メディア別の政府広報

内閣府大臣官房政府広報室が企画・制作した各種広報をメディア別に紹介しています。

ラジオ番組

令和2年(2020年)2月22日・2月23日放送

秋元才加とJOYのWeekly Japan!!

あなたも推薦できます! 叙勲の候補者(文字で読む)

長年、ある分野において活躍されている方、目立たないけど、地域のために活動をしている方にスポットライトを当てませんか。今回は「あなたも推薦できます! 叙勲の候補者」というテーマでお話しました。

ゲスト
  • 内閣府 賞勲局総務課
    飯田 靖男
秋元
さぁ、今日は、「叙勲」のお話をしていきたいと思います。叙勲というのは、国家や公共に対して功労のあった方に対し、国が勲章を授与して、その功労を表彰することです。勲章は大きく分けると2種類あるそうですが、旭日章や瑞宝章という言葉は聞いたことがありませんか。
JOY
その言葉は聞いたことがあるけど、どんな方がもらえるのか、具体的なことは分からないな。
秋元
毎年、4月29日の昭和の日と、11月3日の文化の日に発令される勲章は、春秋叙勲と言って報道されることも多いので、ご存知の方も多いと思います。昨年の秋の叙勲では、由紀さおりさんが歌手としての活躍や、童謡を広める活動などが評価されて、また女優の泉ピン子さんも広く国民に親しまれる作品への出演などが評価されて、お二人とも旭日小綬章を受章されています。
JOY
じゃあ、僕も芸能界で仕事を続けていけば貰える日が来るかもしれないよね。
秋元
そのためには、益々努力が必要だよね。ただ、春と秋の叙勲では、毎回、おおよそ4000人もの方が受章されていて、先ほど紹介したような、テレビなどでよく知っている有名な方だけが授与されるわけではないんです。
JOY
春と秋合わせて、およそ8000人もの方が受章されているって凄いね。
秋元
しかも、私たちが推薦した人も、勲章を受章することができるそうです。ここからは、内閣府 賞勲局総務課 飯田靖男さんに詳しく伺っていきましょう。飯田さん、勲章というと、あまり馴染みがない、というのが率直な感想なんですが。
飯田
そうですよね。叙勲や勲章という言葉は聞いたことがあっても、詳しくは知らないという方が多いかもしれませんので、今日は、叙勲についてお話しさせていただきます。また、皆さんの身近で活躍されている方を、国に推薦できる一般推薦制度についてもご紹介します。
秋元
勲章は国家や公共に対して功労のあった方に授与されるものということですが、もう少し詳しく教えて下さい。
飯田
はい。勲章制度は明治8年に創設され145年の歴史があるものです。受章者は皇居で天皇陛下に拝謁します。勲章の種類は先ほど秋元さんもおっしゃられたように、大きく分けて旭日章と瑞宝章の2種類があります。このほかにも、毎年秋に発表される文化勲章なども馴染みがあるかと思います。
JOY
旭日章はどんな方が受章されているんですか。
飯田
旭日章は、社会の様々な分野で顕著な功績を挙げた方が対象で、過去の叙勲では企業経営者から、身近な地域で活躍されている方々まで、幅広く受章されています。
JOY
芸能人や経営者などだけではなく、身近な方も受章されるチャンスがあるんですね。
秋元
瑞宝章はどんな方が受章されているんですか。
飯田
瑞宝章は、公務や公共的な業務に長年にわたり従事し、功労を積み重ねた方が対象となり、民生委員・児童委員や保護司などが多く受章されています。
秋元
民生委員は、以前この番組でもご紹介しましたが、誰もが安心して暮らせる地域づくりのために地域の身近な相談相手として、活動されている方ですよね。報酬はなくボランティアとして活動されているというお話を伺って、素晴らしい活動だと思っていました。
JOY
受章者はどのようにして選ばれているんですか。
飯田
はい。候補者は各府省の大臣などから内閣総理大臣に推薦され、閣議決定した後、陛下の御裁可を経て受章者が決まります。各府省の推薦に当たり、私ども内閣府賞勲局で審査を行います。これが一般的な推薦方法ですが、各府省は、通常、都道府県・市町村や関係団体から推薦された方の中から候補者を選考するので、この方法だけでは必ずしも功労を十分に把握できないということもあり得ます。そこで平成15年から実施しているのが一般推薦制度です。
秋元
一般推薦ということは、一般の方から推薦を受け付けるということでしょうか。
飯田
そのとおりです。皆さんの周りには目立たなくても大切な仕事をこつこつと長年続けてきた方がいます。民生委員・児童委員などは、正にそうですよね。そこで、各府省だけでは必ずしも十分に把握しきれない功労にも光を当てられるよう、「叙勲につながるような功績がある」と考える人を、直接、内閣府賞勲局に推薦できるように設けた制度なんです。
JOY
叙勲につながるような功績をお持ちの人って、どういう人なんだろうね。勲章となると、いろいろ考えちゃうな。
秋元
そうですよね。そこで、どのような方が一般推薦の候補者として相応しいのか、候補者の要件があれば教えて下さい。
飯田
はい。国家または公共に対して功労のある方というのが要件です。年齢は、“70歳以上の方”、または、“人目に付きにくい分野で御尽力された方や、著しく労苦の多い業務に励んだ55歳以上の方”、となります。
秋元
年齢をお聞きすると、長年にわたり励んでこられた方ということなんですね。
飯田
はい。勲章は、その方の生涯にわたる功労を総合的に評価して授与するものなので、一般的にはそれぞれの活動が一定の期間にわたっていることが必要です。その活動歴は経歴によっても異なりますが、おおむね20年以上とされています。
JOY
要件は分かりましたが、具体的にどのような方をイメージすればいいんですか。
飯田
“70歳以上の方”であれば、自治会長や商工会議所、商工会の役員など長年にわたり地域づくりを支えた方、社会福祉施設長や幼稚園園長など少子高齢社会を支えた方、国勢調査員や保護司、調停委員など国から委嘱などされた業務に励んだ方、公益性のある各種団体の役員や、企業経営者として新たな産業分野の開拓、地域活性化に貢献された方などをイメージいただければと思います。
JOY
では、“人目に付きにくい分野で御尽力された方や著しく労苦の多い業務に励んだ55歳以上の方”、こちらはどうですか。
飯田
はい。例えば、保育士、介護職員、看護師、消防団員の方などをイメージいただければと思います。
JOY
僕たちの身近にいる、こういう方を推薦したらいいんだね。
秋元
明治の時代から続く、歴史ある勲章制度ですが、時代の変化とともに見直されている点もあるということですが、教えていただけますか。
飯田
はい。最近の例を挙げると、一般推薦された候補者が、自治会長や民生委員・児童委員など、地域における複数の分野で活躍している場合、それぞれでの活動歴が多少足りない場合であっても叙勲の対象とできる「地域総合功労」という仕組みを2016年、平成28年に設けました。
秋元
特定の分野で活動されている方だけでなく、地域で幅広く活動されている方も一般推薦の候補者としてふさわしい、ということなんですね。では、一般推薦の手続きなどは、どのようにすればいいんでしょうか。
飯田
はい。内閣府のホームページに推薦書の様式があるので、必要事項を記載の上郵送して下さい。受付の期限は設けていませんので、皆さんの周りにふさわしい方がおられたら、是非推薦をお願いします。
秋元
今まで頑張ってきたことが、勲章という形で国から認められるのは、嬉しいよね。

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