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メディア別の政府広報

内閣府大臣官房政府広報室が企画・制作した各種広報をメディア別に紹介しています。

ラジオ番組

令和元年(2019年)10月19日・10月20日放送

秋元才加とJOYのWeekly Japan!!

あなたのサポートが必要です。命のボランティア 骨髄バンク(文字で読む)

“誰かの命を救える仕事”は、災害現場や医療現場での活動といった直接的なものや、間接的なものまで様々あります。私たちの身近なところでは献血や骨髄ドナー登録も、その一つです。骨髄ドナー登録をすること、骨髄移植について知ることは、誰かを支える、救える一歩に。今回は「あなたのサポートが必要です。命のボランティア 骨髄バンク」というテーマでお話しました。

ゲスト
  • 厚生労働省・健康局・難病対策課・移植医療対策推進室長
    井口 豪
秋元
骨髄バンクや骨髄移植について、耳にしたことはあっても、よくわからないという方、多いと思います。そこで今日は、厚生労働省・健康局・難病対策課・移植医療対策推進室長井口豪さんにお話を伺っていきます。井口さん、骨髄バンクや骨髄移植について、基本的なことから教えてください。
井口
はい。骨髄バンクというのは、血液の病気で骨髄移植を求める患者さんのために、広く国民の皆様からドナー登録者を募り、公平に骨髄を提供する機関です。現在50万人ほどの方にドナー登録をしていただいていますが、年齢別にみると、40歳以下の若い方の登録が少ない状況なんです。
JOY
献血も若い方の協力が少ないって聞いているけど、同じなんですね。
井口
はい。骨髄移植については、「詳しく知らない」、また、漠然と「怖い」「痛い」と思い、登録まで至らない方が多いと思います。でも、白血病など重い血液の病気と診断され、骨髄バンクを通じて移植を必要としている患者さんは、年間2000人以上います。ですから今日は、骨髄移植や骨髄バンクへのドナー登録について少しでも知識を深めていただき、ドナー登録にご協力いただければと思っています。
秋元
そもそも「骨髄」とはどういうものなんですか。
井口
はい。骨髄とは、骨の内部に存在するスポンジ状の部分のことで、この中にある骨髄液に、血液のもとになる細胞が多く含まれています。骨髄移植はこの骨髄液をドナーから採取して患者さんへ、点滴で注入する治療法です。
JOY
ドナーになった場合、骨髄液を採取後、減ったままではなく、血液と同じように、また増えるんですか。
井口
はい、増えます。
秋元
骨髄液は、誰のものでも移植できるわけではありませんよね。
井口
もちろんです。骨髄移植のためには、血液中の白血球の型が適合する必要があります。この型は数万とおりあり、一致するのは兄弟姉妹で4分の1の確率しかなく、親子ではまれにしか一致しません。さらに、血のつながっていない方では、数百から数万分の1の確率でしか一致しないんです。だからこそ、広く、多くの方にドナーになっていただきたいのです。
秋元
ドナー登録者が増えると、一致する確率もちょっとでもあがりますね。
JOY
若い人のドナー登録数が増えていかないと、数年後には、登録者数がすごく少なくなり、困った状況になるよね。より多くの方の協力が必要なのはわかるんですけど、どのように骨髄液を採取するのか知らないから、怖いというイメージを持っている人はたくさんいると思うんだよね。
秋元
そうですよね。井口さん、骨髄移植のためにはドナーの骨の内部から骨髄液を採取する、ということですが、実際、どのようにして採取するんですか。
井口
全身麻酔をして腰の骨に針を刺して骨髄液を採取します。採取中は痛みを感じず、およそ1時間から3時間程度で終了します。
JOY
全身麻酔なので、痛みは感じないということですが、採取した後はどうですか。
井口
痛みの感じ方には個人差がありますが、提供いただいたドナーの方へのアンケートによると、9割以上の方が「麻酔が切れた後も痛みがなかった」と答えています。通常は2日から3日程度で退院でき、日常生活に戻ることができます。この採取にかかる費用について、ドナーの方の負担はありません。
秋元
お話を伺って痛みに対する恐怖は少し和らいだんですけど、全身麻酔というのに抵抗がある方もいそうですね。
井口
はい。お話を聞くと、そういう方もいらっしゃるようです。実は、全身麻酔をせず、献血のように腕に針を刺して、血液のもととなる細胞を取り出す方法もあります。この場合、白血球を増やす薬をドナーの方に注射する必要があるので、採取の3、4日前から入院していただくことになり、トータルで5日間から6日間の入院が必要となります。
JOY
入院日数は増えるけど、全身麻酔をしないという選択もあるんですね。ただ、仕事を1週間近く休むのが難しい方もいらっしゃるかもしれませんね。
井口
そうですね。実はドナー登録をしたものの、実際に提供の依頼を受けた時点で、辞退される方も多くいらっしゃいます。
秋元
提供の意思があって登録したはずなのに、辞退する方が多いというのは、どうしてですか。
井口
そうですね。健康上の理由もありますが、「会社を休むと職場に迷惑がかかるかもしれない」「いざ提供となると不安になった」などの理由があるようです。また実際に提供することになれば家族の同意が必要になります。しかし家族の理解が得られずに、提供を断念する方もいらっしゃるんです。
JOY
登録した当時は独身だったけど、もしかしたらその後、家庭を持ち、周りの理解が得られないといった、登録した時と状況が変わっているケースがあるかもね。ドナーの方に加え、家族や周りの理解や協力も必要なんですね。
井口
提供が途中で断念されると患者さんの治療が遅れ、実際に提供してくれるドナーを待っている間に、最悪の場合、亡くなってしまうこともあります。ですから、もし、身近な方がドナーに選ばれた場合、是非、周りの方も理解して協力していただければと思います。
秋元
今日のお話を聞いて、ドナーに登録したいという方もいらっしゃると思います。骨髄バンクへの登録条件などを教えていただけますか。
井口
骨髄バンクでは、18歳から54歳までの健康な方に、ドナー登録をお願いしています。その他のドナー登録の条件などは、日本骨髄バンクのホームページをご覧ください。登録は献血センターや保健所などで登録書類に必要事項を記入し、腕から、わずか2mlほどの採血をするだけです。骨髄移植によって、文字どおり、命が救われます。まず、骨髄バンク、骨髄移植について、知るところから始めてみてください。また、皆さんの会社やご家庭に、ドナーに選ばれた方がいらっしゃったら、どうか、その方が骨髄提供のために、仕事や家事を休んで入院できるよう応援してあげてください。
JOY
家族の間での会話で当たり前のように、こういう骨髄バンクの話が出るようになるといいよね。助けを必要としてる人が多くいる中、若い人のドナー登録数が減っているという事は、長い目で見た時にすごく大変な問題だと思うんだよね。だから、今日の話を聞いてすごく勉強になったし、自分も登録しなきゃと思ったし、この番組を聞いてくれているリスナーの方の中にも、登録しようと思ってくれた方がいたら、すごく嬉しいな。協力できる人は、みんなでやっていきましょう。

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