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メディア別の政府広報

内閣府大臣官房政府広報室が企画・制作した各種広報をメディア別に紹介しています。

ラジオ番組

令和元年(2019年)8月17日・8月18日放送

秋元才加とJOYのWeekly Japan!!

自ら行動しよう 水害・土砂災害から命を守る(文字で読む)

台風や大雨が多くなる今の時期、皆さんはどのように防災情報を入手していますか?水害や土砂災害から命を守るためには、 SNSやアプリなど、便利なサービスを利用するなど、積極的な情報収集が大切です。今回は「自ら行動しよう 水害・土砂災害から命を守る」というテーマでお話ししました。

ゲスト
  • 国土交通省・河川情報企画室企画専門官
    大坪 祐紀
秋元
昨年発生した平成30年7月豪雨では、西日本を中心に11の県と府に大雨特別警報が発表されました。死者・行方不明者はこれまでに245人が確認されています。
JOY
前にも番組で気象庁から発表される大雨特別警報について紹介した時に、「逃げ遅れたために被害に遭ってしまった方も多い」という話を聞いたよね。被害が起きてから逃げるのでは遅くて、避難勧告や避難指示が発表された時に避難しないといけないんだったよね。
秋元
逃げ遅れを防ぐために立ち上がった新しいプロジェクトについて、国土交通省・河川情報企画室企画専門官の大坪祐紀さんにお話を伺っていきます。大坪さん、水害や土砂災害から命を守るために、新しい取組が始まっているそうですね。
大坪
平成30年7月豪雨での被害の特徴を振り返ってみると、あらかじめ行政が洪水のリスクを想定していた範囲で災害が発生し、また、大雨の当時、避難を促す情報が住民に段階的に発信されていたにもかかわらず、そうした情報が、きちんと伝わっていなかったり、住民の避難行動にまで、結びつかなかったりしました。
秋元
洪水の状況や河川情報、自治体からの避難指示などがちゃんと伝わっていなかったり、活用されなかったり…もし早めの避難につながっていれば、もっと被害を抑えられたかもしれないですよね。
大坪
そうなんです。こうした状況を踏まえて、立ち上がったのが、住民自らの行動に結びつく水害・土砂災害ハザード・リスク情報共有プロジェクトです。防災情報を自分のこととして受け止めてもらうために、情報を発信する立場の行政関係者と情報を実際に住民に伝える役割のメディア関係者が集結して、もちろんFMラジオ局の方にも参加いただいて、住民の逃げ遅れを防ぐために、それぞれのプレーヤーで、なにができるかアイディアを出し合いました。
JOY
「自分のこととして受け止めてもらう」という説明がありましたが、これすごく大事ですよね。そのプロジェクトでは、どんなことが話し合われたんですか?
大坪
例えば、「個人カスタマイズ化」や「ローカル化」などのキーワードが出てきました。具体的に言うと、「スマートフォンなどの位置情報を活用して、たくさんある情報の中から住民一人一人が自分に必要な情報を見つけやすくしよう」とか、「テレビやラジオなどで情報を伝える際に、地元の人にしか分からないような地名を出して、『これは私のことだ』と思ってもらえるようにしよう」というようなことなどです。
秋元
そのプロジェクトで、具体的にどのようなことを実施していくことになったんですか?
大坪
まずは、行政から出す情報を、単純で分かりやすくしていきます。その上で、SNS公式アカウントを通じた情報発信を強化したり、河川のカメラ映像をウェブサイトなどで配信したりして、よりリアルな災害情報を伝えていきます。また、大雨のときに、国土交通省の職員がテレビに出演して、専門家として、川の状況などの解説を行っていきます。このように、情報を発信するツールを増やしたり、情報の出し方を工夫したりしていきます。昨年の豪雨でも、カメラの映像が避難につながったとも言われています。切迫性やリアリティを感じてもらうことで、個人の行動が変わるのではないかと思います。
JOY
