メディア別の政府広報

内閣府大臣官房政府広報室が企画・制作した各種広報をメディア別に紹介しています。

ラジオ番組

令和2年(2020年)7月26日・7月27日放送

柴田阿弥とオテンキのりのジャパン5.0

若い方も献血ルームに行ってみよう!(文字で読む)

ゲスト
  • 厚生労働省
    医薬・生活衛生局
    血液対策課長
    古元 重和
柴田
今日のゲストは、厚生労働省 血液対策課長の古元重和さんです。
柴田
今月は「愛の血液助け合い運動」月間だそうですね?
古元
はい。普段から、献血バスなどにより、学校や企業など多くの皆さまに献血していただいておりますが、8月はその学校の夏休みや企業などのお盆休みの関係で、どうしても血液が不足がちになります。このため、その前の7月を「愛の血液助け合い運動」月間として、献血へのご協力を呼び掛けています。
柴田
血液が不足するということは、血液は保存が利かないということですか?
古元
はい。献血いただいた血液から血漿(けっしょう)や白血球などを取り除いた“赤血球製剤”というものがあります。輸血の際に最もよく使われるものなのですが、これはわずか21日しか保てません。
柴田
長期間の保存ができないから、血液が不足しないよう、この時期に献血へのご協力をお願いする、ということなんですね。
古元
はい。そのとおりです。もちろん、7月だけではなく、献血は日々多くの方のご協力がなくては成り立ちませんが、今月は特に皆さまに献血について知っていただき、献血にご協力いただきたいと思っています。
柴田
献血した血液って何に使われているのですか?
のり
ドラマなどでは、手術などの輸血で使われるシーンがありますね。
古元
はい、そのようなイメージが強いと思いますが、実は輸血で使われるのは献血血液のおよそ半分です。残りの半分は治療薬をつくるために使われています。
のり
輸血だけじゃなくて、薬になっているんですか?
古元
はい、医療技術が進歩した現代でも血液は人工的に造ることはできません。
のり
血液は、人工的に造れないんですね。だからこうして献血することが必要だということですね。
古元
はい。そのため、皆さまからの継続的な献血のご協力が必要です。
のり
 「協力したいから毎週献血します!」というようなことはできるのですか?
古元
ご協力いただく方の健康を守るため、次の献血までは一定期間空けていただくようにしています。血液中の全ての成分を採血する「全血献血」の場合、200ミリリットルの献血なら、4週間後の同じ曜日から可能です。400ミリリットルの献血は男女で異なっておりまして、男性は12週間後、女性は16週間後の同じ曜日から可能となります。
のり
「全血献血」以外の方法もあるんですか?
古元
はい。血液中の血小板や血漿だけを採血する「成分献血」というものがあり、こちらは男女ともに2週間後の同じ曜日から献血することができます。
柴田
採血する量や種類などによって違いがあるということですね。
古元
はい。一人の方が1年間に献血できる回数や量には上限がありますので、たくさんの方にご協力いただきたいと思っています。
柴田
多くの人が継続して、が理想的ということですね。そういった意味で課題はありますか?
古元
はい。献血ができるのは16歳から69歳までの方に限られますが、少子高齢化により、この年代の方が減少しています。年代別で見ると、50代、60代の献血者数は増加しているものの、10代から30代が減少傾向にあります。今後も安定した献血血液を確保するためには、若い世代の献血への参加、ご理解、ご協力が必要になります。
柴田
この放送を聴いて、「献血してみようかな」と思った方に向けて、初めて献血する時の大まかな流れを教えてください。
古元
お近くの献血ルームに電話で予約をとっていただいてからお越しください。
のり
近くの献血ルームはスマホでも調べられますか?
古元
はい。パソコンでもスマホでも、「献血する」で検索していただきますと、献血ルームや献血バスを簡単に探すことができます。
のり
そこで調べて電話ですね。
古元
はい。当日はご本人確認や普段服用している薬などの問診があります。問題がない場合、その後、血圧や体温の測定があり、少量の採血を行い、貧血の心配がないかどうかを事前に調べます。そこから、採血ベッドに横になっていただき採血をするのですが、採血時間は全血献血で10分から15分程度。成分献血は採血量に応じて40分から90分程度です。
のり
成分献血は少し時間がかかるんですね。
古元
はい。確かに成分献血は全血献血に比べると時間がかかりますが、体内で回復に時間のかかる赤血球を再び体内に戻す方法です。ですから、成分献血は身体への負担が比較的軽くなります。
のり
なるほど!時間はかかるけど、身体への負担は比較的軽いんですね。
古元
はい。そのとおりです。そして、献血後ですが、休憩場所で十分に水分をとっていただき、しばらく休憩をお願いしています。献血ルームでは、ドリンクが飲み放題だったり、漫画がおいてあったりしますので、これからの季節、涼しい環境でリラックスして過ごしていただけます。最後に、献血カードを受け取り、終了です。なお、2回目以降は、献血web会員サービス「ラブラッド」をご利用頂くと、webで献血の予約ができます。
柴田
全血献血は10分から15分程度で済むんですね。もう少し時間がかかったようなイメージがありました。
のり
行こうと思う気持ちが大事ですね!
古元
献血は皆さまの善意で支えられています。ただ1つ、エイズなどの感染症の検査を目的とした献血は大変危険な行為であり、絶対にやめてください。感染症の検査は保健所やかかりつけの病院などでご相談ください。
柴田
新型コロナウイルスの影響で、「外出自粛の時に血液が不足した」という報道がありましたよね。
古元
はい。献血は不要不急ではなく、継続していくべき事業とされており、外出を自粛される中でも多くの方にご協力いただきました。
柴田
今、献血ルームでの新型コロナウイルス感染症の感染予防策はどうなっていますか?
古元
検温や消毒など、万全の対策を実施しています。ただ、3密を避けるため、お越しになる前にご予約をお願いしています。
柴田
先ほどお話いただいた「献血する」で検索して、事前に予約ですね。
古元
はい。是非皆さまのご協力をお願いしたいと思います。

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