メディア別の政府広報

内閣府大臣官房政府広報室が企画・制作した各種広報をメディア別に紹介しています。

ラジオ番組

令和2年(2020年)4月5日・4月6日放送

柴田阿弥とオテンキのりのジャパン5.0

『働き方改革』の推進(文字で読む)

ゲスト
  • 厚生労働省労働基準局労働条件政策課
    斉藤 将
  • 厚生労働省雇用環境・均等局有期・短時間労働課
    横井 菜穂子
柴田
柴田阿弥です。
のり
オテンキのりです。
柴田
私たちの暮らしに役立つ情報や気になる話題を取り上げる、柴田阿弥と
のり
オテンキのりの
柴田・のり
ジャパン5.0!
柴田
ということで
のり
はじまりました。ありがとうございます。
柴田
新番組です。のりさん是非意気込みを教えてください。
のり
僕、分からないことだらけなので、いろいろと教えて下さい。よろしくお願いします。
柴田
お願いします。今日、1回目は「働き方改革」について考えます。
のり
はい。
柴田
「働き方改革」って昨今、よく聞きますけど。のりさんはどんなイメージをお持ちですか?
のり
ざっくりとなんですけど、なんかこう仕事って結構長い付き合いになるじゃないですか。いい感じで働いていきましょうよ的な感じなんですけど。
柴田
なんてざっくり。
柴田
これはもう学ぶ必要がありますね。
のり
はい。これはもう一番に学ばなければいけないと思います。
柴田
それでは一緒に学んでいきましょう。
のり
はい。
柴田
さて、今日のテーマは「『働き方改革』の推進」です。ということでお2人のゲストがお越しになっています。
柴田
まずは厚生労働省労働基準局労働条件政策課の斉藤将さんです。よろしくお願いします。
柴田・のり
よろしくお願いします。
柴田
今どうして「働き方改革」が必要なのか、斉藤さん教えて下さい。
斉藤
はい、それには、いくつかの理由がありますが、少子高齢化に伴い、生産年齢人口が減少している、ということが挙げられます。今、日本は4人に1人が65歳以上の高齢者の方です。65歳以上の割合を示す高齢化率は、2015年は26.7%でしたが、2035年には33.4%となる見込みです。
柴田
33.4%。3人に1人が高齢者ということになるんですね。となると、やっぱり働く方のニーズに対応していかないといけないと思うんですけど。
斉藤
そうですね。このような少子高齢化に伴う生産年齢人口の減少、そして働く方のニーズの多様化などの課題に対応するため、就業機会の拡大や意欲・能力を存分に発揮できるような環境を作ることが必要になります。
柴田
なるほど、それらに対応するために働き方を変えていくんですね。
斉藤
はい。そのため、2018年6月に働き方改革関連法が成立し、順次施行されているところです。
柴田
働き方改革関連法の成立によって、長時間労働をどのように改善していくのでしょうか?
斉藤
働き方改革関連法の成立により、時間外労働について罰則付きの上限規制が導入されました。具体的には時間外労働の上限について、法律上、年360時間まで、月45時間までが原則ということになります。その上で、臨時的な特別の事情があって労使で合意する場合でも、上限は年720時間までになります。そして、その範囲内において、単独の月で休日労働を含めて100時間未満、2~6ヶ月平均で休日労働を含めて80時間まで、それと時間外労働が月45時間を超えることができるのは年6ヶ月を限度とすることが定められました。
柴田
なるほど。そして大企業と中小企業では実施される時期が違うのですよね。
斉藤
そうですね。大企業については昨年の4月1日から、この上限規制が適用されています。中小企業については今年の4月1日から適用が始まりました。
柴田
中小企業ではやっぱりちょっと人手不足が深刻ですので、上限規制を守るっていうのはなかなか難しくないですか?
斉藤
そうですね。中小企業が時間外労働の上限規制を守っていくためには、現在の職場がどんな業務を抱えているのか、どう仕事を進めるのが効率的か、会社全体で話し合っていただくことが必要です。そして、こうした取り組みを支援するために、全ての都道府県に「働き方改革推進支援センター」を設置しています。この「働き方改革推進支援センター」で、社会保険労務士などの専門家が無料でアドバイスを行います。
柴田
なるほど!無料でアドバイスしてもらえますし、全都道府県にそれがあるというのはありがたいですね。
斉藤
そうですね。
柴田
中小企業の方は大変だと思いますので、是非このサービスを利用して欲しいですね。
斉藤
はい。そして生産性を向上させながら労働時間の短縮などに取り組む中小企業の方を支援する「働き方改革推進支援助成金」、こちらの申請受付を開始しておりますので、ぜひ活用をいただきたいと思います。これらの詳細につきましては「働き方改革特設サイト」で検索をしていただきたいと思います。
柴田
改めてですが、検索ワードは「働き方改革特設サイト」ですね。ぜひ皆さん、ご利用してください。
斉藤
