特集
アダルトビデオ出演強要問題・
「JKビジネス」問題等
相談事例① モデルの仕事のはずがAV?・・・契約を取り消したい!
相談内容
プロフィールのはずが?
街中で「モデルをやらないか」と声をかけられ、相手があまりにもしつこくて断り切れず、「話だけでも…」と近くの事務所に連れて行かれた。そこで「プロフィールに記入してほしい」と言われ、名前、住所、学校名、家族構成、スリーサイズ、恋人の有無などを書かされ、その場で身分証のコピーも取られた。『プロフィール』と言われた書面は契約書だった。
宣材写真の撮影?
面接後、そのまま宣材写真を撮ると言われ、着衣、下着姿そして上半身裸の写真を撮られた。「体のラインを見たいから」「下着もビキニも同じだよね」などと言われ、躊躇する方がおかしいという雰囲気のなか、何も言えなかった。最後にLINEを交換し、「また連絡する」と言われた。
実はAV制作会社だった!?
怖くなって帰宅後にネットで検索すると、その会社がAV制作会社(プロダクション)だということがわかった。どうやって断ればいいか分からず友人に相談すると、支援団体の相談窓口を探して教えてくれた。
支援内容
支援団体が警察に相談した上で、プロダクションに連絡し、本人の契約を取り消したい意思を伝えた。支援団体のスタッフが直接プロダクションに出向き、契約書と写真、身分証明書のコピー等を回収。AVに出演することなく、契約を取り消すことができた。
相談員からみなさんへ
「普通の撮影モデルだと思っていたのに…」「下着姿の写真を撮られてしまった。親や友人に知られたらどうしよう …」と誰にも言えない状況に追い詰める相手側の手口です。この問題にくわしい相談員が介入すれば解決できる場合もあり、被害も少なく抑えられます。被害が深刻化する前に、まずは相談してください。