メディア別の政府広報
内閣府大臣官房政府広報室が企画・制作した各種広報をメディア別に紹介しています。
ラジオ番組
平成30年6月2日・6月3日放送
都市鉱山からつくる!みんなのメダルプロジェクト(文字で読む)

6月は環境月間です。そこで今回は、誰でも東京オリンピック・パラリンピックに関わることができて、環境にもやさしい取組、『都市鉱山からつくる!みんなのメダルプロジェクト』をご紹介しました。
- ゲスト
- 環境省 広報室長 東條 純士
- 秋元
- JOY君は今まで、オリンピック・パラリンピックに関わった経験はある?
- JOY
- いや、僕はイギリスと日本のハーフだから、ロンドン五輪では何かできるかなと思ったけど、残念ながら全然オファーがなかったんだよね。きっと、オリンピックに関わってみたいと思っている人は多いんじゃないかな。
- 秋元
- そこで今日は、東京オリンピック・パラリンピックに関わることができる耳寄りな情報です!ここからは環境省の広報室長・東條純士さんにお話を伺います。東條さん、まずは今回のテーマ「都市鉱山からつくる!みんなのメダルプロジェクト」について教えてください。
- 東條
- 2017年4月にスタートしたプロジェクトで、使わなくなった携帯電話やスマートフォンなどを集めて、中にある金属を回収して、東京オリンピック・パラリンピックの金、銀、銅のメダルを作ろう!という取組です。
- JOY
- これはテレビでも取り上げられたりして、話題になりましたよね。でも、そもそも「都市鉱山」って何ですか?
- 東條
- 日本では1年間に約65万トンの小型家電が使われなくなっていますが、その中には844億円分もの貴重な金属が含まれていると言われています。“都市にある鉱山”という意味で「都市鉱山」と呼んでいます。
- 秋元
- すごい量ですね!そのリサイクルされた金属からメダルを作るというのは、環境にもやさしい素敵なプロジェクトですね。
- 東條
- はい。これはオリンピック・パラリンピック史上、東京2020大会が初めてとなる試みです。そのため、まだ、どんなものを回収しているのかご存じない方が多いようですが、回収しているものは家庭にある小型家電で、小型家電リサイクル法で定められている対象品目なんです。
- JOY
- それなら誰でも参加できるね。それに今までにない取組となると、海外からも注目されるんじゃないかな。
- 東條
- ここで、秋元さんとJOYさんにクイズです。このプロジェクトで集めている金、銀、銅のうち一番必要な金属は何でしょうか?
- 秋元
- やっぱり高価な「金」ですか?
- JOY
- いや、ひっかけ問題だな。意外と「銅」じゃないですか?
- 東條
- 正解は「銀」です。金メダルも中は銀で出来ているので、銀が一番必要になります。では2問目。次のうち、メダル製作に必要な金・銀が多く含まれているといわれる小型家電はどれでしょうか?
(1)ゲーム機 (2)ノートパソコン (3)電気こたつ
- 秋元
- これはわかった!ノートパソコンです。
- JOY
- レアな何かが使われてそうだから、こたつじゃない?
- 東條
- 正解は(2)ノートパソコンです。ちなみに3点とも、小型家電リサイクル法の対象品目です。
- 秋元
- やった!電気こたつは大きいから小型家電だと思わなかったけど、これも対象なんですね。ところで、オリンピック・パラリンピックで必要になるメダルは全部で何個ぐらいですか?
- 東條
- はい。約5000個分が必要といわれています。メダルのデザインや原料の組み合わせなどがまだ決まっていませんが、金がおよそ40kg、銀が5300kg、銅が2700kg必要となっています。
- JOY
- もしこれが集まらないと、小さいメダルになっちゃうかもしれないよね。去年から回収を始めて、どれくらい集まっているんですか?
- 東條
- 今年の1月までで、全国の自治体が回収した小型家電が約8,915トン、NTTドコモさんが回収した携帯電話が約266万台でした。必要な数のメダルを作るためには、まだまだ足りませんので、一人でも多くの方に参加してほしいと思っています。
- 秋元
- 不要になった家電は、どこに持っていけばいいんでしょうか?
- 東條
- 公共施設や商業施設などに設置されている回収ボックスに入れていただく方法や、自治体が指定するゴミ回収場所やクリーンセンターへ持ち込む方法など、小型家電の回収方法は色々あります。自治体によって異なりますので、お住まいの地域でどんな回収方法があるか知りたい方は、【都市鉱山からつくる!みんなのメダルプロジェクト】のホームページを検索してください。
- JOY
- 要らないものを持って行くだけだから簡単だよね!せっかくのチャンスだから、たくさんの人に参加してほしいな。
- 秋元
- みんなで東京オリンピック・パラリンピックを盛り上げていきたいですね!