メディア別の政府広報

内閣府大臣官房政府広報室が企画・制作した各種広報をメディア別に紹介しています。

ラジオ番組

令和元年(2019年)12月21日・12月22日放送

秋元才加とJOYのWeekly Japan!!

エネルギーの無駄遣いをなくす 家庭の省エネ対策(文字で読む)

家電を買い替えるとき、どんな点を気にしていますか?省エネ製品を積極的に購入していますか?省エネ対策は、家計だけでなく地球にもいいことがあります。今回は「エネルギーの無駄遣いをなくす 家庭の省エネ対策」というテーマでお話しました。

ゲスト
  • 経済産業省 省エネルギー課長
    江澤 正名
秋元
家電は続々と新しい製品が登場するので、選ぶ時は、楽しいと同時に、いろいろ悩みますよね。でも、限りある資源を有効に使うポイントや、地球温暖化を防止するポイントから意識していきたいですよね。ここからは、経済産業省の省エネルギー課長の江澤正名さんに最新の省エネ対策についてお話を伺っていきたいと思います。江澤さん、省エネ製品が年々進化しているようですね。
江澤
そうなんです。家電を始めとする最近の製品は、各メーカーがトップランナー制度というルールに基づいて製品の開発を行っているので、省エネ性能が大幅に向上してきています。例えば、10年前と比べて、冷蔵庫はおよそ43%、テレビは48%の省エネになるというデータがあります。もし、それらの製品を長く使い続けているようであれば、新しい製品に買い換えることで、電気代もお得になります。
JOY
トップランナー制度というのは、どういうものなんですか。
江澤
はい。一言で言うと、今、販売している製品の中で最も省エネに優れた製品よりも、さらに省エネ性能が高い製品の開発を求めるというルールです。このトップランナー制度の導入や環境意識の高まりなどもあり、近年、家庭のエネルギー消費量は横ばいから低下の傾向にあるんです。
秋元
そうなんですね。
江澤
ところで、秋元さん、JOYさん、ご家庭での中で、多くの電気を使っている機器は何だと思いますか。
秋元
冷蔵庫じゃないかな。
江澤
実は、電気のおよそ4割は、冷蔵庫、照明器具、テレビ、エアコンの4つに使われているというデータがあるんです。その中で、今、照明器具の省エネ対策が注目されているんです。
JOY
電化製品を買いに行くと、よくLED照明を勧められるけど、そのことかな。今日のテーマは家庭の省エネだから、きっと新しい取組があるんじゃないかな。
秋元
江澤さん、この照明器具の省エネ対策は何か行われているんですか。
江澤
はい。実は、今年の4月からLEDの照明器具もトップランナー制度の対象になったんです。これにより、省エネ性能の高い照明器具の開発が加速されていくことが期待されています。LED照明は、製品にもよりますが、寿命がおよそ4万時間と長く、また、好みに合わせた色を楽しめたりします。今後は蛍光灯なども思い切ってLEDに買い換えてみるのも良いアイデアです。
JOY
そうですよね。でも、江澤さん、省エネ性能の高い家電製品は、各メーカーからたくさんでていますよね。どれを選んだらいいか迷う方も多そうですね。
江澤
そういう場合は統一省エネラベルを参考にしていただければと思います。統一省エネラベルは家電製品の省エネ性能や年間の電気料金の目安などをまとめて表示した緑色のラベルです。本日、見本をお持ちしました。省エネ性能を星のマーク5段階で表示しています。星が多いほど省エネ性能が高く、消費電力や電気料金を抑えることができます。
JOY
これは、製品選びの参考になるね。
秋元
江澤さん、最近は車や住宅も省エネ性能の高いものが登場しているようですが、最近の動きを詳しく教えていただけますか。
江澤
はい。まず自動車ですが、チェックしていただきたいのが、その車がどのくらい低燃費であるかという点です。自動車のカタログなどに表示されている車の燃費の表示内容が変わりました。
秋元
どこが変わったんですか。
江澤