やっぱり若い人たちはSNSで情報を入手することが多いですから、行政が公式アカウントから情報を発信すれば、デマ情報などにも惑わされず、正確な情報が拡散されやすいですよね。大坪さん、川の氾濫情報などもSNSで発信するようになるんですか?
大坪
国土交通省には川を管理している河川事務所が全国にありまして、すでにSNSにより、様々な情報の発信を始めているところです。またテレビ局と連携した情報発信の取組として、二次元バーコードを使ったものがあります。テレビの画面の隅のほうに、二次元バーコードを映して、それをスマートフォン等で読み取ると各地のハザードマップを見ることができるという仕組みを準備しています。こうした仕掛けで、みなさんに、「受け身の個人」から「行動する個人」へと、なっていただきたいと考えています。
秋元
自分でわざわざ検索しなくても、位置情報と二次元バーコードの組み合わせで自分が今いる場所のハザードマップを確認できたり、危険度を知ることができたりするのは便利ですね。でもデジタル機器を使うことが苦手な方もいますよね?
大坪
そうですね。ご高齢の方などはデジタル機器を使うことが苦手な方もいらっしゃいますし、そういう方のためにも、やはり家族や近所の方が一声呼びかけて避難を後押ししてほしいと思います。
JOY
これはやっぱり大事ですよね。ご家族や、ご近所の方が一声掛けてくれれば、すぐに避難しなければと思いますし、早めの避難につながりますよね。
大坪
避難をするのも強い決心が必要ですから、やはり身近な方からの呼びかけが避難のカギなんです。実は、離れたところで暮している家族や知り合いの方の地域を事前に登録しておくと、その地域の防災情報を知らせてくれるアプリやサービスがあるんです。
JOY
おじいちゃんやおばあちゃんと離れて暮らしていても、住んでいる地域を事前に登録しておけば、もしもの時にアプリに通知が来てそれをきっかけに家族に危険を電話で知らせてあげることができるということですね。便利ですね。やっぱり、大雨の警報がおじいちゃん、おばあちゃんの暮らす地域に出ていれば、心配になりますし、電話を掛けてみようという気持ちにもなりますから、これは良いですね。
大坪
「逃げなきゃコール」と呼んで、取組を広げているところですので、ぜひ皆さんにも実際に行っていただければと思います。また、皆さん自身の命を守るために、携帯電話やスマートフォンに届く緊急速報メールを知ってもらいたいと思います。大きな地震の前に緊急地震速報が携帯電話に自動的に届くことは、よくご存じだと思うのですが、それと同じ仕組みで、川が氾濫しそう、またはすでに氾濫が発生した、というときにも緊急速報メールが対象エリアに一斉に配信されます。このメールが届いたら、「自分の身に危険が迫っている。大変だ」と思って、自分が今いる場所が危険でないか確認したり、河川の情報を入手したり、状況によっては避難を始めるなど、自ら積極的なアクションが必要な危機的な状況にあると思って下さい。
秋元
アクションを起こすきっかけは、様々な方法で情報発信してくれていますから、安全に避難する最後のチャンスということですね。今日、教えて頂いたように、台風や大雨のときには、地域ごとの細かい気象情報だったり、近くの川の状況だったり、より私たち一人一人にとって身近な防災情報が分かるようになってきました。こうした情報を“自分のこと”と考えて早めに行動することが、私たちの命を守り、逃げ遅れをなくすことにつながるんですね。
大坪
情報共有プロジェクトの下、メディアの方々と共に水害や土砂災害での逃げ遅れゼロを目指し、合わせて33の取組を進めています。河川情報を積極的に入手し、早めの避難によってあなたやあなたの大切な人を守りましょう。
秋元
今日の話を聞いて、被害が大きくならないように色々と工夫し防災情報を発信してくれているとすごく分かりましたね。しっかり情報を受け止めて早めの行動をしたいですね。
JOY
色んな情報が手に入りやすい今の時代だからこそ、“人ごと”と捉えず、“自分ごと”として受け止め、避難し、動くことが大事だね。

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