メディア別の政府広報

内閣府大臣官房政府広報室が企画・制作した各種広報をメディア別に紹介しています。

音声広報CD「明日への声」

vol70(令和元年(2019年)11月発行)

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トラックナンバー11

(タイトル)
今、注目したい障がい者スポーツの世界

(音楽1:オープニング曲 約45秒)

(イントロダクション)

 障がい者スポーツは、市民スポーツや競技スポーツとして、今日まで着実な進展を遂げてきました。近年は障がいの有無に関わらず、さまざまな障がい者スポーツが楽しまれ、パラリンピックをはじめ国内外で多くの大会が開催されるようになり、障がい者スポーツへの関心が高まってきています。それでも、まだまだ障がい者スポーツの種類や競技内容、ルール、楽しみ方などについて、知らないことも多いのではないでしょうか。
 のコーナーでは、さまざまな障がい者スポーツを取り上げ、その魅力をお伝えしていきます。今回は、「陸上競技」と「バドミントン」の2競技を紹介します。

(音楽2:BGM①)

 最初にご紹介するのは、マラソンやリレー、走幅跳、やり投や砲丸投げなどさまざまな種目がある陸上競技です。パラリンピックの中でも注目度が高く、多くの観客を集めることでも知られています。競技ルールはオリンピックの陸上競技とほぼ同じですが、障がいの種類や程度ごとに「クラス分け」が行われ、男女それぞれに同程度の競技能力を持った選手同士で、公平にレースが行われます。

 競技に参加するにあたり、選手たちは、必要に応じて競技専用の義手や義足、車いすなどの用具を使用します。
 例えば、上肢切断の選手の場合、義手を身に付けることで、短距離走で両手を地面につけてスタートしたり、砲丸投げややり投げなどの投てき競技を行うことができます。
 下肢切断の場合には、競技用の義足を身につけたり、車いすを使用します。競技用の義足は板を曲げたような形状になっており、地面を蹴る際にその反発力を活かして前への推進力をつくり出します。競技用の車いすは日常生活用の車いすと異なり、いすの両側に加えて、いすの前方にも車輪が付いています。選手は、空気抵抗を減らすため態勢を低くしながらいすの両側にある車輪を漕いで、スピードを上げます。

 これらの用具も競技の特性に合わせた改良によって目覚ましい進化を遂げており、用具の進化とともに選手たちも記録を伸ばし続けているのです。

 視覚に障がいがある選手の場合は、サポートスタッフとともに競技に参加します。
 リレーやマラソンの場合、ガイドランナーの存在が欠かせません。ガイドランナーが、選手とひもを握り合い伴走し、声をかけるなどして選手を誘導します。競技の最後には選手がガイドランナーよりも先にゴールをします。ガイドランナーが選手を引っ張ったり、選手よりも先にゴールしてしまうと失格となるからです。ガイドランナーと選手が息を合わせ、まさに一心同体となって競技に挑むのです。マラソンでは、ガイドランナーは2名まで交代が可能ですが、パラリンピックなどの大会では、1名のみのガイドランナー登録となり、3位以内に入った場合はガイドランナーにも選手と同じメダルが贈られます。

 走り幅跳び、走り高跳び、砲丸投げなどの種目では、コーラーと呼ばれるサポートスタッフが、踏み切りの位置や投げる方向を選手に伝えます。選手とコーラーは、歩幅や跳躍のタイミングなどを日々の練習で磨き、試合に臨みます。記録を伸ばすためには、選手とコーラーの信頼関係を築くことが重要です。また、コーラーの声が選手にしっかりと伝わるよう、試合中、観客は静かに観戦する必要があります。

 次にご紹介するのは、バドミントンです。大会ではシングルスとダブルスがあり、ネットを挟んで激しくスピーディーなラリーがコート上で繰り広げられます。使用するコートやネットの高さも一般的な縦13メートル40センチ、横6メートル10センチですが、障がいの種類や程度によってクラスが分かれ、それぞれに応じたコートの広さで試合が行われます。

 バドミントンのクラスには大きく分けて「車いす」と「立位」があります。下肢の障がいで素早く動くことが難しい選手が参加する「車いす」の試合では、通常の半分の広さのコートで行われ、コースの角を狙ったスピーディーでテクニカルな打ち合いとなります。上肢障がいや低身長症などの選手が参加する「立位」の試合では、フルコートで行われ、軽快なステップで、より激しいラリーの攻防が展開されます。
 車いすのクラスでは、競技専用の車いすが使用されます。背もたれは、体を後ろに反らして打ち返すことを想定して、邪魔にならない高さになっており、転倒しないようにキャスターを取り付けて体勢を安定させます。ラケットを持ちながらも車いすを走らせ、素早い車いすさばきで、相手のいやなコースに羽を打ち込むテクニックが問われます。コートが狭いからこそ、戦略的な駆け引きが行われ、醍醐味のひとつとなっているのです。

(エンディング)

 今回は「陸上競技」と「バドミントン」をご紹介しました。選手が使用する競技用具も様々なものがありました。競技用具が進化することで、選手の能力が引き出され、競技内容がますます面白くなります。これもまた、障がい者スポーツの魅力のひとつではないでしょうか。次回も2つの競技をピックアップして、その競技ならではの魅力をお伝えしていきますのでお楽しみに!

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