大学生・専門学校生の保護者のかたへ 子どもたちが、経済的な理由で、学ぶ未来をあきらめないように。学費の、新しい支援制度がはじまっています。

実際どうなの?気になるギモンに答えます マンガでわかる!修学支援新制度
  • その1
  • その2
  • その3
  • その4
高等教育の修学支援新制度5つのポイント

従来の支援制度との違いや、活用するために知っておいてほしいことをご紹介します。

一度にカクニン! 動画でみる5つのポイント
その1

返さなくていい

この制度の特長のひとつが、給付型奨学金でサポートすること。奨学金は将来的に返さなければいけないというイメージがあるかもしれませんが、奨学金には貸与型と給付型があり、給付型は返還不要。返す必要のない奨学金なのです。

給付型奨学金返済不要/貸与型奨学金要返済
その2

奨学金だけじゃない

奨学金だけでは学生生活をおくることが難しい場合もありますが、この制度では給付型奨学金にくわえて、入学金・授業料の減免をダブルでサポート。最大で年間約91万円の奨学金を受け取りながら、年間約70万円の授業料が減免されます。

ダブルのエール!給付型奨学金+入学金授業料の免除/減額

支援額の例

case1

私立大学
自宅以外から通う場合

給付型奨学金、支援金額、年間約91万円 授業料、支援金額、年間最大約70万円 入学金、支援額、最大約26万円
case2

私立専門学校
自宅から通う場合

給付型奨学金、支援金額、年間約46万円 授業料、年間最大約56万円 入学金、支援額、最大約16万円

※住民税非課税世帯の学生の場合
※入学金の減免は入学後速やかに申込みが必要(受付期間は学校ごとに異なります)

支援額について

入学金・授業料の減免額と給付型奨学金の支給額は、対象となる学生が在学(進学)する学校の種類などによって異なります。

【昼間制の場合】

昼間制の場合の表
学校の種類 授業料減免 上限額 (年額) 入学金減免 上限額 (一回限り支給) 給付型奨学金 給付額 (月額)
大学 国公立 535,800円 282,000円 自宅 29,200円 自宅外 66,700円
大学 私立 700,000円 260,000円 自宅 38,300円 自宅外 75,800円
短大 国公立 390,000円 169,200円 自宅 29,200円 自宅外 66,700円
短大 私立 620,000円 250,000円 自宅 38,300円 自宅外 75,800円
高専 国公立 234,600円 84,600円 自宅 17,500円 自宅外 34,200円
高専 私立 700,000円 130,000円 自宅 26,700円 自宅外 43,300円
専門学校 国公立 166,800円 70,000円 自宅 29,200円 自宅外 66,700円
専門学校 私立 590,000円 160,000円 自宅 38,300円 自宅外 75,800円

上記金額は、住民税非課税世帯のかたが対象です。住民税非課税世帯に準ずる世帯のかたも支援を受けられますが、世帯収入に応じて上記金額の3分の2または3分の1の支援となります。詳細は「ポイントその4まずは世帯収入を確認」をご覧ください。

ポイントその4「まずは世帯収入を確認」を見る

また、夜間制や通信課程の場合も支援額は異なります。詳細は以下をご覧ください。

(授業料等減免額(上限)・給付型奨学金の支給額)_(PDF:165KB)

貸与型奨学金との併用について

新制度の支援を受けた場合でも、日本学生支援機構の貸与型奨学金をあわせて利用することができます。この場合、無利子奨学金(第一種奨学金)の貸与月額には上限があります。詳細は以下をご覧ください。有利子奨学金(第二種奨学金)は、利用月額に制限はありません。

(授業料等減免・給付型奨学金(新制度)の支援を受けた場合の無利子奨学金の額の調整)_(PDF:206KB)

その3

学ぶ意欲を重視

学校の成績が要件になる支援制度もありますが、この制度では成績よりもやる気を重視。子供たちの学びたい気持ちを面談やレポートで確認させていただきます。これまで大学等への進学を考えたことがなく、成績が振るわなかったかたでも、意欲と努力次第で対象になります。