車の燃費は、例えば走行速度で違いが出てくるので、市街地を走る場合と高速道路を走る場合で変わってきます。そこで、【市街地】【郊外】【高速道路】といった、走行する環境別の燃費の表示が新たに加わりました。これは国際ルールにも整合したものになっています。本日、カタログの例をお持ちしましたが、あるメーカーのガソリン車では、平均値がリッター14kmで、市街地ではリッター9km、郊外では15km、高速道路では17kmというように、各走行環境別の燃費がわかるようになります。
JOY
いつから変わったんですか。
江澤
昨年の10月から制度が変わり、随時表示されていますが、来年の9月からは、新車の全ての乗用車に表示されることが決まっています。ですから、これから車の購入を検討されている方は、ご自分の走行環境に合わせた燃費を参考に選んでいただければ、より省エネにつながります。
秋元
では、住宅の場合はどうですか。
江澤
はい。住宅の場合も最近は省エネ住宅が注目されています。環境省では、女優・タレントの壇蜜さんを「省エネ住宅推進大使」に任命し、普及啓発活動を行っています。
秋元
省エネ住宅は何が特徴なんでしょうか。
江澤
高断熱、高気密な家は、家の中の暖かさや涼しさを保ちますし、太陽光発電や家庭用蓄電池を備えた家は光熱費を削減できます。また災害による停電の時には、独自に電気を作ったり、貯めた電気を使ったりすることができ、頼りになります。今年の台風による停電の際にも役だったという声や、もっと極端な例だと、停電に気づかなかったという声も聞いております。
秋元
今後、家庭用の蓄電や発電に注目が集まりそうですね。
江澤
はい、そこで注目なのが、年間のエネルギー収支をプラスマイナスゼロにする住宅、ZEH(ゼッチ)です。ZEHとは、アルファベットでZ・E・Hと書きます。Net Zero Energy Houseの略で、エネルギーの年間消費量を実質ゼロにすることを目指した住宅のことです。
JOY
エネルギーの年間消費量をゼロにすることなんてできるんですか。
江澤
はい。ZEHなら夢ではありません。住宅の断熱性能を高め、高効率なエアコンや照明器具等を使い、さらに太陽光発電などエネルギーを生み出す機器を設置することで、年間のエネルギーの収支がプラスマイナスゼロになるんです。昨年1年間だけでも、およそ56,000件以上の住宅に採用されております。このZEH住宅にお住まいの方へのアンケートによれば、7割以上の方から「快適な住まいが実現できた」という声を頂いております。
JOY
太陽光発電を設置したりすると、その分だけ値段が高くならないですか。
江澤
確かに費用はかかりますが、将来的に光熱費が抑えられることを考慮して長い目で見ていただければと思います。また、国ではこうしたZEH住宅の普及を後押しする補助金制度を用意しております。
JOY
これから家の購入やリフォームを考えている人には、知っておいてほしい情報ですね。
江澤
はい。JOYさんの言うとおり、こうした補助金制度も利用して頂き、ZEHも選択肢に加えていただければと思います。補助金制度の詳細は「一般社団法人環境共創イニシアチブ」のホームページに載っておりますので、参考にしてください。省エネ技術は年々進化しています。家電の買い替えや車、住宅の購入をお考えの方は、家電の統一省エネラベルや、車の新しい燃費表示なども参考にしていただき、省エネについて考えていただければと思います。
JOY
今、使っている家電は元気に動いているし、壊れていないから、まだ使えるっていう人もたくさんいると思うんだけど、ただ、数年前の家電と比べて電気の消費量が違うわけだから、長い目で見た時に、自分のためにも、そして、環境のためにも考えていきたいよね。長く使っているから使い続けたいという人もいると思うけど、今日の話を聞いて、省エネに対して考えるきっかけになってくれたらいいな。

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