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平成30年10月11日

「日本ワイン」と「国産ワイン」の違いは?
ワインラベルの表示基準が明確に!

ブドウの収穫地や品種、製造方法などによって味わいが異なるワイン。海外のワイン生産国では、ラベルの記載内容などを厳格に規定する公的なルールが設けられています。一方、日本のワインには、これまでそうしたルールがありませんでした。そこで、消費者にとって分かりやすくすることなどを目的に、日本初の公的なワインの表示に関するルールが2015年10月に制定され、2018年10月30日から本格的にスタートします。

1.なぜ、「ワインのラベル表示のルール」がつくられたの?

「日本ワイン」とそれ以外の国産ワインを分け、商品選択に役立てるため

ワインというと、フランスやイタリア、カリフォルニアなどが産地として有名ですが、近年は日本産のワインを楽しむ人も増えてきています。ワインを選ぶときの参考になるのが、ワインのラベルに表示されている様々な情報です。ラベルには、原料となるブドウの産地や品種、収穫された年などが記載されており、消費者にとって重要な情報です。
そのためヨーロッパやアメリカなどの主要ワイン生産国では、それぞれワイン法などワインの表示に関する公的な基準があります。
一方、日本では、その基準がなく、ラベル表示のルールは、ワイン業界の自主基準に委ねられており、消費者の誤解を生みやすい状況でした。例えば、一般的に「国産ワイン」と呼ばれていたものには、国産ブドウのみを原料とした「日本ワイン」のほか、海外から濃縮果汁や原料ワインなどを輸入し国内で製造したワインが混在し、「日本ワイン」とそれ以外のワインの違いが分かりにくくなっていました。

また、日本産のワインの品質向上などにより、輸出も増え、国際的に通用する基準が求められていました。
そこで、消費者がワインの原料や産地などの情報を正しく知り、適切な商品選択ができるようにするため、2015年(平成27年)10月、日本初の公的なワインの表示に関するルール「果実酒等の製法品質表示基準」(以下、「ワインのラベル表示のルール」と言います。)が定められました。この「ワインのラベル表示のルール」が、2018年(平成30年)10月30日から本格的にスタートします。

2.新しくつくられた「ワインのラベル表示のルール」で何が変わるの?

「日本ワイン」とそれ以外のワインが区別できます

「ワインのラベル表示のルール」では、日本国内で製造された果実酒・甘味果実酒を「国内製造ワイン」、その中で、国産のブドウのみを原料とし、日本国内で製造されたものを「日本ワイン」と定義し、日本ワインに限り、ラベルに「日本ワイン」という表示ができるようにしました。そして、日本ワインについては、一定のルールの下、地名やブドウの品種名、収穫年を表示できることとしました。
一方、国内製造ワインのうち、日本ワイン以外のワイン、すなわち輸入ワインや濃縮果汁などの海外原料を使用したワインは、表ラベルに「輸入ワイン使用」「濃縮果汁使用」などの表示をすることが義務付けられました。

また、裏ラベルには、従来から酒類業組合法や食品表示法によって、「製造者名」「製造場所在地」「内容量」「品目名」「アルコール分」を表示することが義務付けられていますが、これらに加え、消費者の商品選択に資する観点から、「日本ワインであること」「原材料及びその原産地名」の表示が新たに義務付けられます。

3.「日本ワイン」にだけ認められる表示は?

条件を満たせば、地名、品種名、収穫年が表ラベルに表示できます

新たな表示ルールでは、日本ワインに限り、条件をみたせば、地名(ワインの産地名、ブドウの収穫地名、醸造地名)、ブドウの品種名、ブドウの収穫年を表示することができます。日本ワイン以外の国内製造ワインは、表ラベルに地名やブドウの品種名などを表示できなくなります(※)。
※なお、日本ワイン以外の国内製造ワインであっても、裏ラベルの一括表示欄には、原材料の原産地としてブドウの収穫地及び品種名を表示することはできます。

(1)地名を表示する条件
地名は、ワインのラベルに表示する情報の中でも、商品のブランドイメージに直結するため最も重要であることから、表示基準で細かく規定されています。

■ワインの産地名
その地域のブドウを85%以上使用し、かつ、醸造地がそのブドウの産地内にある場合。
(表示例:長野ワイン、長野)

■ブドウの収穫地名
同一の地域のブドウを85%以上使用している場合。
(表示例:山形産ぶどう使用)

■醸造地名
地名の示す範囲に醸造地(ワイナリー)がある場合。
ただし、ブドウの収穫地ではないことを記載する必要があります。
(表示例:長野醸造ワイン *長野は原料として使用したブドウの収穫地ではありません。)

(2)ブドウの品種名を表示する条件
ラベルに表示したい品種の数によって、表示条件や表示方法が変わります。

■単一品種の表示
その品種を85%以上使用している場合。
■2品種の表示
2品種の合計で85%以上使用している場合、使用割合の大きい順に表示。
■3品種以上の表示
表示する品種を合計85%以上使用している場合、それぞれの品種の使用割合と併せて、85%に達するまで使用割合の大きい順に表示。
(表示例:単一品種を85%以上使用した場合)

(3)ブドウの収穫年(ヴィンテージ)を表示する条件
同一収穫年のブドウを85%以上使用している場合。
(表示例:2017年に収穫した場合)

欧米に比べ、ワインづくりの歴史は浅い日本ですが、近年は、国際的なワインコンクールで日本ワインが上位に入賞するなど、高品質な日本ワインが国内外で注目されています。
皆さんも、ぜひ、日本ワインを味わってみませんか。ワイン選びの際には、ワインの表示内容を参考にしましょう。

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ブドウ以外の果実を使ったフルーツワインの表示は?

ブドウ以外の果実を使用したいわゆる「フルーツワイン」の場合は、使用した果実の名称を表ラベルに表示することが義務付けられます。
フルーツワインでは、表ラベルへの地名や品種、収穫年の表示ルールは適用されません。
また、濃縮果汁などを原材料に使った場合に、表ラベルにその旨を表示する必要はありません。
なお、裏ラベルの表示は、日本ワイン以外の国内製造ワインと同じ表示ルールが適用されます。

<取材協力:国税庁 文責:政府広報オンライン>

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