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トラックナンバー4(HTML版)

内閣府大臣官房政府広報室が企画・制作した各種広報をメディア別に紹介しています。

音声広報CD「明日への声」 vol.75(令和2年(2020年)9月発行)

トラックナンバー4

(タイトル:女性)

誰もが移動しやすい社会の実現を目指して~バリアフリー・ナビプロジェクト~

(イントロダクション:女性)

目の不自由な人、車いすの利用者、ベビーカーを押す人、観光で日本を訪れた外国人や一般の買い物客。みんなが快適に街歩きを楽しめるようにしたい――誰もが円滑に移動できる社会の実現を目指して、様々なICTを活用した歩行者移動支援サービス普及のための取組が進められています。この先もどんどん広がっていってほしいバリアフリー・ナビプロジェクトの取組についてお知らせします。

(本文:Q.女性/A.男性)

Q.バリアフリー・ナビプロジェクトは、ICTを活用した歩行者移動支援の普及促進を目指す取組とのことですが、分かりやすく言うと、どのようなことでしょうか?

A.例えば、「インクルーシブ・ナビ」というアプリケーションがあります。車いす利用者が「目的地まで階段や段差のないルートで移動したい」と思った時に、スマートフォンで必要な情報を提供してもらい快適に移動することができます。

Q.東京・日本橋室町地区で提供されている音声ナビゲーションシステムですね。

A.はい。これはバリアフリー・ナビプロジェクトが目指すサービスの一つのモデルケースといえます。例えば、一般歩行者には最短コースを、車いす利用者には階段や段差を避けたルートを、視覚障害者には周囲の状況や曲がるタイミング、エレベーターのボタン位置など詳細情報を、地図と音声でリアルタイムに案内してくれます。
このように、車いす利用者やベビーカーを押している方、大きな荷物をもつ旅行者など、個人の身体的な状況やニーズに合わせて移動を支援するサービスを提供できるための環境をつくろうという取組全般がバリアフリー・ナビプロジェクトなのです。

Q.欲しい情報がスマートフォンから手に入るのはとても便利ですね。このようなサービスの提供のために、具体的にはどのような取組が行われてきたのでしょうか?

A.はい、こうしたアプリを作るためには、移動するルートの状況、例えば、傾斜や段差、道幅、視覚障害者誘導用ブロック等の有無や周辺の設備といった様々な情報が大量に必要になります。これまで、そういった情報は、自治体、交通事業者、民間企業などがそれぞれ独自に各種のデータを持っていたり、データ化されていないという状況でした。そこで、国土交通省では、その情報をみんなで集めて共有できるように、ガイドラインを作成しました。そして、オープンデータのサイトを開設して、それを誰もが自由に使えるようにしたのです。

Q.膨大な情報が必要になるので、それをみんなで集めて共有できる環境を整備したということですね。それによって、どんな効果が期待できるのですか?

A.その情報を誰もが自由に利用できるようになると、新しいサービスを提供しようとする民間の企業や個人が参入しやすくなります。それによって、新たな移動支援ツールの開発が進み、サービスが充実し、快適な移動の実現に近づくことが期待されます。

Q.すべてを国や自治体が行うのではなく、企業や個人の力も合わせようということですね。でも、情報を集めることに協力しよう、と言われても、どうすればいいのかよくわからないと思う人も多いかと思うのですが?

A.そうですね。そこで、国土交通省では、ガイドライン等のマニュアルをHP上で公開している他、データ整備を支援するツールも利用できるようになっています。協力しようとすれば誰でもできるように準備されているのです。実際に、昨年、日本で開催されたラグビーワールドカップの時には会場周辺の情報収集、データベース化に多くのボランティアの方が協力してくれました。

Q.すでにプロジェクトに協力している方も多いのですね。いろいろな場所で多くの人が協力すると、より多くの情報が得られます。それは歩行者移動支援サービスの充実、そしてより住みやすい社会につながりますね。

A.その通りです。必要な情報は日々更新されていくものですし、国や自治体の力だけでは成立しません。皆さんの協力あってこそバリアフリー・ナビプロジェクトを広げることができるのです。

(エンディング:女性)

ユニバーサルな社会の実現に向けて、バリアフリー・ナビプロジェクトは一人ひとりが協力できるように、国土交通省のホームページで、多くの情報が公開されています。興味がある方はぜひ「バリアフリー・ナビプロジェクト」で検索してみて下さい。


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