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ゆう活 - はじめよう!夕方を楽しく活かす働き方

取り組み事例

「ゆう活」導入企業インタビュー

社名:ユニ・チャーム株式会社
業種:製造業
所在地:東京都港区
社員数:1,297 名
インタビュー対象:
・企画本部 共振の経営推進室 広報担当 鍵谷 泉 氏
・グローバル人事総務本部 人事グループ シニアマネージャー 渡辺 幸成 氏
・法務部 法務グループ 飯尾 成 氏
担当者の声 「ゆう活」で、仕事もプライベートの時間も大切にしてほしい。 グローバル人事総務本部 人事グループ シニアマネージャー 渡辺 幸成 氏
震災を機に、社員一人ひとりが働き方について考えた

「節電につながる」「ラッシュアワーを避けて出勤できる」「帰宅後の時間を有効に使うことができる」など、様々なメリットがある朝型勤務。始業時間を1時間早めるサマータイムの導入は、2009年から検討し、人事や各部署の代表、労使間で協議をしていました。当初、社員アンケートでは反対が6割、賛成が4割。「時間外労働が増えるだけではないか?」「お客様と時間が合わない」「弊社だけが先駆けて導入しても、環境問題や省エネに貢献できない」など、後ろ向きな意見が多く出ました。一方で、「交通機関の混雑を回避できる」「企業のイメージアップになるのではないか?」との声もあり、何度も話し合いを続けました。
実際に、サマータイムが導入されたのは2011年。東日本大震災がきっかけです。一人ひとりができることを話し合う中で、「夜遅くまで照明や空調を使うのをやめて、節電しよう。そのためには、働き方も変えていくべきでは?」という空気が生まれました。改めてアンケートをとると、7割の社員が賛同してくれたため、試験的に導入することになりました。

成果を下げることなく、労働時間を削減

当初は節電からはじまった朝型勤務・労働時間短縮の改革ですが、会社として、社員一人ひとりに合った働き方を考える契機となり、2012年4月には就業規則の変更に至りました。基本的な労働時間を8:00~16:50と決めた当初、社員からは、「朝早くなっても、帰る時間は変わらず、労働時間が増えるのではないか」という懸念の声がありました。これについては、人事と各部門のマネジメント層が中心となり、時間管理を徹底しました。長時間労働が多い部署にはアラートを発信し、改善報告書を提出してもらうことで、「長時間労働ではなく、限られた時間で成果を出す」働き方を、社員一人ひとりが考えるようになりました。結果的に、成果を下げることなく、時間外労働を、取り組み開始前の平均33時間から平均25時間まで削減でき、長時間労働の削減だけではなく、光熱費の削減にも成功しました。また、社員からも「勤務時間内で、業務により集中できるようになった」「夕方の自由な時間が増え、家族と過ごす時間が増えた」「資格などの勉強時間ができた」と、好評を得ています。

時間管理と実施状況の管理で、取り組みを継続

弊社では、「人間尊重」「達成感重視」を大事にしています。この根底には、「社員一人ひとりの時間を大切にする」という思想があります。「SAPS(Schedule Action Performance Scheduleの略)経営モデル」による効率的な働き方を推進しています。勤務中は、優先順位の高い課題に集中するために、1週間ごとに細かな予定表を提出してもらっています。各自が「今、何を優先的に取り組むべきなのか」を30分単位で計画し、何を何時までにアウトプットするのかを、計画書に記載するようにしています。この計画書をグループメンバーで共有し、他のメンバーの意見も生かしながら、検討を行っています。これは、時間に対する意識を高め、無駄な時間を削減し、業務効率化にも大きな成果を上げています。
「ゆう活」実施当初は、社員の間では「本当に帰っていいのか」と不安があったようですが、上司が率先して帰宅することで、社員が帰りやすい雰囲気を作っています。また、帰らない社員に対しては、「頑張っているね」ではなく、本当に「今やるべきことなのか」、「他に方法がないのか」と声がけをするなど、支援をしながらもある程度厳しく時間管理を徹底しています。導入したものの、形骸化しては意味がないので、継続していくことが大切だと考えます。

