メディア別の政府広報

内閣府大臣官房政府広報室が企画・制作した各種広報をメディア別に紹介しています。

ラジオ番組

令和2年(2020年)4月12日・4月13日放送

柴田阿弥とオテンキのりのジャパン5.0

AV出演強要・JKビジネス等被害防止(文字で読む)

ゲスト
  • 内閣府男女共同参画局長
    池永 肇恵
柴田
今回は「AV出演強要とJKビジネス問題」について考えます。
柴田
これらのイメージはありますか?
のり
具体的なことよりも、「自分は関わらないように」、とか、「怖いな」というイメージしかまだない感じです。
柴田
同じ女性として思うのは、芸能界に憧れる気持ちを悪用されているなぁと。よく見る「楽して簡単に稼げます」みたいな広告は危険だということを今日は一緒に考えて、そして親御さんのリスナーの方もいると思うので、伝えていきたいです。
のり
はい。
柴田
さあ、それでは一緒に学んでいきましょう。
柴田
今日もゲストをお迎えしています。内閣府男女共同参画局長 池永肇恵さんです。よろしくお願いします。
池永・のり
よろしくお願いします。
柴田
今月は「AV出演強要・『JKビジネス』等被害防止月間」ということですが、アダルトビデオの出演強要や、女子高生を売り物にする、いわゆる「JKビジネス」の被害の防止について、なぜこの時期にお伝えするのでしょうか?
池永
はい。4月は新年度が始まって、学生の皆さんは新しい学校や学年での生活が始まります。また、新社会人として独り暮らしを始める人も多いと思います。
池永
まだ新しい環境に慣れていない、そんな落ち着かない中、近づいてくる悪い人もいるんです。
柴田
上京などで住む場所が変わって一人で心細い時に、良い人のふりをして近づいてくる人もいると思うのでくれぐれも注意してほしいと思います。ではまずは、「アダルトビデオの出演強要問題」ですが、どんな被害が起きているのかを教えてください。
池永
はい。例えば街で「モデルやアイドルにならないか」と声をかけられ、興味があってついていくと、紹介されたのはアダルトビデオの女優を派遣しているプロダクションだった。ということがあります。
池永
そこで、「単なる登録だから」と言われてサインしたら、実はそれはアダルトビデオの出演契約書で、その後、「契約を破るのは違法」とか「高額な違約金が必要」などと脅されて、出演させられてしまったといったケースがあります。
柴田
池永さん、他にもこのような被害に遭わないためにはどうしたらよいですか?
池永
もし、アイドルやモデルに興味はないかと勧誘された時でも、決してその場で結論を出さないで、一旦家に持ち帰ってみてください。
池永
それから、氏名、住所、学校名、電話番号やSNSのアカウントなどの個人情報を気軽に伝えないこと、書面へのサインもその場でしないことが大事です。
柴田
悪い人は「綺麗だね」とか「可愛いね」とか、「大手アイドル事務所のプロデューサーだからすぐにデビューさせてあげる」とか、言葉巧みに近づいて来ますし、実際にある会社だと偽って、という場合もありますので、本当に気をつけてほしいです。
柴田
アダルトビデオの出演契約書にサインをしてしまった場合は必ず従わなければならないのでしょうか。
池永
いいえ。サインしたからといって、必ず従わなければならないわけではありません。例えば、アダルトビデオ出演などがあるとは知らずに契約してしまった、脅されて契約してしまった場合は、契約に従う必要はありません。また、親の同意がない未成年者の契約についても原則取り消すことができるんです。
柴田
アダルトビデオ出演を強要されたり、高額な違約金の支払いを求められたらどうしたらいいのでしょう?
池永
強要されたとしても決して撮影に応じないでください。そして、警察や弁護士、消費生活センターなどに相談してください。いったん撮影に応じてしまうと、画像や動画がインターネット上に流出してしまうことがあり、その回収は本当に難しくなります。
柴田
脅されても、その契約はきっぱりと断るということですね。
柴田
続いては、女子高生を狙った、いわゆる「JKビジネス」問題について伺います。この「JKビジネス」とは、具体的にどのようなことが起きているのでしょうか?
池永
はい。例えば、SNSで「学校帰り、週1回だけで高収入!」や、「お客様の隣でお喋りをするだけの簡単な仕事」といったアルバイト広告を見たり、友達から誘われたことをきっかけに、アルバイトを始めてみたところ、店の人から服を脱ぐように言われたケースや、お客さんに交際を迫られ、学校やバイトの帰り道で待ち伏せされた、といったケースもあります。
柴田
簡単なバイトだと思って始めたのに、実は危ないバイトだった、ということなんですね。こうした被害に遭わないためにはどうしたらいいですか?
池永
はい。いい話、甘い話を簡単に信じないこと、友だちからの誘いであっても「変だな」と思ったら断ることが大事です。
池永
また、バイトや被害のことが親にバレるのが怖いと思う女子高生の方もいらっしゃるでしょうが、ひとりで解決するのはとても難しいことです。
池永
身近な人をはじめ、警察などの相談窓口に相談してください。
のり
JKビジネスは性犯罪につながることもあるんですか。
池永
はい、そうなんです。例えば、ある女子高生が客と一緒にカラオケ店に行ったところ、ドリンクを飲んだ後、急に具合が悪くなって、その後、複数の男性が入ってきて乱暴された、といった被害が起きているんです。これは、飲み物に睡眠薬を入れられ、性暴力の被害に遭う、いわゆるレイプドラッグというものです。
柴田
確かに助けを求めることもできなくなる可能性もあるんですね。
柴田
被害を防ぐためには、周りの人が相談にのってあげることも大切ですよね。もし誰かから被害の事実を打ち明けられた時は、どうしたらいいですか?
池永
はい。まず、「どうして、そんなことをしたの?」「あなたにも落ち度があったんじゃない?」と責めるようなことは絶対に言わないでください。
池永
とにかく本人に寄り添って話を聞いてあげてください。悪いのは加害者です。そして、被害者が専門の相談窓口に相談できるよう、支えてあげてください。
柴田
今日ご紹介したテーマについての相談窓口や詳しいことを知るためには、どうしたらいいですか。
池永
「NO AVJK 政府広報」これで検索してください。具体的な相談窓口も、詳しく掲載しています。プライバシーに配慮して、秘密は厳守しますので、安心してご相談ください。
柴田
「NO AVJK 政府広報」ですね!是非皆さん覚えておいてください。
柴田
池永さん、改めて今日のテーマについて、お伝えしたいことはありますか?
池永
不幸にも被害に遭われた方は、はじめは、相手のことを“いい人”だと思って信じてしまい、気づけば嫌だと言えない状況に追い込まれてしまう、ということが多いんです。そのような状況に追い込まれてしまったときに、ひとりで悩まず、相談できる場所があるんだ、ということを思い出してください。
柴田
おっしゃる通りですね。今日は、内閣府 男女共同参画局長 池永肇恵さんをお迎えしました。池永さん、ありがとうございました。
池永・のり
ありがとうございました。

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