メディア別の政府広報

内閣府大臣官房政府広報室が企画・制作した各種広報をメディア別に紹介しています。

ラジオ番組

令和2年(2020年)1月25日・1月26日放送

秋元才加とJOYのWeekly Japan!!

世界もターゲットに 進化を続ける、使いやすくなった米粉(文字で読む)

国産米粉は日々、進化を続け、私たちの身近な食品や製品に使われるようになりました。今回は「世界もターゲットに 進化を続ける、使いやすくなった米粉」というテーマでお話しました。

ゲスト
  • 農林水産省・穀物課・米麦流通加工対策室長
    上原 健一
秋元
今日は、使いやすくなった米粉についてお話をしていきます。JOYくんは米粉と聞いて、何を思い浮かべますか。
JOY
おせんべいとか、和菓子かな。
秋元
米粉は昔から和菓子やおせんべいなどを作る時に使われていますけど、最近はパンやケーキなど様々なものに使われているんです。
JOY
どうして米粉製品が増えているんだろう。
秋元
昔の米粉は粒子が粗いなどの理由から、パンやケーキを作るには適していなかったんです。でも新しい製粉機が開発されて粒子を非常に細かくすることが可能になって、小麦粉と変わらないパンやケーキが作れるようになったから、米粉を使った製品が増えているんです。米粉麺や米粉スナック、米粉クッキーなどもあるそうです。また、大手のパンメーカーなども米粉入りのパンの製造販売を拡大しています。
JOY
どんどん米粉の製品が増えているんだね。身体にも良さそうだよね。
秋元
米粉には、小麦粉よりも油の吸収率が低く、カロリーを抑えられるというメリットがあるんです。これはダイエット中の方には嬉しいですよね。油の吸収率が低いので、天ぷら粉として使うとサクサク感が長く続くそうです。
JOY
天ぷらはサクサクが美味しいから嬉しいよね。
秋元
その他にも、アミノ酸のバランスがいいなど、米粉には栄養面でのメリットもあって、消費量も徐々に増えているようです。そこで、こうした米粉をもっと多くの人に手軽に使ってもらおうと、新しい取組が始まっているそうです。ここからは農林水産省・穀物課・米麦流通加工対策室長上原健一さんにお話を伺っていきます。上原さん、米粉に関する新しい取組が始まっているそうですね。
上原
はい。先程、秋元さんのお話にもあったように、米粉にはメリットが多く、たくさんの方に利用していただきたいと思っています。そこで、農林水産省では、2つの新しい取組を行っています。
JOY
米粉は、ヘルシーなうえに、栄養面も優れている話がありましたが、さらに新しい取組まであるんですね。
秋元
上原さん、その新しい取組を教えてもらえますか。
上原
はい。1つ目は、使う目的に合わせて米粉を選んでいただけるように、用途別の基準をつくりました。
秋元
それって、小麦粉で例えると「薄力粉」「中力粉」「強力粉」のようなものですか。お菓子やクッキーを作るなら薄力粉、パンを作るなら強力粉ですよね。
上原
正にそうなんです!米粉は、品質に違いがあり、使いにくいといった課題があったので、小麦粉と同じように、使い方に合わせた基準を設けました。その基準に適合する米粉には、“菓子・料理用”は1番、“パン用”は2番、“麺用”は3番と表示するようにしました。
秋元
これならば、家でお料理する際、最適な米粉を選べますし、パンや麺を製造する企業の方にとっても、米粉を使った商品を作りやすくなりますね。上原さん。2つ目はどのような取組ですか。
上原
はい。その前に、秋元さん、JOYさん。米には、小麦とは違い、食物アレルギーの原因となるグルテンが含まれていないことはご存じですか。
秋元
はい、知っていますが、知らない方もいると思うので、上原さん、詳しく教えていただけますか。
上原
「グルテンフリー」という表示を見たことありませんか。最近、健康志向の方の中には、グルテンフリー食生活をしている方もいらっしゃいます。ところが、グルテンフリーと言っても製造過程の中で、グルテンが混ざってしまう可能性があるんです。
JOY
グルテンフリーって、グルテンが混ざってないんじゃないですか。
秋元
ゼロではない、ということですね。それだと、小麦にアレルギーがある方は困りますよね。
上原
はい。そこで、2つ目の取組は、「ノングルテン米粉マーク」の表示です。グルテンの含有量が100万分の1以下の米粉に『ノングルテン米粉マーク』を表示することで、グルテンを避けたい方に選んでもらえるようにしました。これは世界初の取組なんです。
JOY
100万分の1以下って、これは相当すごいことですよね。
上原
グルテンの含有量は、欧米には100万分の20以下という基準がありますが、日本の100万分の1以下というのは、これより相当厳しいものになっています。
JOY
なるほど、欧米に比べて日本の基準はかなり厳しいんですね。これはすごい。
秋元
上原さん。ノングルテンとグルテンフリーという二つの言葉が登場しましたが、違いはあるのですか。
上原
欧米では、先ほどのグルテン含有量が100万分の20以下という基準を満たすものにグルテンフリーと表示されるのが一般的です。日本では、両方の表示がありますが、グルテンフリーの表示には基準がなく、ノングルテンには先ほどのグルテン含有量が100万分の1以下という厳しい基準が適用されています。
JOY
欧米には、グルテンが原因となって発症する病気があると聞いたことがあります。
上原
そうなんです。欧米のグルテンフリーは、セリアック病の方が商品を選びやすいように表示しているものですが、100万分の20以下では安心できないという方もいます。これに対し、『ノングルテン米粉マーク』の表示があるものは、世界最高水準の検査法による厳しい基準を満たしていますので、安心感に繋がると思います。
JOY
厳しい基準を満たす日本の米粉を是非、病気やアレルギーに悩む、欧米の方にも食べていただきたいですね。
上原
はい。日本の米粉は欧米でも評価されていて、米粉の輸出も行われています。世界もターゲットに、日本の米粉の消費を増やしていきたいと考えています。以前食べた経験から、米粉のパンやケーキは口に合わないという方もいらっしゃるかもしれません。でも米粉の製造技術は日々進化して、美味しい米粉製品がたくさんできてきました。
秋元
他にも米粉を使ったおすすめの料理はありますか。
上原
政府広報のインターネットテレビでもご紹介しておりますが、から揚げや天ぷらなどの揚げ物はもちろん、うどんやベーグル、キッシュなども作りやすくてお勧めです。ご家庭で料理される際は、是非、米粉を使ってみてください。
秋元
私は2~3年前、一時期、グルテンフリーをやっていた時期があって、その時は、触感や食べた感じが重い印象があったけど、久しぶりに食べたら、軽い触感になっていてビックリしました。是非、いろんな方にトライしていただきたいです。
JOY
上原さんも言っていたけど、昔、米粉でできた食品を食べて、口に合わなかった、という方は、進化した今、食べてみたら、また違うかもしれないよね。それに、厳しい基準で作られた国産米粉を是非、海外の方にも食べてほしいですね。きっと、まだまだ進化していくんでしょうね。

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