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メディア別の政府広報

内閣府大臣官房政府広報室が企画・制作した各種広報をメディア別に紹介しています。

ラジオ番組

平成31年(2019年)3月23日・3月24日放送

秋元才加とJOYのWeekly Japan!!

個性を理解しよう。 発達障害(文字で読む)

発達障害の特性を持つ方が社会の中で生きづらさを感じることなく暮らすためには、適切なサポートと私たち一人一人の理解が必要です。今回は発達障害についてお話しました。

ゲスト
  • 厚生労働省・障害児・発達障害者支援室
    加藤 永歳
JOY
小学校や中学校のクラスメイトにもいたけど、コミュニケーションがちょっと苦手だったり、でも絵を描くスゴい才能を持っていたり、いろんな子がいるよね。
秋元
ここからは厚生労働省・障害児・発達障害者支援室の加藤永歳さんに伺います。まずは発達障害について、基本的なことから教えてください。
加藤
はい。発達障害とは、生まれつきの脳機能のかたよりによる障害です。その特性から他の人たちよりも日常生活のいろいろな場面で生きづらさを多く感じることがあります。ただし、私たちはみんな様々な個性を持って生まれてきますから、発達障害の特性も生まれながらの個性の1つと捉えることもできます。
秋元
原因はあるのでしょうか?
加藤
実は、分かっていないことのほうが多いんです。発達障害であることが、幼少期に分かることもあれば、成長していく過程で徐々に分かるケースもあります。そのため、保護者の方が子育てをしていて、自分の子供の様子が周りの子供と違うことに悩んだり、周りの人に「しつけが悪い」などと誤解されて、自分を責めてしまうことがあります。
JOY
大人になってから気付くこともあるんですね。
加藤
はい。発達障害の特性を持つ方は、周りにサポーターがいれば、自分の生きづらさに気付かずに済むこともあります。そのため、中学校や高校などに進学して環境が変わった時に、初めてその特性に気付くケースもあって、本当に人それぞれなんです。だからこそ、多くの方々に「発達障害」について知っていただきたいのです。周りの方々が発達障害への配慮をすることで、生きづらさを感じている方の心の負担を軽くすることができます。
秋元
発達障害にはどういった特性があるんでしょうか?
加藤
私たちの個性がひとつでないように、様々な特性があります。代表的な発達障害として、自閉症、アスペルガー症候群などの【広汎性発達障害】や【注意欠陥多動性障害】【学習障害】があります。そのほかに、吃音症、トゥレット症候群などもあります。例えば、対人コミュニケーションが独特で一方的に話し続けてしまったり、多くの物事に注意が向いてしまって授業や仕事などに集中できなかったり。何度注意されても忘れ物や遅刻を繰り返してしまう、考えるより先に衝動的に動いてしまう、読み書きが極端に苦手で、書類に自分の名前などを書くことができないといったケースもあります。
JOY
そういう人はめずらしくない気もするけど…。
加藤
そうなんです。家族や周りの方から苦手な部分のサポートを受けながら、自分の得意な分野を生かして、活躍されている方は大勢います。
秋元
ただ、見た目ではわかりにくいので、周りの方がその苦手な部分に気付くのは難しいですよね。サポートするにはどうすればよいのでしょうか?
加藤
まずは、どんなことが困る原因になるかを知っていただくことが、サポートの一歩につながります。発達障害の特性を持つ方の中には、音や光、触覚などに敏感で、多くの人があまり感じないことを苦痛に感じる方もいます。例えば、すべての音が同じレベルで耳から入ってきてつらい、洋服の襟元のタグがチクチクし過ぎて痛い、照明の光が眩しくてつらいなどです。
JOY
ほとんどの人が気にならないようなことでも、苦痛に感じていることがあるんだね。
加藤
ですので、まず発達障害を知っていただく、理解していただくことが大切です。発達障害を知らない人は、例えば「忘れ物や遅刻ばかりして、やる気のない人」という苦手な面だけを評価してしまいますが、発達障害を理解することで、苦手な部分を受け止め、得意な部分を伸ばすようなサポートができるのではないかと思います。また、保護者の中で、発達障害の可能性のある子供の育児に悩んでいる方がいれば、都道府県などには専門の相談機関【発達障害者支援センター】がありますので、そちらに相談してみると、良いアドバイスをいただけるかもしれません。
秋元
まずは身近な方が気づいて、必要な時に工夫や配慮をすることが大切なんですね。また、多くの人が気付けるきっかけのようなことはありますか?
加藤
はい、毎年4月2日は、国連が制定した【世界自閉症啓発デー】です。自閉症をはじめとする発達障害への理解を広める活動が世界中で行なわれていて、日本では4月2日から8日までを発達障害啓発週間として、全国で様々なイベントを行います。ぜひみなさんも参加して、発達障害のことについて考えていただけたらと思います。
JOY
発達障害について考える機会って意外となかったから、この期間に興味を持ってもらって、発達障害に対する意識が変わるといいね。

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