本文へ移動

ここから本文です

暮らしに役立つ情報

国の政策・施策・取組の中から、私たちの暮らしに身近な情報や役に立つ情報をまとめました。

記事の二次利用についてはこちら

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
記事を印刷する

平成30年2月1日

「PM2.5」による大気汚染
健康に及ぼす影響と日常生活における注意点

最近、中国におけるPM2.5などによる深刻な大気汚染の発生を受け、大陸の大気汚染が影響して日本のPM2.5濃度が上昇し、健康に影響を及ぼすのではないかと心配されています。そこで気になるのは、PM2.5が健康にどのような影響を及ぼすのか、住んでいる地域のPM2.5濃度を知るにはどうすればよいのか、そして影響を防ぐための効果的な方法とは何か。知っておきたいPM2.5の基本知識と、日常生活の中でできる対策方法をご紹介します。

1.微小粒子状物質「PM2.5」とは

粒子が小さい大気汚染物質で、呼吸器系など健康への悪影響も

PM2.5は、大気中に浮遊している直径2.5μm(1μm(マイクロメートル)=1mmの1000分の1)以下の非常に小さな粒子です。PMとは「Particulate Matter(粒子状物質)」の頭文字をとったもので、工場や自動車、船舶、航空機などから排出されたばい煙や粉じん、硫黄酸化物(SOx)などの大気汚染の原因となる粒子状の物質のことです。

PMの大きさ(人髪や海岸細砂)との比較(概念図)

出典:米国EPA資料

粒子状物質の主な発生源

(1)物の燃焼などによって直接発生するもの

  • ボイラーや焼却炉などばい煙を発生する施設
  • 鉱物の堆積場など粉じん(細かいちり)を発生する施設
  • 自動車、船舶、航空機
  • 土壌、海洋、火山の噴煙など自然由来のもの
  • 喫煙や調理、ストーブの使用など家庭から  など

(2)様々な物質の大気中での化学反応によって生成されるもの

  • 火力発電所、工場や事業所、自動車、船舶、航空機などから燃料の燃焼によって排出される硫黄酸化物、窒素酸化物
  • 溶剤や塗料の使用時や石油取扱施設からの蒸発、森林などから排出される揮発性有機化合物 など

⇒これらのガス状物質が大気中で光やオゾンと反応し、PM2.5が生成されます。

PM2.5は、粒子の大きさが非常に小さいため、肺の奥深くにまで入り込みやすく、ぜんそくや気管支炎などの呼吸器系疾患や循環器系疾患などのリスクを上昇させると考えられます。特に呼吸器系や循環器系の病気をもつ人、お年寄りや子どもなどは影響を受けやすいと考えられるので、注意が必要です。

人の呼吸器と粒子の沈着領域(概念図)

資料:環境省「微小粒子状物質(PM2.5)に関する情報」

 

2.どんなときに注意が必要?

PM2.5の濃度が上昇する春。1日平均値70μg/m3で健康影響の可能性が

日本国内のPM2.5の濃度は、従来から取り組んでいる工場・事業場などのばい煙発生施設の規制や、自動車排出ガス規制などによって年間の平均的な濃度は減少傾向にあります。ただし、PM2.5濃度は季節による変動があり、例年、3月から5月にかけて濃度が上昇する傾向がみられます。また、地域によっても差があります。
お住まいの地域のPM2.5濃度は、以下のサイトで確認できます。

大気汚染物質広域監視システム「そらまめ君」
PM2.5をはじめ、二酸化硫黄(SO2)や浮遊粒子状物質(SPM)などの大気汚染物質濃度の速報値を公開しています。
※そらまめ君に掲載されているデータは、速報値であり、確定値ではありません。

・各都道府県のPM2.5関連情報サイト
環境省ウェブサイトから各都道府県のページへ

環境省では、都道府県などの自治体が住民に対して注意喚起をするための「暫定的な指針となる値」を「1日平均値70μg/m3(マイクログラムパー立方メートル)」と定めています。これは、PM2.5濃度がこれを超えると健康影響が生じる可能性が高くなると考えられる濃度水準です。
PM2.5に対する健康影響は個人差があり、この濃度を超えたからといって、全ての人に必ず影響が生じるというものではありませんが、自治体からの注意喚起があったときは、不要不急の外出はしないようにするなどの注意が必要です。特に、子どもや高齢者、呼吸器系や循環器系の病気をもつ人などは、これより低い値でも健康に影響を及ぼす可能性がありますので、ご注意ください。

3.注意喚起が行われたときは?

不要不急の外出は控える、マスクを着用するなどの対策を

自治体から注意喚起が行われたら、次のような対応を行いましょう。特に幼児や高齢者、呼吸器系や循環器系の疾患のある人は、体調に応じて、より慎重に行動しましょう。

◆屋外にいるとき

  • PM2.5を大量に吸い込まないよう、長時間の激しい運動を減らす
  • マスクを着用する

◆屋内にいるとき

  • 不必要な外出はできるだけ控える
  • 換気や窓の開閉を必要最小限にする

マスクの着用について

インフルエンザや花粉症対策などで使用する一般用マスク(不織布マスクなど)には様々なものがあり、PM2.5 の吸入防止効果はその性能によって異なると考えられます。 医療用や産業用の高性能な防じんマスク(※1)は、微粒子の捕集効率の高いフィルターを使っており、微粒子の吸入を減らす効果があります(※2)。
また、空気清浄機の使用に関してもフィルターの有無や性能など機種によっても有効性が異なるため、詳しくは製品表示や販売店・メーカーに確認してください。

※1 米国の規格に基づいて認定されたN95以上の規格のマスクや、日本の労働安全衛生法に基づく国家検定に合格したDS1以上の規格のマスク
※2 マスクを着用する場合には顔の大きさに合ったものを、空気が漏れないように着用しなければ、十分な効果が期待できません。一方、着用すると少し息苦しい感じがあるので、長時間の使用には向いていません。

<取材協力:環境省 文責:政府広報オンライン>

政府広報

政府広報オンライン

みなさまのご意見をお聞かせください。

本文へ移動

みなさまのご意見をお聞かせください。(政府広報オンライン特集・お役立ち記事)

Q1.この記事はわかりやすかった(理解しやすかった)ですか?
Q1.この記事はわかりやすかった(理解しやすかった)ですか? (50文字以内)
Q2.この記事は役に立つ情報だと思いましたか?
Q2.この記事は役に立つ情報だと思いましたか? (50文字以内)
Q3.この記事で取り上げたテーマについて関心が深まりましたか?
Q3.この記事で取り上げたテーマについて関心が深まりましたか? (50文字以内)


ページ
トップ