多用な働き方~すべての社員が働きやすい職場のために~

「社員一人ひとりの時間を大切にする」企業として、社員それぞれが持つ事情をしっかり考慮し、働きやすい環境を提供しなくてはなりません。ユニ・チャームでは、女性社員が約25%。女性社員には、「将来どうなりたいのか」「女性特有のライフイベントをどう乗り越えるか?」といった、キャリアデザインを考える場を提供しています。
制度面では、小学校6年生以下の子どもがいる方は、完全フレックスタイム制を、小学校3年生以下の子どもがいる場合は、1日5時間以上であれば、育児短時間勤務ができるようにしました。また、産前産後の有給休暇は、子どもが満2歳になるまで取得できます。これらの制度により、女性が、出産育児などで会社を辞めなければいけない状況は、ほぼなくなりました。実際、出産・育児で休暇をとった女性社員の100%が、職場に復帰しています。
一方で、男性にも、配偶者の出産休暇はもちろん、子どもが生まれた社員に対しては、上長や本人に育児休暇制度について説明し、休暇を取得するように働きかけています。現状では、休暇を取っていない男性社員も約3割いますので、全員が取得するよう、少しずつ時間をかけて変えていきたいと思っています。
「ゆう活」により、「仕事も全力で頑張り、自分の時間も大切にする」ことが自分の人生を豊かにすることであり、育児休暇や各種の休暇が以前に比べ取りやすい職場環境に変化してきています。

これから実施を検討される企業様へのメッセージ
「何を目的にするか?」を考えるのが大切

仕事とプライベートは切っても切り離せないものだと思っています。仕事だけをがんばっても、プライベートが充実しなければ意味がなく、プライベートだけが充実して、仕事の成果が出ないのも良くありません。プライベートと仕事は表裏一体の関係ととらえ、切り離して考えるのではなく、双方刺激しあうものだと思います。自身の人生において何事もベストを尽くすことが結果としてプライベートや仕事においても高いパフォーマンスを発揮できることになると考えます。
「ゆう活」を実施することが目的ではなく、「ゆう活」を取り入れることで、何を目指したいのか?そこが明確でないと、社員が納得しません。私たちの場合は、震災を契機とし、働き方を含めた、会社のあり方を考えました。一人ひとりができることと、会社としてできること、この2つで取り組んできたことが、今、少しずつ成果として現れています。
これから「ゆう活」の導入をご検討される企業の方は、社員に「実施の目的」「目指したい方向」「そのための具体的なアクション」を、しっかりと明示する必要があると思います。プライベートの時間が増えることによる社員の満足度アップや、学習意欲のある社員のスキルアップ、勤務時間の効率化による業務の改善など、「ゆう活」を継続することで得られることを、目標に掲げてみてはいかがでしょう。

社員の声 頭がクリアな状態で仕事をした方が集中できて効率的 法務部 法務グループ 飯尾 成 氏
頭が冴える時間を有効に活用

「ゆう活」が導入され、朝早く出社するようになったことで、頭が冴えている時間に仕事に集中できるようになりました。会社は朝8時始業ですが、私の場合は他の社員よりもさらに早く、6:30には働き始めています。
私は、もともとは遅くまで残るタイプでしたが、夜になると、頭を使う仕事ははかどらず、効率も良くありませんでした。そういう状態で長時間働くのではなく、朝の、頭がクリアな状態で仕事をした方が集中でき、効率的です。全体で見ても、会社にいる時間が短くなり、より成果を上げることができるようになりました。「せっかく早くきているので、その時間は集中して有効に使いたい」という、自分へのプレッシャーもありますね。

プライベートでは、資格の取得のための勉強に

仕事が終わった後の時間に、TOEFL受験に向けて英語の勉強をしています。TOEFLはある程度まとまった時間がないと、模擬試験に挑戦することが難しいのですが、「ゆう活」により、その時間を作ることができるようになりました。
朝型生活をしたことがない方も多いと思いますが、やってみると、自分の時間が増え、ぐっすり眠れるので身体も楽になります。私もそうでしたが、早起きははじめのうち大変かもしれません。でも、毎日同じ時間に起きるようにすればすぐに慣れると思います。効率的な時間の使い方ができるようになり、健康にも良いので、おすすめです。まずは、試しにとりあえずやってみてはいかがでしょうか?

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