メディア別の政府広報

内閣府大臣官房政府広報室が企画・制作した各種広報をメディア別に紹介しています。

ラジオ番組

令和2年(2020年)5月24日・5月25日放送

柴田阿弥とオテンキのりのジャパン5.0

新型コロナウイルス影響下でのDVについて(文字で読む)

ゲスト
  • 内閣府
    男女共同参画局長
    池永 肇恵
柴田
今日のテーマは、「新型コロナウイルス影響下でのDVについて」です。ゲストをお迎えしています。内閣府 男女共同参画局長の池永肇恵さんです。
池永・
のり
よろしくお願いします。
柴田
一見関係のないように思える新型コロナウイルスとDV、どういうつながりがあるのか教えてください。
池永
はい、外出自粛や休業などによって、生活の中でストレスがたまり、DVの増加や深刻化が世界的にも問題となっています。4月6日、国連女性機関UN Womenの事務局長が声明を出しました。その一部をご紹介します。「90か国でロックダウンが行われ、40億人が自宅で避難しています。これは、新型コロナウイルスから守るためですが、そのことが別の深刻な危険をもたらしています。女性に対する暴力という陰のパンデミックが拡大しています。」
柴田
陰のパンデミック・・・。
のり
確かに、ずっと外に出られなくて、この後仕事がどうなるんだろう、という不安もあるし、ストレスがたまる気持ちはわかるんですが、そのストレスでDV被害が増えてしまっているということですね。
池永
新型コロナウイルスが存在する前から、DVは世界中で報告され、解決しなければいけない重大な人権侵害の問題でした。そこに、新型コロナウイルスの影響により、フランスではDVの被害の相談が3割増えたそうです。
柴田
3割は多いですね。
池永
そうなんです。
のり
日本での状況はいかがですか?
池永
相談の現場では、例えば「夫が在宅ワークと子どもの休校でストレスをため、暴力を振うようになった」「前からDVに悩んでいたが、夫が常に家にいるので相談にも行けない」といった悩み相談があり、相談体制の拡充を求める声が寄せられました。
柴田
本当に悲しいですし、私は同じ女性として嫌な気持ちになるんですが、新聞やニュースなどで目や耳にすることがありますよね。
のり
日本でも増えているのですね。DVには、どんなものがあるんですか?
池永
はい。暴力に当たる行為として、殴る、蹴るなどの身体的暴行、人格を否定するような暴言を吐く、無視し続けるなどの心理的な攻撃、また生活費を渡さないなどの経済的圧迫、性的行為を強要する、避妊に協力しないなどの性的強要があります。
柴田
DVが続いたり、相手との関係が「つらい」、「これは何かおかしいんじゃないか」と思った時にはどこに相談したらいいですか?
池永
自治体が「配偶者暴力相談支援センター」を運営しています。そこにご相談いただければ、様々な支援を受けることができます。DVは家庭内で起こっており外からは見えにくいため、被害が深刻になってしまう可能性があります。また、被害者の方は、自分ではDVの被害を受けていると思わなかったり、自分に落ち度があるのだと、自分を責めてしまったり、ひとりで悩むことが増えかねません。
柴田
「配偶者暴力相談支援センター」ですね。
池永
はい。「DV相談ナビ」というダイヤルがあります。そこに電話すると、お近くのセンターの相談窓口につながります。その電話番号は、【0570-0-55210】ゼロゴーナナゼロ ゼロ “ここにでんわ”と覚えてください。携帯電話からもつながります。
柴田
ひとりで悩まずに、早めに相談することが大切ですよね。
池永
はい、そのとおりです。新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、家にいる時間が増えた今、大変な思いをされている方が大勢いらっしゃいます。ひとりで悩まず、ぜひご相談ください。
柴田
ただ、外出自粛の環境下で、加害者であるパートナーと同じ空間にいる時間が増えたら電話できない人もいますよね。
池永
そのような環境にいる方のため、新たに「DV相談プラス」という相談窓口を設置しました。
のり
「DV相談プラス」というのは何ですか。
池永
先ほどの「DV相談ナビ」での電話相談に加えた相談窓口、また、公的機関と民間支援団体が連携して相談後の支援を拡充しています。
のり
それで「プラス」なんですね。具体的には、どのようなものですか。
池永
はい、24時間体制での電話相談窓口を設置しています。電話番号は【0120-279-889】ゼロイチニイゼロ “つなぐ、はやく”と覚えてください。また、お電話しにくい方のためには、SNSやメールでの相談を用意し、英語、中国語など、10程度の外国語にも対応しています。
柴田
相談したい方の状況もそれぞれでしょうし、いろいろな方法や様々な時間に相談できることは、心強いと思います。
のり
でも、「相談した後はどうなるんだろう」とか、心配になる方も結構多いと思うんですけど、相談した後というのはどうなるんですか?
池永
はい。相談を受けた相談員は被害者支援の専門家です。相談された方が困っていることを聞き取り、どのような解決方法があるか一緒に考えていきます。
のり
専門家の方が一緒に考えてくれるのはありがたいですね。
池永
はい。相談内容によっては、アドバイスだけでなく、一時的に家から避難するために宿泊施設を提供する、病院や役所などに一人で行くのは不安という方には専門スタッフが付き添うなど、様々な支援を行っています。詳しくは、検索サイトで「DV相談プラス」と検索してみてください。DV相談プラスへは、内閣府のHPからもリンクしています。
柴田
「DV相談プラス」ですね。
のり
ちなみにその相談窓口は、被害者が男性の場合でも利用できるんですか?
池永
はい、できます。
柴田
最後に池永さんから、リスナーの皆さんに、今日のテーマについてメッセージをお願いします。
池永
ご自分が「暴力を振るわれている」「つらい」と感じていらっしゃったら、おひとりで悩まず、ご相談ください。また、まわりに悩んでいそうな方がいらっしゃったら、相談窓口があることを教えてあげてください。DVの相談をされた方に対しては、公的機関と民間支援団体が連携して、切れ目ない支援に努めてまいります。
柴田
電話は、「DV相談ナビ」【0570-0-55210】24時間電話相談は【0120-279-889】です。SNSやメールでの相談は、「DV相談プラス」で検索してください。

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