成績 < 学ぶ意欲

学ぶ意欲の確認について

学ぶ意欲については、以下のような流れで確認させていただきます。

高校生の場合

  • 1. 在学中の学校に相談

    世帯収入や進学希望先の学校が対象かどうか調べて自分が対象かもと思ったら、いまの学校に相談します。

  • 2. 成績により、面談やレポートを実施

    学習成績が基準に満たないときは、面談やレポートを実施。各学校が、進学の目的や進学後の学びの意志を確認します。

  • 3. 学校からの推薦対象に

    学ぶ意欲を確認できたら、学校からの推薦対象になり、日本学生支援機構へ申し込めます。

大学生、専門学校生などの場合

  • 1. 在学中の学校に相談

    世帯収入やいま通っている学校が対象かどうか調べて自分が対象かもと思ったら、いまの学校に相談します。

  • 2. 成績や単位により、学修計画書を提出

    高校またはいまの学校での成績が基準に満たないとき、修得単位数が基準以上であれば、学修計画書を提出。
    各学校が、将来の目標や学びの意志を確認します。

  • 3. 学校からの推薦対象に

    学ぶ意欲を確認できたら、学校からの推薦対象になり、日本学生支援機構へ申し込めます。

また、学校でしっかり学ぶために活用いただく制度なので、支援開始後の成績や授業の出席率によっては、支援の打ち切りなどもあるのでご注意ください。

その4

まずは世帯収入を確認

学ぶ意欲ともう一つの要件が、世帯収入です。ご家庭の収入に応じて支援対象なのかどうか、どの程度の支援額を受けられるのかが決まります。日本学生支援機構のホームページでシミュレーションすることができるのでご活用ください。対象となる年収の目安は、約380万円未満(両親・本人・中学生の4人家族の場合)です。

進学資金シミュレーター

世帯収入に応じた3段階の基準で支援額が決まります

4人家族【本人(18歳)・父(給与所得者)・母(無収入)・中学生】で、本人がアパートなど自宅以外から私立大学に通う場合の支援額(年額)

年収の目安 住民税非課税世帯、第1区分、年収270万円までの場合 給付型奨学金、最大約91万円、授業料減免、最大約70万円 第2区分、年収300万円までの場合、第1区分の上限額の3分の2 給付型奨学金、最大約61万円、授業料減免、最大約47万円 第3区分、年収380万円までの場合、第1区分の上限額の3分の1 給付型奨学金、最大約30万円、授業料減免、最大約23万円

支援対象となる世帯年収について

この制度の支援対象となるのは、住民税非課税世帯およびそれに準ずる世帯の学生のかた。大まかな年収の目安としては、以下のとおりとなります。

【対象となる年収の目安と支援額】

支援対象者 年収の目安「両親、本人(18歳)、中学生の家族4人世帯の場合」 住民税非課税世帯の学生、世帯年収270万円までの場合、支援金額は満額 住民税非課税世帯に準ずる世帯の学生、世帯年収300万円までの場合、支援金額は満額の3分の2 住民税非課税世帯に準ずる世帯の学生、世帯年収380万円までの場合、支援金額は満額の3分の1 年収の目安「両親、本人(19歳から22歳)、高校生の家族4人世帯の場合」 住民税非課税世帯の学生、世帯年収300万円までの場合、支援金額は満額 住民税非課税世帯に準ずる世帯の学生、世帯年収400万円までの場合、支援金額は満額の3分の2 住民税非課税世帯に準ずる世帯の学生、世帯年収460万円までの場合、支援金額は満額の3分の1

基準を満たす世帯年収は、家族構成やその年齢等によっても異なります。ご自身のご家庭が対象となるか、どれくらいの支援が受けられるのか、日本学生支援機構の「進学資金シミュレーター」で調べることができます。ぜひご活用ください。

シミュレーターの使いかた

  1. 1. 進学資金シミュレーターにアクセス
  2. 2. 「シミュレーションする」をクリック(タップ)し、アンケートに回答
  3. 3. 「奨学金選択シミュレーション」を選び、「給付奨学金シミュレーション(保護者のかた向け)」を選択
  4. 4. 質問に回答し終えたら「計算する」をクリック(タップ)
  5. 5. 対象となる場合、収入の目安と奨学金の給付金額が表示されます
進学資金シミュレーター

