「アンコンシャス・バイアス
3つの対処法」を身につけ、
誰もが活躍できる社会に
“アンコンシャス・バイアス”という言葉をご存じでしょうか? 知らないかたも、もしかしたら心当たりがあることかもしれません。
例えば、こんな風に思った
ことは
ありませんか?
- 女性に理系の進路(学校・職業)は向いていない
- 仕事より育児を優先する男性は仕事へのやる気が低い
- 性別による向き、不向きがある
これらは全て、数多くあるアンコンシャス・バイアスの一部です。
こうした思い込みは、日常にあふれていますが、一人ひとりが“思い込み”だと気付くことができれば、誰もが活躍できる社会になるはずです。
アンコンシャス・
バイアスって何?
アンコンシャス・バイアスとは、日本語で「無意識の思い込み」などと表現され、誰もが持っているものです。
これまでの経験や見聞きしてきたことなどから生み出されるため、完全に払拭するのは難しいかもしれません。しかし、気付かないままでいると自分や周りの人の可能性を狭めてしまったり、誰かを傷つけてしまったりする場合があります。
まずは「アンコンシャス・バイアスに気付こう!」と心がけてみてください。
アンコンシャス・バイアスを
チェックしてみよう
「固定的な性別役割分担意識」を例に、あなたの思い込みをシーンごとにチェックしてみましょう。YESと思う項目について、少しだけ立ち止まって考えてみてください。
Check1 家庭・コミュニティー
- 女性は結婚によって、経済的に安定を得る方が良い
- 共働きでも男性は家庭よりも仕事を優先するべきだ
- デートや食事のお金は男性が負担すべきだ
Check2 職場
- 育児期間中の女性は重要な仕事を担当すべきでない
- 組織のリーダーは男性の方が向いている
- 受付、接客・応対(お茶だしなど)は女性の仕事だ
Check3 その他
- 女性は感情的になりやすい
- 女性は論理的に考えられない
- 男性は気を遣う仕事やきめ細かな作業は向いていない
今すぐできる!
「アンコンシャス・バイアス3つの対処法 」
一人ひとりがアンコンシャス・バイアスに向き合わなければ、個人には成長機会の損失、社会や組織にはコンプライアンス違反といったネガティブな影響が出てしまう可能性があります。
具体的な対処法は、以下のとおりです。
Point1 「べき」「普通は…」に注意!
「男性なら残業するべき」、「普通は女性なら結婚するものだ」本当にそう言い切れますか?「べきだ」といった押し付けの言葉や「普通は…」といった決めつけの言葉が出たら、立ち止まって考えてみましょう。
Point2 相手の「サイン」を見逃さない
家族や友人、同僚と話しているときに、急に相手の表情が曇ったり、声のトーンが変わったりしたことはありませんか?そんなときは、自身のアンコンシャス・バイアスから出た言動で相手を傷つけたのではないかと振り返ってみてください。
Point3 常に自分に問いかける
先にも説明したとおり、アンコンシャス・バイアスを完全に払拭するのは難しいです。だからこそ、常に自身の言動を振り返り、問いかけることが大切です。違和感のあったことをメモしていけば、自分の考え方や物の見方の傾向がつかめるかもしれません。
動画でチェック!
様々なシーンで起こる、
「アンコンシャス・バイアス」に気付けますか?
これまでの内容を踏まえ、どのシーンがアンコンシャス・バイアスに該当するか考えながらご覧ください。