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いざというときのために応急手当の知識と技術を身につけておきましょう

最終更新平成25年8月9日

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事故などで心肺停止になった人を救うには、救急車が到着するまでの間に、そばに居合わせた人が速やかに心肺蘇生(そせい)などの応急手当を行う必要があります。いざというときのために、消防署の講習会に参加して応急手当の知識と技術を身につけておきましょう。

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そばに居合わせた人の心肺蘇生で一命をとりとめる

平成19年4月、大阪府岸和田市で行われた野球大会で、選手の胸にボールが当たり、心肺停止状態になりました。このとき、たまたま居合わせていた観客が現場に備え付けてあったAED(自動体外式除細動器)を使って除細動や心肺蘇生を行い、選手は一命をとりとめました。

心臓が止まってしまうような重大な事故は、いつ、どこで、何が原因でおこるか分かりません。心臓と呼吸が止まってから時間の経過とともに救命の可能性は急激に低下しますが、救急隊を待つ間に居合わせた市民が心肺蘇生などを行うと救命の可能性が2倍程度に保たれることがわかっています。日本では、119番通報があってから救急車が現場に駆けつけるまでに平均して8分ほどかかります。事故などにあった人が心肺停止になったとき、その人を助けるためには、そばに居合わせた人が応急手当を行うことが重要となります。

応急手当と救命曲線

資料提供:消防庁

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迅速な救命活動で命をつなぐ「救命の連鎖」

事故や病気で急変した人を救命し、社会復帰させるために必要な一連の流れを「救命の連鎖」といいます。「救命の連鎖」を構成する4つの輪が素早くつながると救命効果が高まります。鎖の1つ目の輪は心停止の予防、2つ目の輪は心停止の早期発見と通報、3つ目の輪は一次救命処置(心肺蘇生とAED)、4つ目の輪は救急救命士や医師による高度な救命治療を意味する二次救命処置と心拍再開後の集中治療です。

資料提供:消防庁

「救命の連鎖」における3つの輪は、現場に居合わせた市民によって行われることが期待されています。市民は「救命の連鎖」を支える重要な役割を担っています。

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講習会に参加して応急手当の技術の習得を

心肺蘇生やAEDなどの応急手当は、経験がなければ、いきなりその場で実践することはできません。傷病者を救うためには、何よりもまず、多くの人が応急手当の知識と技術をもつことが必要です。

応急手当の技術を得るには、自分で実践して身につけるしかありません。各消防本部・消防署では応急手当の講習会を実施しています。講習は大きく分けて普通救命講習(講習時間 3時間)、上級救命講習(講習時間 8時間)の2種類の講習があり、普通救命講習では心肺蘇生法、AEDの使用法、止血法などを、上級救命講習では普通救命講習の内容に加えて傷病者の管理法(搬送方法など)や外傷の手当などの応急手当を指導しています。

皆さん、ぜひとも応急手当の講習会に参加して、知識と技術を身につけましょう。

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応急手当のやり方

心肺蘇生法

事故などにより傷病者が心肺停止状態になった場合、現場に居合わせた人は、救急車が来るまでに、速やかに心肺蘇生などを行う必要があります。心肺蘇生法は、次の手順で行います。

  1. 周囲の安全を確認する。
  2. 傷病者に近づき、反応(意識)を確認する。
  3. 傷病者に反応がなければ、大声で叫び応援を呼ぶ。
  4. 119番通報およびAEDを現場に届けてもらうよう協力を求める。
  5. 呼吸を見る。(胸と腹の動きをしっかりとみてください。呼吸の確認は10秒以上かけないようにしてください。)
  6. 胸骨圧迫を30回。
  7. 人工呼吸2回。(どうしても人工呼吸を行うことができなければ省略可)
  8. 心臓マッサージ30回。
  9. 上記6.7を絶え間なく続けてください。

写真提供:消防庁

詳しくは消防庁ホームページをご覧ください。(PDFファイル:約1.7MB)

AEDの使い方

平成16年7月から一般の人でもAEDを使用することができるようになりました。

AEDの操作手順は、すべて機械が音声メッセージを出してガイドしますので、音声メッセージのとおりに行えば一般の人でも簡単に操作ができます。

  1. 電源を入れる。
  2. パッドを貼る。
    パッドを貼る場所は、パッドに図で表示されているので、それにしたがって患者に貼り付けましょう。貼り付けるときは、皮膚が濡れていないか、貼り薬がないか、医療器具が胸に埋め込まれていないかなどを確認しましょう。
  3. コネクターを指定された場所に差し込む。
    機械が心電図を解析し、電気ショックが必要な場合は、自動的に充電します。
  4. 放電ボタンを押す。
    充電が完了すると、「放電してください。」などの音声メッセージが流れるので、それにしたがって、放電ボタンを押しましょう。このとき、必ず自分と周りの人も離れ、傷病者に触れないようにしましょう。

写真提供:消防庁

※参考:「JRC(日本版)ガイドライン2010」

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最終更新平成25年8月9日

<取材協力:消防庁  文責:政府広報オンライン>

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