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メディア別の政府広報

内閣府大臣官房政府広報室が企画・制作した各種広報をメディア別に紹介しています。

ラジオ番組

平成31年(2019年)3月30日・3月31日放送

秋元才加とJOYのWeekly Japan!!

へらそう! 薬剤耐性(文字で読む)

抗菌薬(抗生物質)の不適切な使用によって、薬が効かない“耐性菌”が増加してしまっているそうです。今回は、そんな『薬剤耐性』についてお話しました。

ゲスト
  • 内閣官房・国際感染症対策調整室・企画官
    星田 淳也
秋元
『薬剤耐性』といえばJOY君ですよ。
JOY
そう!じつは「薬剤耐性へらそう!」応援大使をやらせていただいているので、今日はしっかり伝えていきたいと思います。
秋元
ここからはJOY君と一緒に、内閣官房・国際感染症対策調整室・企画官の星田淳也さんにも伺います。まずは『薬剤耐性』について教えてください。
星田
まず、病気には、肺炎や中耳炎、膀胱炎、肺結核など、細菌が原因のものがあります。薬剤耐性とは、抗菌薬、いわゆる抗生物質の不適切な飲み方をすることで、これらの細菌が抗生物質に抵抗力を持つように変化して、薬が効きにくくなる、または効かなくなってしまうことです。この薬剤耐性の性質を持った薬剤耐性菌が世界中で増加しており、問題となっています。
JOY
抗生物質が効きにくくなるということは、薬を飲んでも病気が治らない可能性があるということ。僕が以前かかった肺結核は、薬を飲むことでしか治せない病気だったから、もしその薬が自分に効いてなかったら…って考えると本当に怖いと思う。薬剤耐性が原因で、亡くなってしまう方もいるんですよね?
星田
じつは、薬剤耐性が原因で亡くなっている方が、世界中で年間約70万人もいるとされています。このまま対策を取らないでいると2050年には年間で約1000万人を超えると予想されています。これは、現在のがんによる死亡者を超える数です。
秋元
そんなに深刻なんですね!
JOY
風邪をひいた時にお医者さんに抗生物質の処方を頼んだり、以前に処方された抗生物質をとっておいて、また同じような症状が出た時に飲んだりする人がいるそうなんだけど、じつは抗生物質は風邪には効かないし、むしろ薬剤耐性菌を増やす原因になってしまうんだよ。
秋元
えっ、どうしてですか?
星田
抗生物質は細菌に有効な薬ですから、細菌が原因である病気に効果があります。一方、風邪やインフルエンザなどはウイルスが原因の病気ですので、抗生物質を飲んでも効き目はないということです。むしろ、むやみに抗生物質を飲むことで、体の中の細菌が薬剤に耐性を持つようになります。体内の細菌のバランスが崩れ、薬剤耐性菌だけが生き残り、増えてしまう可能性があります。こういったことが起きないようにするためには、私たち一人ひとりが薬剤耐性のことをよく理解して、抗生物質を正しく飲む必要があるんです。
秋元
抗生物質をむやみに飲んではいけないんですね。逆に、症状がおさまってきたら飲む量を減らした方が体にいいと思ってる人もいるんじゃないですか?
星田
それはダメです。症状が治まったように思えても、病気の原因となっている細菌が完全に死滅しているとは限りません。お医者さんは、単に症状を抑えるということだけでなく、薬剤耐性菌を死滅させるということも考えて、患者さん一人ひとりに合わせて抗生物質の種類や量、飲む期間を調整しています。途中で服用をやめたり量を減らしたりしてしまうと、体の中の細菌が薬剤への耐性を持ってしまうことにつながります。ですので、抗生物質を処方された時は、指示された量と期間、きちんと飲みきることが重要です。
JOY
当然、人にあげたり、もらったりするのもダメですよ。
星田
そうです。抗生物質に限らずどんな薬でも、お医者さんの指示やお薬の説明書きに従わずに自己判断で飲むと、病気に効かないばかりか、副作用のリスクも高くなったりします。抗生物質の場合には、さらに体の中の細菌が薬剤への耐性を持つおそれもあります。
JOY
薬剤耐性菌も他の人にうつることがあるんですよね?
星田
はい。薬剤耐性菌が人から人へうつることもあります。健康な人では症状がでない細菌でも、免疫力が弱い乳幼児や高齢者などが感染すると、重症化してしまうことがあり、それが薬剤耐性菌であれば、抗生物質が効きにくいので治療がさらに難しくなってしまいます。
秋元
自分が抗生物質を飲みきらなかったために、身近な人が治りにくい病気にかかってしまうこともあるんですね。抗生物質の飲み方以外で、私たちにできることはありますか?
星田
細菌に感染しないよう感染対策を行うことも大切です。よく言われることですが、こまめに手を洗うこと。その際は、石けんと水できれいに洗い流す習慣をつけてください。
JOY
抗生物質は、お医者さんや薬剤師さんの指示に従って最後まで飲みきること。あたりまえのことをしっかり守って対策しましょう!

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