

スマート農業の加速化
スマート農業とは、ロボット技術やAI、IoTなどの先端技術を活用して、作業の自動化や高品質生産を実現する新しい農業のことです。担い手の減少や高齢化が深刻な日本の農業の現場では、依然として人手に頼る作業や熟練者でなければできない作業が多く、省力化、人手の確保、負担の軽減が課題です。「スマート農業」により、ロボットトラクタやスマホによる水田の水管理などの作業の自動化のほか、ドローンや衛星を使ったセンシングで作物の生育をデータで把握して管理に活かす技術や、熟練農家の「匠」の技をICTにより継承可能にする技術が開発され、現場での導入がスタートしています。農林水産省では、withコロナ/afterコロナ時代においても国民の皆様に安定的に食料を供給していくため、スマート農業が全国各地で広がっていくよう様々な取組を行っています。
この施策に関連したライブ配信シンポジウム・ワークショップ
東京都:スマート農業の社会実装の加速化~ Society5.0の実現に向けて~
ロボット、AI、IoT等の先端技術を活用した「スマート農業」が実用段階に入った今、スマート農業の実践事例、現場での知見や成功の秘訣を紹介するとともに、現場関係者や消費者、農業高校生・大学生、就農希望者等に向けて、新たなスマート農業の展望についての情報を発信します。

タイトル
スマート農業の社会実装の加速化~ Society5.0の実現に向けて~
開催日時
2020年12月11日(金) 14:00〜16:00
開催地域
東京都
開催地動画
登壇者
- 農林水産大臣 野上浩太郎(ビデオメッセージ)
- 一般財団法人 日本総合研究所 会長 / 多摩大学 学長 寺島実郎
- 東京大学大学院 情報理工学系研究科 知能機械情報学専攻 教授 深尾隆則
- 慶應義塾大学 環境情報学部 教授/内閣官房 情報通信技術(IT)総合戦略室長代理 / 副政府CIO/(国研)農業・食品産業技術総合研究機構 農業情報連携統括監 神成淳司
- 東京大学大学院 農学生命科学研究科 特任教授(名誉教授)/ 農林水産技術会議委員 二宮正士
- 農林水産省 農林水産技術会議事務局 研究推進課長 島村知亨
- 農事組合法人巣南営農組合 理事 江尾泰之
- JA宮崎経済連 園芸部 営業開発課 課長 貴島一幸
- 株式会社浅井農園 代表取締役 浅井雄一郎
- 和歌山県果樹試験場うめ研究所 主任研究員 大江孝明
- フルーツ山梨農業協同組合 営農指導部 参与 岩崎政彦
- 計根別農業協同組合 購買部長 川目剛
- 農林水産省 農林水産技術会議事務局長 菱沼義久
プログラム
1. 開会挨拶
野上浩太郎(ビデオメッセージ)
2. 基調講演「コロナを超えて―21世紀の産業創生における食と農」
寺島実郎
3. 講演①「スマート農業における自動化・ロボット化技術の社会実装」
深尾隆則
講演②「スマートフードチェーンの構築 ~スマート農業による農産物の付加価値を消費者に届け、生産者を豊かにするための基盤づくり~」
神成淳司
講演③「スマート農業で生産性と持続性の両立を」
二宮正士
4. スマート実証事業の進捗状況の説明
島村知亨
5. スマート農業実践者による事例紹介
- ①「スマート農業を活用した高度輪作体系(3年5作)の構築による超低コスト輸出用米生産の実証」江尾泰之
ご講演資料[PDFファイル:1.21MB] - ②「スマート農業の実証結果と普及展開について」貴島一幸
ご講演資料[PDFファイル:996KB] - ③「施設園芸現場のスマート化による生産性向上」浅井雄一郎
ご講演資料[PDFファイル:5.47MB] - ④「日本一のうめ、みかん産地和歌山県でのスマート農業技術の実証」大江孝明
ご講演資料[PDFファイル:1.44MB] - ⑤「ブドウ栽培におけるスマート農業の取り組み~IoT及びドローンを活用したブドウ栽培技術体系の実証~」岩崎政彦
ご講演資料[PDFファイル:941KB] - ⑥「TMRセンターと酪農家におけるスマート技術の実証」川目剛
ご講演資料[PDFファイル:1.13MB]
6. 閉会挨拶
菱沼義久
議事要旨・
議事録
施策紹介
47都道府県で行われるシンポジウム等のテーマ概要を施策別にご紹介します。