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メディア別の政府広報

内閣府大臣官房政府広報室が企画・制作した各種広報をメディア別に紹介しています。

ラジオ番組

令和元年(2019年)6月8日・6月9日放送

秋元才加とJOYのWeekly Japan!!

その思いを活かすために 災害ボランティア入門(文字で読む)

「被災地でのボランティア活動に興味はあるけれど、最初の一歩をどうしたら良いか分からない」そんなとき、あなたならどうしますか。今回は「その思いを活かすために 災害ボランティア入門」についてお話しました。

ゲスト
  • 内閣府・防災担当・参事官
    佐谷 説子
秋元
今日は、ボランティアをする上で、事前に知っておくと役立つ情報や、事前準備のポイントなど内閣府・防災担当・参事官 佐谷説子さんに伺っていきたいと思います。ここ数年、大規模な自然災害が発生した際に災害ボランティアの活動が求められる場面が増えてきていますよね?
佐谷
そうなんです。1995年に阪神・淡路大震災が発生して以降、大規模な災害が起こると、個人のボランティアの方々やNPO、その他様々な団体の方々が被災地に駆けつけて、国や自治体では手が届かないきめ細やかな支援に活躍していただいています。昨年発生した【平成30年7月豪雨】では、これまでにおよそ26万3000人の方々が災害ボランティアとして活躍していただきました。
JOY
この人数というのは、多いのでしょうか?それとも少ないのでしょうか?
佐谷
とても多いと思います。しかし、被災地では、やらなければいけない仕事や、まだ支援を必要としている方々がたくさんいますので、引き続き皆さんに支援をお願いしたいと思っています。
秋元
【平成30年7月豪雨】からもうすぐ1年となりますが、被災地の復興は進んでいますか?
佐谷
被災者の方々は仮設住宅に移られて段々と復興は進んできています。しかし、被災者の方々が実際に自身の生活を再建するという意味では、皆さんの支援がまだまだ必要です。例えば、被災した方々がどのようなことに困っているのかということは、時間の経過と共に変わってきます。災害が起こった直後は、家が壊れていたり、土砂に埋まった物を取り除いたり、壊れた家具などを外に出す力仕事が必要になってくるのですが、生活が避難所から仮設住宅に移ってくると、生活のサポートが必要になってきます。
JOY
支援に入るタイミングで、求められるボランティアの仕事や役割も変わってくるんですね。
佐谷
最初はやはり、力仕事ですから土木作業の経験がある方がいるといいのですが、最近では、子供の遊び場や勉強相手、それからコミュニティで集まりお茶をしながら話をするなどの災害ボランティアが必要になってきています。
秋元
災害発生から何年か経っても、被災地では、まだまだ災害ボランティアが求められているんですね。
佐谷
【平成30年7月豪雨】だけでなく、平成28年の【熊本地震】、平成23年の【東日本大震災】の被災地でも同じようなことが言えます。
秋元
では、「災害ボランティアをやってみたい!」と思ったら、まず何から始めたら良いのでしょうか。
佐谷
まず始めていただきたいのは“情報収集”です。災害が発生したら皆さん、すぐにでも、被災地にかけつけたいという想いがあると思うのですが、事前に被災地の状況を確認することが重要です。何も現状を知らずに行くと、現地ではボランティアの受け入れ体制が整っていないことがあります。そうなると、力を発揮できないことにもなりますし、逆に緊急車両や災害復旧作業の妨げになることもあります。事前の情報収集は、ボランティア活動を行っている団体などのSNSや、各団体のHPで確認することができます。また、“自治体に電話をすること”こらはできるだけ避けていただきたいと思います。自治体に電話をすると職員の方は様々な緊急対応を行っているため、一つ一つ応対していると、とても忙しくなってしまいます。ですから【災害ボランティアセンター】が発信するSNSを確認いただくと一番早く情報を得ることができると思います。
JOY
【災害ボランティアセンター】とは、どういったものですか?
佐谷
【災害ボランティアセンター】は、近隣の住民だけでは対応できない一定規模以上の災害が起こった場合に被災地の社会福祉協議会が中心となって開設するものです。ボランティアの方々の力を借りて、被災者の支援や復旧・復興に向けた地域支援を行うための組織です。
秋元
その他に災害ボランティアをする前に知っておきたい心構えはありますか?
佐谷
仕事の内容によっては事前準備が必要なものもあります。土砂の撤去作業をする場合には、安全を確保するためにヘルメットやマスク、ゴーグルなどの装備があると便利です。それから、お水や食料も必要です。現地では調達が難しい場合があり、暑い時期には熱中症も心配ですので、これらを用意してから被災地へ向かってください。また、ボランティア活動保険がありますので、事前に加入していただきたいです。
JOY
ボランティア活動向けの保険があるのですか?
佐谷
はい。ボランティア活動中に事故にあうことに備えた保険です。保険はお住まいの地域の社会福祉協議会で加入することができます。出発の前日までに加入手続きを済ませ、被災地に向かう際には証明書を持参して下さい。お住まいの地域で加入することで、自宅と活動場所までの往復の道のりも補償の対象となります。保険は年度内有効で、保険料は350円から510円程度です。
秋元
宿泊場所や移動手段を事前に自分で確保することも大切ですよね。
佐谷
ボランティアは自分のことは自分で賄うことが基本となりますので、どうやって行くか、どこに泊まるか、ご自身で調べて準備していただきたいと思います。また、被災地によっては、遠隔地から参加しやすくするため、ボランティアバスが運行することがあります。こうした情報もSNSなどインターネットを通じて調べられます。
JOY
災害が起きたらすぐに駆けつけるのではなく、一旦落ち着いて、しっかり整えてから行く。これが大切になってくるということですね。
佐谷
はい。災害が発生した場合、個人の皆さま、そして企業や学校、団体などの単位で、継続的・長期的に活動していただける方々のボランティア活動は大変貴重です。また、被災地に行けなくても、寄付を通じて被災地を支援することもできます。是非、皆さんの思いを力に変えて、災害ボランティアなどの被災地支援にご協力ください。
秋元
これで一歩踏み出せる準備ができましたね。その思いをぜひ、活かしていただきたいと思います。
JOY
ただ行けばいい!と思ってたけど、事前準備の大切さ、あと保険があることも知らなかったよ。今日の話を聞いて災害ボランティアについての正しい知識が身につきました。力仕事だけでなく、子供と遊んだり勉強を教えたり、どんな人でも役に立つことができますね。

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