メディア別の政府広報

内閣府大臣官房政府広報室が企画・制作した各種広報をメディア別に紹介しています。

音声広報CD「明日への声」

vol74(令和2年(2020年)7月発行)

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トラックナンバー5

(タイトル:女性)
大切な水について考えよう。8月1日は「水の日」です。

(イントロダクション:女性)

今年で44年目を迎える日本の「水の日」。日本では約半世紀も前から水の大切さについて考えられてきました。飲み水や炊事、洗濯、風呂、水洗トイレなどの日常生活で使われるほか、農業、工業、水力発電など幅広い分野で使われている水。「水の日」を前に、私たちの暮らしを支えている「水」という資源について、あらためて考えてみましょう。

(本文:Q.女性/A.男性)

Q.日本の「水の日」が8月1日なのはどうしてなのですか?

A.夏真っ盛り、8月は年間を通じて水の使用量が多い月です。そこで、使用量も増え、水への関心も高くなる8月の上旬が適当であろう、ということで初日の8月1日を「水の日」、「水の日」を初日とする1週間を「水の週間」とすることが昭和52年5月31日の閣議で了解されました。その後、平成26年7月1日に水循環基本法が施行され、8月1日は、国民の間に広く健全な水循環の重要性についての理解と関心を深める日として、法律で定められた「水の日」となりました。

Q.随分前から水資源の大切さは考えられてきたのですね。日本は水の豊かな国、という印象があったのですが?

A.世界と比べて、日本は国土も狭く平地が少ないうえに、河川は短く急流で、また、梅雨や台風の時期に雨が集中して降るなど、ほとんどの水はすぐに海に流れてしまいます。これまで、安定的に水資源を利用できるよう、水を貯めるためのため池やダムなどがつくられましたが、傾斜が急でけわしい地形である日本では、さらに大きなダムの建設は難しく、貯水量も限られています。日本の年間降水量は世界平均の約1.6倍と多く、海に囲まれた国土に住む日本人にとって、水資源は限りなくあるように思われがちですが、一人が使える水の量は世界平均の2分の1以下であり、水資源というのは実は限られているのです

Q.私たちが家庭で使う水はどうやって確保されているのですか?

A.私たちが毎日使う水の主な源は川の水であり、その大もとは空から降った雨や雪です。海や陸の水が太陽に熱され水蒸気となって、雲になり、その雲が雨や雪を地上に降らせ、それが次第に集まり川となったり、地下水となったりして、やがて海へ流れていきます。そして海の水は再び大気中に蒸発し、雲になって雨や雪を降らせます。地球の水は、このように太古の昔から循環していましたが、そのほとんどが海水等であり、淡水は約2.5%、人が容易に利用できるのは全体の約0.01%にすぎません。私たちは、その水循環の中で、ダムや水路などを活用しながら主に川の水を利用しており、水道施設などを経て安全な水が届けられています。

Q.私たちが使うことのできる水の量は、「循環する水」の一部なのですね。

A.そうなんです。持続的に使うことができる水の量は、ある瞬間に川の水として存在する水の量ではなく、絶えず「循環する水」の一部ということになり、この水循環を健全に保つことが持続的な社会を築く上でとても重要なことなのです。

Q.水資源を守るために、私たちに出来ることはありますか?

A.もちろんです。水資源を守るには、一人一人が水を大切に使い、健全な水循環を維持し回復することが重要です。例えば、節水すること。お風呂の残り湯を再利用したり、水を使うときに水を流しっぱなしにしないことが大事です。それから、地域の川や水源などを守ること。ごみ拾いや植林活動が行われているところもあります。
 蛇口をひねると安全でおいしい水が飲めるのはとても恵まれたことですが、決して当たり前のことではありません。日々の生活や産業、そして自然環境における水の大切さを改めて考え、健全な水循環を守るために自分ができることから始めてみましょう。

Q.水を利用する一人一人の取組も重要なのですね。「水の日」は私たちが水の大切さを改めて考えるきっかけになりそうです。

A.「水の日」、「水の週間」では、国、地方公共団体、関係団体が連携して、水資源の大切さ、健全な水循環の重要性などについて理解と関心を深めるために、各地で多くのイベントなどを開催しています。 お風呂の残り湯や再生水を利用した打ち水などは、水の有効利用や水の大切さを改めて考えるきっかけになります。また、毎年、中学生を対象に「水について考える」をテーマとした作文コンクールを実施しており、総数12,000を超える応募の中から選ばれた作文は、率直で新鮮な発想が、刺激と驚きを与えてくれるかもしれません。

(エンディング/女性)
将来にわたって持続的に水の恩恵を受けられるようにしていこうとする取組が今、世界中で行われています。私たち日本人も、一人一人が国際社会の一員として自覚を持ち、この問題と向き合っていくことが大切です。「水の日」「水の週間」のウェブサイトでは、「水の日」や関連行事の最新情報について詳しくご案内しておりますので、興味のある方は「水の日」「水の週間」で検索してみてください。

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