メディア別の政府広報

内閣府大臣官房政府広報室が企画・制作した各種広報をメディア別に紹介しています。

音声広報CD「明日への声」

vol62(平成30年(2018年)7月発行)

音声広報CD「明日への声」のHTML版をトラックナンバーごとにご覧いただけます。こちらから移動できます。
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トラックナンバー10

(タイトル)
自分のために、みんなのために。麻しんや風しんの感染を防ごう

(本文)

 平成30年3月以降、麻しんに感染した外国人観光客がきっかけとなり日本国内の一部で麻しんが流行しました。現在は、ほとんどの地域で流行は終息していますが、「自分は感染しないだろうか」と不安に思われた方も多いのではないでしょうか。そこで、麻しんと風しんの特性、予防についてご紹介します。

 まず、麻しんについて説明しましょう。
 麻しんは「はしか」とも呼ばれ、空気感染によりヒトからヒトへとうつります。感染力が非常に強いのが特徴です。感染してから10日ほどで38度以上の高い熱や、全身の皮膚に発しんがあらわれ、まれに肺炎や中耳炎などを合併することがあります。大人になってからかかると重症化しやすいといわれており、妊娠中の方が感染すると、流産や早産の危険性が高まります。

 次に、風しんについて説明しましょう。
 風しんは、咳やくしゃみなどの飛沫によって、ヒトからヒトへうつります。主な症状は、感染してから2~3週間後に出現する発熱や発しん、首や後頭部のリンパ節の腫れや関節痛です。症状の強い麻しんと違い、感染したからといって必ずしも発症するわけではありません。症状が軽い場合では、感染していることに気づかないケースもあります。
 しかし、妊娠中に感染すると、胎児に難聴などの先天的な障害が起きる恐れがあるので注意が必要です。

 麻しんと風しんには特効薬がないため、ワクチンを接種して感染しないように予防することがとても重要です。MRワクチンと言われる麻しんと風しんの混合ワクチンが用いられます。

 ワクチンは、1回の接種により、95%以上の方がウイルスに対する免疫を獲得することができると言われており、2回の接種では、99%の方が免疫を獲得することができると言われています。

 これまで、麻しんや風しんを発症したことがある人は、すでに体内に免疫があるので予防接種の必要はありません。しかし、麻しんや風しんを発症したことが明らかでなく、かつ、予防接種を受けたことがない方は、ぜひ予防接種を検討してください。とくに、小学生、中学生、高校生、大学・専門学校生などで、予防接種を受けたことがない方は、予防接種を検討して下さい。自分の予防接種歴が不明な場合は、母子健康手帳の記録を確認するか、医療機関などで免疫の有無について検査することもできます。

 特に、海外に行く予定のある方は注意が必要です。発展途上国だけではなく、欧州などの先進諸国においても麻しんや風しんが流行している地域が多くあります。海外へ行く前に予防接種を検討するだけでなく、帰国した後は、たとえ帰国時に症状がなくても、2週間程度は毎日の体調に注意してください。

 もし、麻しんや風しんの症状がある場合は、早めにかかりつけ医または医療機関に電話などで伝え、受診の必要性や注意点を確認してから、その指示に従ってください。また、感染力が非常に強いため、医療機関へ移動される際は、周囲の方への感染を防ぐためにもマスクを着用し、公共交通機関の利用を避けてください。

 免疫をつけることは、あなた自身を麻しんや風しんから守るだけでなく、周囲の人々を守ることになります。そのためにも、自分がかかったことがあるかどうかや予防接種歴について確認し、麻しんや風しんの免疫について不安な方はかかりつけ医または医療機関へ相談しましょう。

麻しんや風しんの予防接種に関するお問合せは
厚生労働省 感染症・予防接種相談窓口
電話 03-5276-9337へどうぞ。

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