シミュレーション結果は、給付型奨学金についてのみ表示されますが、給付型奨学金の対象者は入学金・ 授業料の減免対象となります。給付型奨学金の結果が満額支援の場合、減免額も満額支援となります。

その5

さまざまな学校が対象

98%の大学、短期大学をはじめ、高等専門学校は100%、専門学校は75%の学校がこの制度の対象となります(令和3年12月時点)。お子様の進学したい学校や在学中の学校が対象かどうか、以下のリンクからご確認いただけます。

さまざまな学校が対象 イメージ
対象となる学校の一覧

申込方法&スケジュール

給付型奨学金と入学金・授業料の減免は、別々に手続きを行います。
高校生と大学生、専門学校生などで受付時期も異なるので、ご注意ください。

高校生の場合(令和5年4月に進学予定)

  1. ステップ1 4月下旬から 給付型奨学金の申し込みの流れ 本人から高校等に相談し、JASSOに申し込みます。
  2. ステップ2 秋以降 採用候補者としての決定 JASSOから高校等に通知後、高校等から本人に通知します。
  3. ステップ3 入学時 入学金、授業料の減免の申し込み 本人から大学等へ申し込みます。

大学生、専門学校生などの場合

前半期の申込み

  1. ステップ1 4月以降 給付型奨学金の申し込みの流れ 本人から大学等に相談し、JASSOに申し込みます。 入学金、授業料減免の申し込みの流れ 本人から大学等に申し込みます。
  2. ステップ2 7月以降 採用決定の通知について JASSOから大学等に通知後、大学から本人に通知します。

後半期の申込み

  1. ステップ1 9月以降 給付型奨学金の申し込みの流れ 本人から大学等に相談し、JASSOに申し込みます。 入学金、授業料減免の申し込みの流れ 本人から大学等に申し込みます。
  2. ステップ2 11月以降 採用決定の通知について JASSOから大学等に通知後、大学から本人に通知します。

手続きのスケジュールについて

高校生の場合

  • 調べる

    3月〜4月

    自分が支援の対象となるか、希望の進学先が対象であるか、調べてみましょう。

  • 申し込む

    4月下旬〜

    自分が「対象かも」と思ったら高校等から関係書類をもらって、学校の先生などと相談しながら、インターネットでJASSOに申し込みます。

    生徒本人と保護者のマイナンバーの提出が必要です。
    早めに準備しておきましょう。

  • 受け取る

    秋以降

    選考結果の通知がJASSOから高校等を通じて生徒本人に通知されます。(予約採用の採用候補者決定通知)

  • 届け出る

    入学時

    採用候補者決定通知を進学先の大学等へ提示し、JASSOへの進学届の届出をします。
    また、あわせて入学金・授業料の減免の申請を大学等へ行います。

  • 支援の開始

    令和5年
    4月〜

    給付型奨学金は4月以降、進学時の手続きが完了したら、毎月、本人の口座に振り込まれます(4月分から支援されます)。
    入学金・授業料の減免は、大学等によって異なるので、大学等の窓口に聞いてみましょう。

大学生、専門学校生などの場合(前半期の場合)

  • 調べる

    3月〜4月

    自分が支援の対象となるか、在学している学校が対象であるか、調べてみましょう。

  • 申し込む

    4月以降

    自分が「対象かも」と思ったら、まずは在学中の学校の窓口に行きましょう。
    〈給付型奨学金〉
    在学中の学校で関係書類をもらって、インターネットでJASSOに申し込みます。

    学生本人と保護者のマイナンバーの提出が必要です。
    早めに準備しておきましょう。

    〈入学金・授業料の減免〉
    在学中の学校で関係書類をもらって、学校に申込みをします。

  • 受け取る

    7月以降

    選考結果の通知がJASSOから在学中の学校を通じて学生本人に通知されます。(在学採用の採用決定通知)

  • 支援の開始

    令和4年7月〜

    給付型奨学金は7月頃から、毎月、本人の口座に振り込まれます(4月分から支給されます)。
    入学金・授業料の減免は、大学等によって異なるので、大学等の窓口に聞いてみましょう(前期の分から支援されます)。

返さなきゃいけないの?