長時間労働の是正などによって魅力ある職場を作っていくということは、人材を確保しやすくなって、それにより業績が向上し、利益の確保・従業員の処遇改善もできるという好循環に繋がると思っています。
柴田
確かに会社のためにもなりますよね。
のり
うん。そうですね。
柴田
ぜひご利用してください。斉藤さんありがとうございました。
柴田・のり
ありがとうございました。
柴田
さて、ここからは同じく厚生労働省雇用環境・均等局 有期・短時間労働課の横井菜穂子さんにお話を伺います。よろしくお願いします。
柴田・のり
よろしくお願いします。
横井
この4月から、パートタイマー・有期雇用・派遣労働者といった、非正規雇用労働者の、基本給や賞与など、あらゆる待遇について正社員との間の不合理な待遇差を設けることを禁止する、いわゆる「同一労働同一賃金」が始まりました。
柴田
この「同一労働同一賃金」はいつから始まっているんですか?
横井
はい。派遣労働者と大企業で働くパートタイマー、有期雇用の方についてはこの4月から施行されまして、中小企業で働くパートタイマーと有期雇用の方については1年後の4月から制度が始まります。
のり
待遇の不合理な差について、具体的に教えて貰えますか。
横井
はい。例えばですね、通勤手当を例に挙げますけれど、通勤に必要な交通費、定期代といったものを支給するという趣旨であれば、正社員のみに支給して非正規雇用の方には支給しないというのは不合理な差となりますので、こうしたことに関して、事業主の方には改善していただく必要があります。
のり
すごく大事なことですよね。
柴田
考えてみたら確かにおかしな話ではありますよね。さらに他にも聞いてみましょうか。
横井
はい。例えば給与とかボーナスについても不合理な待遇差を設けることは禁止されます。ただ、同じ職場で働いていても、例えば正社員の方だけノルマの達成が課せられていたりとか、夜勤のような責任の度合いが大きいものが課されていたりする場合などは、その待遇差があったとしても不合理にならないこともあります。
柴田
なるほど。さて、そこで気になるのが、非正規雇用労働者の方が、正社員との待遇差について「ちょっとおかしいな?」とか疑問に思った場合、その待遇差の内容とか理由については事業主に説明を求めたら、きちんと答えてもらえるものなんですか?
横井
はい。事業主には、あらゆる待遇について、正社員とどのような差があるのか、なぜそうした差が生じているのかを説明する義務というのも課せられました。
柴田
義務を課せられたのは素晴らしいことですけど、ちょっと事業主に説明を求めるってかなり勇気がいりません?
のり
そうだよね。
柴田
これはどうしたらいいですか?
横井
はい。説明を求めた方に対する不利益な取り扱いというのが、法律の中で禁止されていますので、ご安心ください。もし職場でトラブルになってしまった場合は、都道府県に労働局がありますのでご相談いただければと思います。相談は無料ですので是非ご利用ください。
柴田
なるほど、まずそちらに相談してみるのもいいかもしれませんね。
のり
そうですね。
柴田
そして一方、事業主の方も新しいルールに適用していかないといけないですけれども、事業主さんが困った時はどうしたらいいですか?
横井
はい。そんな時も先ほどの「働き方改革推進支援センター」に是非ご相談ください。社内の就業規則の見直し方法であるとか、生産性向上を図るためのいろいろな支援策、助成金なども含めてアドバイスを受けることが出来ます。
柴田
なるほど。そちらも是非、事業主の方は利用してみてください。
のり
そうですね。
柴田
働き方改革の中では、様々な働き方のルールの見直しが進められていると思いますが、最後に横井さんからリスナーの皆さんにメッセージをお願いします。
横井
はい。事業主の方には、長時間労働を前提にした職場風土であるとか、「非正規雇用だから待遇が低くても構わない」という認識を見直していただく機会にしていただきたいです。そのためには、経営トップ自らが、決意を示していただき、どうすればその長時間労働だったり、非正規雇用労働者の待遇に納得して働けるかというところを考えていただきたいと思います。そして、事業主の方だけでなく、労働者の方々についてもご自身の仕事のやり方であったり、待遇を今一度確認していただき、労働者の方からも、「働き方改革」を推進していただきたいと思います。詳しくは「働き方改革 厚生労働省」で検索してください。
柴田
「働き方改革 厚生労働省」で、是非皆さん検索してください。確かに今、横井さんがおっしゃった通り、「非正規雇用だから待遇が低くてもしょうがないか」っていう認識ってまだあると思うんですよね。
のり
そうですね。
柴田
そういう認識から変わっていかなければいけないですね。
柴田
今日は、厚生労働省の斉藤将さん、横井菜穂子さんをお迎えしました。ありがとうございました。
斉藤・横井・のり
ありがとうございました。

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