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メディア別の政府広報

内閣府大臣官房政府広報室が企画・制作した各種広報をメディア別に紹介しています。

ラジオ番組

令和元年(2019年)9月7日・9月8日放送

秋元才加とJOYのWeekly Japan!!

はじまります!休眠預金の活用(文字で読む)

長年使っていない預金はありませんか?宙に浮いている状態のお金を、上手に活用することで、今の社会が抱える課題を解決する糸口になるかもしれません。今回は「はじまります!休眠預金の活用」というテーマでお話ししました。

ゲスト
  • 内閣府・政策統括官付・休眠預金等活用担当室・参事官
    松下 美帆
秋元
JOYくんは休眠預金がどういうものか知っていますか?
JOY
知っているけど、具体的にどのくらいの期間使っていない預金が休眠預金になるかは分からないんだよね。長期間、入金や出金のない預金とかのこと…でしょ?
秋元
実は、休眠預金は毎年1200億円程度発生しているそうです。これだけのお金が、金融機関に預けられたまま、全く使われずに宙に浮いた状態というのは、もったいないですよね。そこで、内閣府・政策統括官付・休眠預金等活用担当室・参事官の松下美帆さんにお話を伺います。
秋元
松下さん。休眠預金について詳しく教えていただけますか?
松下
休眠預金というのは、皆さんのお近くの銀行、信用金庫や信用組合、農協などに預けた預金や貯金のうち、10年以上、入金や出金などの取引がないものを言います。毎年発生している休眠預金1200億円程度のうち、500億円程度は払戻しされていますので、差し引くと毎年700億円程度が払戻しされずに休眠預金として発生していると言えます。
JOY
休眠預金は、10年以上取引がないもののことなんですね。今、松下さんがおっしゃった700億円の休眠預金が発生しているというのは、かなり多い額ですよね。
松下
そうなんです。そこで、こうした休眠預金を有効に活用する全く新しい仕組み『休眠預金等活用制度』ができたんです。この制度は、休眠預金をNPO、公益法人、自治会などといった民間の団体に助成金としてお渡しして、社会的な課題の解決につながる活動に活用していただくもので、今年度から本格的に始まります。
秋元
具体的にはどのような活動で活用されるのですか。
松下
『子供や若者の支援』、『生活困難者の支援』そして『地域活性化の支援』という、3つの分野の活動で活用していきます。
秋元
それぞれの活動を詳しく教えていただけますか?
松下
1つ目の『子供や若者の支援』は、例えば“子ども食堂”や“ニート、引きこもり問題への対応・自立支援”などが分かりやすい例だと思います。2つ目の『生活困難者の支援』というのは、“ホームレスの自立支援や、様々な方の孤立を防ぐための支援”など、「日常生活や社会生活を営む上で困難を有する方への支援」です。3つ目の『地域活性化の支援』は、“空き家や古民家を再生して地域の活性化につなげる”など、「地域社会の活力低下など困難な状況にある地域の支援」です。また、今回の制度では民間の団体が主導する点が特徴です。資金分配団体と呼ばれる民間の団体が、こうした活動を行うNPOや公益法人などを公募を通じて選定し、お金を配分していきます。NPOや公益法人などの公募は年末にかけて始まる予定です。そして、来年1月頃には、年間の休眠預金およそ700億円のうち、30億円の助成金の交付が順次始まります。
JOY
700億円全部じゃないんですね。
松下
初めての試みということもあり、まず今年度は30億円からとなっています。
秋元
ちなみに、社会が抱える課題は、他にもいっぱいあると思うんですけど、今回の制度の対象となる活動は、なぜこの3つになったんですか。
松下
例えば、子供の貧困や引きこもりの問題などは、一人一人事情が違うものですから、きめ細かな対応が必要です。また、引きこもりの方への自立支援など長期の見守りが必要な課題もあります。こうした課題に対しては、行政による一律の制度や、1年単位の予算の執行では対応が難しい場合があります。そのためNPOなどが現場で柔軟な対応をしてくださっているんですが、こうした民間の団体の多くは資金不足や人手不足に直面していて、その団体の力だけでは、まだまだ社会の課題解決に向けて十分な対応ができていないケースもあります。公的な制度の狭間にある分野を中心に、共に助ける「共助」の活動の支援に活用しようという考え方に立っています。
秋元
つまり、この3つの活動は、個々の事情に応じたきめ細かな支援が必要な一方で、活動資金が不足しているということですね。
松下
今回の制度では、今年度に選定されれば最長で3年間助成を受けられる、ということもあり特に長期的な支援が求められる分野で活動される団体が増えたり、運営基盤の強化につながったりすることが期待されています。
JOY
民間の団体の方にとっては大きな助けになりますね。ただ、松下さん、今のお話を伺っていると、もし自分の預金が休眠預金になっていた場合、その預金は自分のじゃなくなってしまうのでは?という怖さがふと出てきたんですけど、それはどうなんでしょうか?
松下
そのように誤解されている方もいらっしゃるようですが、安心してください。休眠預金になるということは、そのお金の管理先が、預けている金融機関から預金保険機構という特別の法律に基づく法人に代わるだけです。とは言っても、預金者はいつでも預けた金融機関に通帳やキャッシュカード、本人確認書類などを持参いただければ、払い戻すことができます。必要となる手続きは取引のあった金融機関に問い合わせてください。
JOY
そうなんですね。安心しました。
松下
金融機関でも所有者が口座の存在を忘れていないか、確認を行っています。最後の取引から9年以上が経つ、1万円以上の残高がある預金については、所有者に通知が郵送されます。この通知を受け取れば取引があったとみなし、その預金はその後10年間は休眠預金になりません。また1万円に満たない預金の場合、金融機関がウェブ上で周知しています。
秋元
ちなみに休眠預金は10年以上、入金や出金などの取引がない場合、ということですが、利息の受け取りや通帳への記帳は取引になるんですか?
松下
利息の受け取りは取引には当たりません。通帳への記帳に関しては金融機関によって判断が異なりますので、お取引のある金融機関にお問い合わせください。
秋元
今日の放送でこういった制度を知り、社会が抱える課題に興味を持つ人もいるかもしれませんね。
松下
この制度により、社会の課題解決に取り組む様々な団体、NPOや地域の団体の活動が広がり、強化されると期待されています。きっと皆さんもそうした共助の活動や団体に興味を持ったり、実際に活動に参加したりする機会も増えるのではないかと思います。こうした団体は資金不足だけでなく人手不足の課題も抱えています。皆さんの様々なご経験やお力を必要としている団体がたくさんあります。今後、休眠預金を使って社会の課題解決に取り組む団体が決まり次第、ホームページで一覧できるようにしていきますので、是非ご覧になってください。これを機会に、こうした団体の活動に参加していただければ、より一層、日本の社会課題解決に近づくのではないかと思います。
秋元
宙に浮いたお金が社会課題解決など、いろいろなことに活用されるというのは、すごくいい事だと思うんだけど、さらに、自分のお金となるとどう使われているのか気になるから、こういった課題に関心が高まりそうだなと思いました。
JOY
休眠預金の多さにビックリしたね。ただ、使わなかったらもったいないから、この『休眠預金等活用制度』はすごくいいよね。NPOの団体など、大変なところも多いと思うけど、助成金とかになったりするわけだから世の中をよくしていく、という部分につながっていくよね。あとは、自分が休眠預金していないかチェックすることも大事だね。

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