  • 漫画その1-1

    進学したいけど学費が・・・ 「学費のエール」かぁでも、どうせ返さなきゃいけないんでしょ?

  • 漫画その1-2

    返さなくていいんです! わっ! 何!?

  • 漫画その1-3

    この制度は「給付型」つまり返す必要のない奨学金なんです 入学金・授業料の減免もダブルでサポート!

  • 漫画その1-4

    進学、あきらめなくていいのかも! まずは世帯収入を確認してみて!

この制度の特長のひとつが、給付型奨学金でサポートすること。奨学金は将来的に返さなければいけないというイメージがあるかもしれませんが、奨学金には貸与型と給付型があり、給付型は返還不要。返す必要のない奨学金なのです。

自分が支援対象なのかどうか、ご家庭の収入に応じて、どの程度の支援額を受けられるのかが決まります。
日本学生支援機構のホームページでシミュレーションすることができるのでご活用ください。

もう学校に通ってるけど
申し込んでいいの?

  • 漫画その2-1

    「学費のエール」? もう大学に進学してるし申し込めないよね?もっと早く知ってたら・・・

  • 漫画その2-2

    在学中でも申し込めます! しゃ、喋った?

  • 漫画その2-3

    この制度を知らなかったかた、 環境や状況が変わり学校に通うのが難しくなりそうなかたはぜひチェックを!

  • 漫画その2-4

    在学中の学校を通して申し込みするのか~ 学生課や奨学金窓口に確認してくださいね!

この制度は在学中でも申し込めるのが大きな特長。そもそもこの制度を知らなかったり、ご自身をとり巻く環境や状況が変わり、学校に通い続けるのが難しくなりそうなときなど、活用をご検討ください。前年度に申し込めなかったかたや、認定を受けられなかったかたも申し込めます。

給付型奨学金と入学金・授業料の減免は、別々に手続きを行います。いま通っている学校が対象かどうかや受付期間が異なるので、学生課や奨学金窓口などに確認してください。

成績がすごくよくないと
いけないの?

  • 漫画その3-1

    「学費のエール」申し込みたいけど・・・ きっと成績がものすごくよくないと受けられないのよね?

  • 漫画その3-2

    成績だけでなく「学ぶ意欲」も重視します! ひゃっ!ポスターが!

  • 漫画その3-3

    在学中の学校を通して学修意欲や進学目的、将来の人生設計など 確認させていただきます

  • 漫画その3-4

    学校に相談してみようかな! 支援開始後の成績や授業出席率によっては支援の打ち切りなどもあるのでご注意を!

学校の成績が要件になる支援制度もありますが、この制度では成績よりもやる気を重視。みなさんの学びたい気持ちを面談やレポートで確認させていただきます。

進学先でしっかり学ぶために活用いただく制度なので、進学後の成績や授業の出席率によっては、支援の打ち切りなどもあるのでご注意ください。

自分は支援を受けられるの?

  • 漫画その4-1

    学費のこと、不安だな・・・ 「学費のエール」か。条件とかややこしそう・・・自分は受けられるのかな?

  • 漫画その4-2

    まずは世帯収入を確認! わっ! 何だ何だ

  • 漫画その4-3

    この制度の要件は学ぶ意欲と世帯年収 ご家庭の収入に応じて支援対象になるかどうかと支援額が決まります

  • 漫画その4-4

    ホームページでシミュレーションできるのでご活用ください! チェックしてみる!

この制度は、経済的な理由で学ぶ未来をあきらめなくてもいいように。返す必要がない、成績だけでなく「学ぶ意欲」を重視する新しい支援制度です。

学ぶ意欲ともう一つの要件が、「世帯年収」。ご家庭の収入に応じて、自分が支援対象なのかどうか、どの程度の支援額を受けられるのかが決まります。日本学生支援機構のホームページでシミュレーションすることができるのでご活用ください。

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