メディア別の政府広報

内閣府大臣官房政府広報室が企画・制作した各種広報をメディア別に紹介しています。

ラジオ番組

令和2年(2020年)10月25日・10月26日放送

柴田阿弥とオテンキのりのジャパン5.0

栄養成分表示を活用して健康づくりに役立てよう!(文字で読む)

ゲスト
  • 消費者庁
    食品表示企画課 保健表示室長
    森田 剛史
柴田
今日のゲストは、消費者庁保健表示室長の森田剛史さんです。改めて「栄養成分表示」とはどういうものか、教えてください!
森田
お店で売っている食品のパッケージを見ると、原材料や内容量などが枠で囲まれて表示されている部分の近くに、エネルギーやたんぱく質などの栄養成分の量が表示されている部分があると思います。その部分が「栄養成分表示」です。
柴田
スーパーやコンビニなどのお弁当、スイーツ、野菜ジュースなど、いろいろなもので栄養成分が表示されているのを見る気がしますが、これらはいつから表示されているのですか?
森田
1996年から始まった栄養成分表示制度ですが、任意の表示だったため、一部のものにしか表示されていませんでした。2015年4月1日に食品表示法が施行され、原則として容器包装に入れられた加工食品や添加物には、含まれている栄養成分の量の表示が義務付けられました。経過措置期間の後、今年4月1日に完全義務化となりました。
のり
法律については、僕は知らなかったですけど、いつの間にか表示されているな、というイメージでしたね。
柴田
今、スタジオに食品をいっぱい用意してもらいました。コンビニのお弁当、サンドイッチ、カップ麺、ポテトチップス、鯖缶、プリン、サプリメントなど……。森田さん、これらの食品には、「エネルギー」や「たんぱく質」など栄養成分の量が表示されていますが、どのような栄養成分の表示が必要なんでしょうか?
森田
はい。必ず表示する成分は「エネルギー」、「たんぱく質」、「脂質」、「炭水化物」、「食塩相当量」の5項目です。
柴田
その5つの成分は必ず表示しないといけないのですか?
森田
はい。この5つの成分は、生活習慣病の予防や健康の維持・増進に深く関わる重要なものだからです。
柴田
私、エネルギーとたんぱく質しか見てなかった。
のり
僕はどこの何を見ていいかわかってなかったです。
柴田
「食物繊維」とか「糖質」までも表示されていますよ。
森田
表示を義務化されている成分は先程の5つですけど、その他、脂質の一つである「飽和脂肪酸」と、炭水化物の一つである「食物繊維」は、日本人の摂取状況や生活習慣病予防との関連から、表示することを推奨しています。
柴田
このヨーグルトには「カルシウム」も表示されていますよ。
森田
「カルシウム」や「鉄」などのミネラル、各種ビタミンなどは、任意表示となっています。
柴田
それらはサプリメントで補ったりしますよね! ミネラルやビタミンというのは、意識している方は多いと思うのですが、サプリメントにもエネルギーを表示しているんですね。
のり
すごい。いろいろな栄養成分が表示されているのがわかってきましたね。
柴田
ここからは、のりさんの昨日の食事を例に、栄養成分表示の活用について考えていきたいと思います。のりさん、昨日の食事を教えていただけますか。
のり
昨日は、山盛りの餃子と、白ご飯。あとは、野菜も取らなきゃ、ということで、白菜と豚肉にポン酢をかけたものを食べました。
柴田
なるほど。ちなみにお酒は飲みますか?
のり
昨日お酒は飲んでいません。今日仕事があるから。
柴田
偉い!お酒は飲まないんですか?
のり
飲まないわけではなく、朝そんなに早くなければ飲んだりしますね。
柴田
お酒を飲む時におつまみはどうしていますか?
のり
油っぽいものが多いかもしれませんね。例えば、餃子とか、ハンバーグとか。あと甘いものも食べてしまいます。
柴田
ここにポテトチップスがありますので、見てみましょうか。
のり
おー!びっくり。初めて見ましたけど、477キロカロリーあるんですね!
柴田
サイズや味によって違いますけど、それは塩味で、477キロカロリー。ちなみにビールもあります。ビールは100ml当たり40キロカロリー。500ml缶を飲むと200キロカロリーですね。ビールとポテトチップスを合わせると670キロカロリーですよ!? 森田さん、これはどうですか?
森田
身体活動レベルが「ふつう」の40代男性の一日当たりの目安は、おおよそ2,700キロカロリーです。
のり
ビールとポテトチップスで、一日当たりの目安の4分の1を摂っているということですね。
森田
朝昼晩の三度の食事はきちん摂るとことが大切ですけれども、三食に加えて夜食や間食でエネルギーの高いものを摂ってしまうと、この目安を超えることになります。
柴田
のりさん、もちろん三食をこの夜食以外に食べてますよね?
のり
もちろん。
柴田
甘いものでいうと、のりさんの好きなプリンがここにあります。これは216キロカロリーです。
のり
うわ!結構高いねえ。
柴田
カップラーメンを見てみてください。
のり
325キロカロリー!
柴田
これに加えて三食食べたら、目安をオーバーですね。気を付けないといけないですね。森田さん、その他気を付けなければならないことはありますか?
森田
例えば、「食塩相当量」でしょうか。一般的な生活を送っている18歳以上の方ですと、食塩相当量を1日当たり、男性で7.5グラム未満、女性で6.5グラム未満に抑えることが目標とされています。
柴田
食塩を摂り過ぎると高血圧のリスクが高まるって聞きますけど、のりさん、高血圧は大丈夫ですか?
のり
高血圧はまだ大丈夫な気がするんですけど、気を付けないといけないですよね。
森田
エネルギーや食塩の摂取量など、自身の健康を考えて食生活を振り返ったり、食品を選んだりする時に、栄養成分表示は良い情報源となります。また、栄養成分表示を活用するには、先程お伝えしたようなエネルギーや食塩などの一日当たりの目安となる量をベースに考えるとよいと思います。
柴田
その目安はどう調べたらよいですか?
森田
消費者庁のウェブページに、厚生労働省で示した性別・年代別の目安とともに、栄養成分表示の活用の方法などがわかるパンフレットを公開しています。「消費者庁 栄養成分表示」で検索してご覧ください。
のり
これからは、もっと関心を持って栄養成分表示を見てみようと感じましたね。そもそも、自分がどの程度エネルギーや塩分を摂っているか考えたこともなかったですからね。
柴田
そうですね、私も見ていましたけど、大まかにしかわからなかったですね。意識して栄養成分表示を見ること、そしてその後は実践ですね。日々の健康にはコツコツ続けることが大切ですね。最後に、森田さんからこの番組をお聴きの方にメッセージをお願いします。
森田
「はい。たくさんの食品の中から、健康や栄養を考えて食品を選ぶ時、目安となるのが栄養成分表示です。消費者庁では、栄養成分表示の活用方法等について資料を公表していますので、自分に合った食品選び、そして生活習慣病の予防や健康の維持・増進にお役立てください。詳しくは、「消費者庁 栄養成分表示」で検索してください。

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