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メディア別の政府広報

内閣府大臣官房政府広報室が企画・制作した各種広報をメディア別に紹介しています。

音声広報CD「明日への声」

vol66(平成31年(2019年)3月発行)

音声広報CD「明日への声」のHTML版をトラックナンバーごとにご覧いただけます。こちらから移動できます。
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トラックナンバー7

(タイトル)
いじめをさせない、見逃さない

(本文)

 子供のいじめ問題は、深刻かつ重大な社会問題となっています。いじめに起因すると思われる事件がテレビなどで頻繁に報道されていることもあり、関心を持つ方は多いでしょう。

 近年、いじめの質は大きく変化しています。以前は、性格がおとなしい、体力がないなど力の弱い子供がいじめの対象となっていましたが、最近は、活発であったり明るい子供であっても、ささいなことがきっかけでいじめられています。このことから分かるように、どのような子供であってもいじめの対象となり得るのです。
 また、いじめの方法や手段が増えただけでなく、陰湿でしつこいケースが多く、そういった行為を遊び感覚で行っていることも特徴です。そのほかにも複数の子供が一人の子供をいじめる場合、いじめをしている子供の誰がリーダーなのかがはっきりせず、自分たちが良くないことをしているという罪の意識を感じていないことが多いといったことも、特徴として挙げられます。
 さらに、以前のような「いじめる子供」と「いじめられる子供」の関係にとどまらず、いじめ行為を面白がってはやしたてる「観衆」や、口出しをすると自分が次の標的になるかもしれないとの恐れから、見て見ぬふりをする「傍観者」などが存在する複雑な構造となっています。
 いじめの内容は、仲間外れや無視をする、暴力をふるう、持ち物を取り上げたりしつこくからかったりするなど、相手の嫌がることをするといったものです。さらにここ数年は、携帯電話やスマートフォンを持つ子供が増え、無料通信アプリやSNSで仲間外れにしたり誹謗・中傷をしたり、インターネット上に個人を攻撃する書き込みをしたりするなどのネットいじめも大きな社会問題となっています。

 このようないじめの背景には、子供たちを取り巻く学校や家庭、社会環境が複雑に絡み合った問題があり、現代社会のひずみを反映しているといえるでしょう。

 いじめの根底には、他人に対する思いやりや、いたわりといった人権意識が薄れている現状があります。子供にいじめをさせないためには、相手の立場になって考えさせ、いじめがとても残酷で、いじめを受けた子供に、将来にわたる深刻な被害をもたらす重大な人権侵害であることを十分に理解させることが必要です。また、「認められたい」、「尊重されたい」という子供の欲求を満たすために、子供とのコミュニケーションを深め、子供の悩みを解消することも大切です。さらに、いじめを見逃さないためには、普段から子供と学校での出来事などを話し合う時間を作るなど、いじめの早期発見に意識的に努めることが大切です。

 法務省では、学校におけるいじめなどの問題に対する活動として、全国の小学生や中学生に「子どもの人権SOSミニレター」を配布しています。ミニレターは、相談したいことを書いてポストに投函すると最寄りの法務局・地方法務局に届く仕組みになっており、「誰に相談すればよいか分からない、でも助けて欲しい」という子供たちの思いを受け止めるツールとなっています。平成29年度には、およそ1万6千件の相談が寄せられました。受け取ったミニレターは、法務局の職員や人権擁護委員が一通一通読んで丁寧に返信し、場合によっては子供と直接面談をするなど、解決に向けた取組を積極的に行っています。相談内容などの秘密は守られますので、安心してご相談・ご紹介ください。

 いじめは子供たちにとって最も身近で過酷な人権侵害です。いじめを「させない」「見逃さない」ために、周りができることを行っていきましょう。

「いじめ」など子供の人権問題に関するご相談・お問合せは
子どもの人権110番
フリーダイヤル 0120-007-110 へどうぞ。
相談内容などの秘密は守られます。

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