピック・パラリンピック推進本部事務局
電話 代表番号 03-5253-2111へどうぞ。

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