メディア別の政府広報

内閣府大臣官房政府広報室が企画・制作した各種広報をメディア別に紹介しています。

ラジオ番組

令和元年(2019年)12月7日・12月8日放送

秋元才加とJOYのWeekly Japan!!

私たちの身近な相談相手 民生委員・児童委員(文字で読む)

私たちの住む地域には、安心して暮らせるように見守ってくれる方、また、悩みごとや困りごとの相談や、解決への糸口を見つけ、つないでくれる方がいます。今回は「私たちの身近な相談相手 民生委員・児童委員」というテーマでお話しました。

ゲスト
  • 民生委員・児童委員
    鷲頭 和江
秋元
今日は民生委員・児童委員のお話をしていきます。JOYくんは民生委員・児童委員について何か知っていますか。
JOY
具体的にどういう活動をしているのか知らないな。
秋元
民生委員・児童委員は、地域の身近な相談相手として、悩んでいる人や困っている人などの相談にのって、必要な支援につなぐ人です。身分は特別職の地方公務員なんですけど、交通費などの活動費用以外の報酬はないので、地域の福祉活動をしてくれているボランティアということになります。今日は、渋谷区で39年間にわたり、民生委員・児童委員として活動されている鷲頭和江さんにお話を伺っていきます。早速ですが、鷲頭さん民生委員・児童委員は日頃どんな活動をしているんですか。
鷲頭
はい。民生委員・児童委員は、担当の地域において、日常生活に不安がある方に声をかけたり、子育てや介護に悩んでいないか、いじめやDV、経済的なことで困っていることはないかお話を伺ったりして、必要なら相談機関などを紹介し、行政の支援につなぎます。分かりやすいものでは、子供たちの登下校の見守りも活動の一つです。
秋元
地域の方々の生活を見守って、困った時には話を聞いてもらえる、地域のセーフティネットの役割をしているということでしょうか。
鷲頭
そうです。ただ最近は以前に比べると、住民の中には地域とのつながりが薄い方も増えました。何か困りごとがあっても相談することをためらう方が少なからずいるんです。地域の誰もが安心して生活することができるように、民生委員・児童委員は活動しています。
秋元
民生委員・児童委員は全国にどれくらいいらっしゃるんですか。
鷲頭
平成30年3月の時点でおよそ23万2000人です。このなかには、子供に関わることを主に活動する主任児童委員と呼ばれる方もいます。60~70代の委員が多いので、もう少し若い世代の仲間も増やしたいと思っています。
JOY
若いチカラが必要になってきますよね。
秋元
人生経験が豊富じゃないと勤まらないんじゃないかと思うのですが、実際、どんな方がなっているんですか。
鷲頭
民生委員・児童委員は、その地域の実情をよく知り、福祉活動や地域活動などに理解と熱意がある方が地域の推薦により選ばれ、厚生労働大臣から委嘱されます。任期は3年ですが再任される方も多く、10年、20年と続けている方もいます。退職後に委員になる方もいれば、仕事をしながら活動する方、自営業の方や主婦の方などもいます。
JOY
仕事をしながら活動している方もいるんですね。人によって、民生委員・児童委員としての活動ペースなど違うと思いますが、鷲頭さんは、どんなきっかけで民生委員・児童委員になられたんですか。
鷲頭
はい、昭和55年(1980年)当時、父が敬老会の会長を務めており、家には、町内の方がよく出入りしておりました。そのこともあり、まず、民生委員・児童委員の候補として、母の名前が上がりましたが、年齢的に当時35歳だった私が引き受けることになりました。
秋元
相談内容はいろいろあると思いますが、実際にやっていく中で、最初、不安はなかったんですか。
鷲頭
その頃、私は仕事と子育てをしており、最初はとても不安でした。でも、良き先輩がおりまして、サポートをしていただきました。メンタルヘルスや相談対応の研修などあるので、心配ないと思います。
JOY
研修もあるんですね。知識や技術を得ることができるから、自信も付くし民生委員・児童委員として活動していくための最初の不安も少し、消えていくね。実際に始めてみて、どんな相談がありますか。
鷲頭
渋谷区では、要介護の方へ自宅に手すりなどを付けた場合、区から補助が出ます。高齢者の方から問合わせがあり、工事などの手続を行いとても喜んでいただきました。
JOY
そういった手すりの工事などは、自分で業者を探さないといけないと思っていたけれど相談して良いんですね。あと、相談を受ける以外にも活動はあるんですか。
鷲頭
はい。多くの民生委員・児童委員は、家庭訪問以外にも、委員同士の定期的な会議や、イベントのお手伝いもいたします。最近やったものは、渋谷区の区民の広場でお茶屋さんをして皆さんにお茶を提供いたしました。
JOY
報酬はなく、ボランティアとして鷲頭さんは、40年近く活動しているんですよね。実際、1週間にどれくらいのペースで活動しているんですか。
鷲頭
平均して3~4日間活動し、あとは自分の時間として過ごしております。
JOY
それをずっと続けてきているんですよね。でも、楽しそうにお話される鷲頭さんを見ていると、やりがいがあって、ここまで続けられる情熱があるんだなと思いますよね。
鷲頭
やりがいはあります。今は、本当にやって良かったなと思って、続けています。
秋元
先ほどの、年配の方の家に手すりを取り付けるなどの相談以外にも中には、DVやいじめといった難しい相談もあると思うんですが、その場合は、どのような対応をするんですか。
鷲頭
それはやっぱり、パイプ役として関係機関へつなげますね。
JOY
相談する側も、いきなりそういう機関へ相談するより、鷲頭さんたちを挟むことで、相談しやすいところへつなげてくれるから、すごくいいよね。悩みごとや困りごとがあったら、深く考えこまないで、鷲頭さんたちのような民生委員・児童委員へ相談してみるっていうのも、いいかもね。
秋元
今日のお話を聞いて、民生委員・児童委員に興味を持った方はまずどうしたらいいですか。
鷲頭
はい。厚生労働省ホームページに、民生委員・児童委員の紹介があります。また、都道府県や市区町村それぞれに民生委員・児童委員の組織があり、それらのホームページにも活動や制度の紹介があります。民生委員・児童委員は日常の生活に密着したボランティアです。皆が暮らしやすい「わがまち」にするため、地域の方がともに活動します。まちづくり、地域活動、社会貢献に関心がある方、機会があれば是非、ご協力をお願いします。
JOY
今日の放送を聞いて、自分のまちでどの人が民生委員・児童委員になっているかを知りたい人はどうしたらいいですか。
鷲頭
お住まいの役所にお尋ねください。広報やホームページに名簿を掲載する市区町村もあります。民生委員・児童委員には守秘義務があります。相手の立場にたって、まずはしっかり、悩みごとをお聞きするとともにお聞きしたことを、ご本人の承諾を得ずに他に漏らすことはございません。
秋元
困りごとがあれば、民生委員・児童委員がつなぎ役、パイプになってくれるんですね。一人で悩まずに相談してほしいですね。
JOY
鷲頭さんのような民生委員・児童委員の活動があるからこそ、街が元気でいられるし、助かっているんだろうなって思うね。必要な存在だし、やりがいを感じられるけど、60~70代が多いと言っていたよね。その存在は永遠ではないから、僕ら若い世代が学んでいかないといけないよね。この番組を通して、民生委員・児童委員を知ることができたから、次は自分がどんな一歩を踏み出すかだね。

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