メディア別の政府広報

内閣府大臣官房政府広報室が企画・制作した各種広報をメディア別に紹介しています。

音声広報CD「明日への声」

vol67(令和元年(2019年)6月発行)

音声広報CD「明日への声」のHTML版をトラックナンバーごとにご覧いただけます。こちらから移動できます。
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トラックナンバー5

(タイトル)
薬物乱用は1回でも、「ダメ。ゼッタイ。」

(本文)

 「薬物乱用は自分には関係ない」と、あなたは思っていませんか。平成30年の薬物事犯の検挙者は約1万4千人で、覚醒剤の使用が7割を占めています。覚醒剤の次に多い大麻の使用による検挙者は、半数以上を30歳未満の若年層が占めています。覚醒剤の押収量は3年連続で1トンを超えており、まだ表面化していない乱用者が多くいることが推測されます。薬物乱用は、私たちの身近なところにある問題なのです。

 薬物乱用とは、社会のルールから外れた目的や方法で薬物を使用することを指し、1回使用しただけでも乱用となります。覚醒剤や大麻、危険ドラッグなどの違法薬物の使用だけでなく、医薬品を本来の目的から逸脱した目的や方法で使用することも薬物乱用に当てはまります。

 乱用者の多くは、「やせる」「元気になる」などと人から勧められ、ちょっとした好奇心から使い始めたというケースが半数以上です。しかし、「1回くらいなら」という安易な考えは決して持ってはいけません。薬物乱用は脳に悪影響を与え、不眠症・食欲減退・精神障害などをもたらすほか、呼吸が抑制されて死に至ることもあります。また、薬が切れた時に感じるイライラや不安、身体的な苦痛から逃れるために薬物を使わざるを得なくなるほか、薬物乱用を繰り返しているうちに、それまでと同じ量では効かなくなり、使用量が増えるなど「薬物依存」の悪循環にはまってしまうのです。

 薬物依存になると、自分自身の心と体がむしばまれるだけでなく、家族や友人を失い、家庭や学校、職場に居られなくなり孤立化します。また、幻覚・妄想が現れ、自動車運転による死亡事故を引き起こしたり、薬物を入手するための金欲しさに、無理な借金や恐喝事件、窃盗事件を起こす場合もあります。薬物乱用は法律で厳しく処罰され、使用を手伝っただけでも犯罪の共犯やほう助にあたり処罰の対象になります。

 このように社会的にも大きな被害をもたらす薬物乱用を防ぐため、6月20日から7月19日の間、官民一体となり「ダメ。ゼッタイ。」普及運動を行っています。期間中には「6.26ヤング街頭キャンペーン」として、薬物乱用防止指導員やボランティア団体等の関係団体、小学生・中学生・高校生などが一緒になって、「ダメ。ゼッタイ。」を合言葉に街頭キャンペーンを行うほかに、各地域団体が、募金箱の設置やポスターを掲示するなど、子供たちに薬物乱用の危険性・有害性について一声かける「一声運動」も行っています。薬物乱用は「ハイリスク・ノーリターン」です。「ダメ。ゼッタイ。」を合言葉に、一人ひとりがその怖さを認識し、周囲の人と一緒に薬物乱用の撲滅を目指しましょう。

 薬物使用を勧められた場合は、強い態度ではっきり、きっぱり断りましょう。断りにくい場合はその場から逃げ去るようにしてください。また、身近に薬物乱用で悩んでいる人がいたら、厚生労働省の麻薬取締部や各都道府県の精神保健福祉センター、保健所、警察署で相談を受け付けていますので早めに相談に行くことを勧めてください。

「ダメ。ゼッタイ。」普及運動に関するお問合せは
厚生労働省医薬・生活衛生局監視指導・麻薬対策課
電話 代表番号 03-5253-1111へどうぞ。

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