本文へ移動

SNS

ここから本文です

暮らしのお役立ち情報

国の政策・施策・取組の中から、私たちの暮らしに
身近な情報や役に立つ情報をまとめました。

お役立ち記事

お役立ち記事の転載・二次利用についてはこちら

もったいない!食べられるのに捨てられる「食品ロス」を減らそう

平成25年3月25日

  • はてなブックマークに追加
  • Yahoo!ブックマークに登録

まだ食べられるのに捨てられている食べ物、いわゆる「食品ロス」が日本では年間500万トン~800万トンにも上ります。これを日本人1人当たりに換算すると、毎日おにぎり約1~2個分を捨てていることなります。私たちは多くの食べ物を輸入しながら、大量に捨てているのです。大切な食べ物を無駄なく消費し、食品ロスを減らして環境面や家計面にとってもプラスになるような、簡単な工夫をご紹介します。

index

「食品ロス」年間500万トン~800万トン 、1人1日おにぎり1~2個分の食べ物が捨てられている日本

 

日本国内における年間の食品廃棄量は、食料消費全体の2割にあたる約1,800万トン。このうち、売れ残りや期限切れの食品、食べ残しなど、本来食べられたはずの、いわゆる「食品ロス」は500万トン~800万トンとされています。これは、我が国におけるコメの年間収穫量(平成24年約850万トン)に匹敵し、世界中で飢餓に苦しむ人々に向けた世界の食料援助量(平成23年で年間約390万トン)を大きく上回る量です。また、日本人1人当たりに換算すると、"おにぎり約1~2個分"が毎日捨てられている計算となります。

日本の食料自給率は現在39%(平成23年度)で、大半を輸入に頼っていますが、その一方で、食べられる食料を大量に捨てているという現実があるのです。もったいないと思いませんか。

食品ロスを減らすために、食べ物をもっと無駄なく、大切に消費していくことが必要です。

※WFP発表の数値

ページの先頭に戻る

「食品ロス」は様々な場面で発生 約半数は家庭から

食品ロスは、食品メーカーや卸、小売店、飲食店、家庭など、「食べる」ことに関係する様々な場所で発生しています。

食品メーカーや卸、小売店では、いわゆる3分の1ルール(※1)などでメーカーなどに返品される食品や欠品を避けるために保有し期限の切れた在庫などが該当しますが、これらは品質上、まったく問題なく食べられるものです。また、レストランなどの飲食店でも、客が残した料理(特に野菜や穀類)などが食品ロスとなっています。

※1: 小売店などが設定する、加工食品の製造日から賞味期限までの期間を3等分してメーカーからの納品期限や店頭での販売期限を設定する商慣習。なお、平成23年10月から、食品業界において「食品ロス削減のための商慣習検討ワーキングチーム」が立ち上がり、農林水産省の支援の下、食品ロスの発生要因となりうる、このような商慣習の見直しについての話し合いが行われています。

家庭においても食品ロス全体の約半数にあたる年間200万トン~400万トンが発生しています。食材別にみると最も多いのは野菜、次いで調理加工品、果実類、魚介類です。

食品を食べずに捨てた理由として多いのは、

  • 「鮮度の低下、腐敗、カビの発生」
  • 「消費期限・賞味期限が過ぎた」

などが挙げられています。

家庭から出される生ごみの中には、手つかずの食品が2割もあり、さらにそのうちの4分の1は賞味期限前にもかかわらず捨てられているものです。

そのほか、調理の際での、野菜の皮剥きや肉の脂身を取り除きなど、食べられる部分を過剰に捨てていることも食品ロスの原因になっています。

資料:農林水産省「平成21年度食品ロス統計調査(世帯調査)」(複数回答による)

食品ロスとなっているもの 発生量
食品メーカー 定番カット食品や期限切れ食品などの返品 300万トン~400万トン
製造過程で発生する印刷ミスなどの規格外品
小売店 新商品販売や規格変更に合わせて店頭から撤去された食品
期限切れなどで販売できなくなった在庫  など
レストランなどの飲食店 客が食べ残した料理
客に提供できなかった仕込み済みの食材   など
家庭 調理の際に食べられる部分を捨てている 200万トン~400万トン
食べ残し
冷蔵庫などに入れたまま期限切れとなった食品 など
合計 500万トン~800万トン

家庭での食品ロスを削減できれば、食べ物の廃棄量を減らすという環境面だけでなく、家計面にとってもメリットがあります。そのためのヒントをいくつかご紹介します。

ページの先頭に戻る

削減の工夫(1) 食材を「買い過ぎず」「使い切る」「食べ切る」

値段が安いからといって食材を買い過ぎたり、在庫があるのを忘れて同じ食材を買ってしまったりすることは、結局使い切れずに食材を腐らせてしまう原因にもなります。

そんな無駄を防ぐためにも、買い物の前には食品の在庫を確認し、必要なものだけを買うようにしましょう。特に、野菜や生ものなどの傷みやすい食材には有効です。

また、買ったものは使い切る・食べ切るようにしましょう。

冷蔵庫の使い方もひと工夫

保存場所を上手に活用すれば、食べ物は更に長持ちします

  • ブロック肉、魚の切り身など・・・マイナス3度くらいでわずかに凍らせる「パーシャル室」へ
  • スライス肉、豆腐など・・・0度に保たれた「チルド室」へ
  • 野菜、果物など・・・「野菜室」へ

ほかにも、多めに作って余った料理や、一度の料理で使い切れなかった肉や野菜は、一回使用分ごとに小分けにして「冷凍庫」で保存し、早めに食べ切りましょう。

ページの先頭に戻る

削減の工夫(2)残った食材は別の料理に活用

食べ残しなどを減らすために、料理は食べられる量だけつくるようにしましょう。食べ切れずに残ってしまった場合は冷蔵庫に保存し、早めに食べましょう。
また、中途半端に残ったら別の料理に活用するなど、食べ切る工夫をしてみましょう。例えば、次のような方法があります。

<具体例1>長ねぎの緑の部分

  • きざんで、ぎょうざの具や汁ものの吸い口などに使う。
  • きざんでいため、豆板醤、砂糖、しょうゆ、酒で調味をする。チャーハンや冷やっこのトッピングに。

<具体例2>中途半端に余ったパンやパンの耳

  • ちぎってシチューに入れて、パンがゆに。
  • (固くなったパン)クッキングカッターで細かく刻み、パン粉として活用。ハンバーグのつなぎ用であれば、手で大雑把にちぎる程度に。冷凍保存も可能。

(資料:一般財団法人ベターホーム協会「もったいない@キッチン」より)

下記のウェブサイトには、食材を無駄なく使い切るための様々な工夫が紹介されていますので、ぜひ参考にしてみてください。

一般財団法人ベターホーム協会「ベターホームのお料理教室 食べもの大切運動」


食べもの大切運動の
シンボルマークとキャッチフレーズ

一般財団法人ベターホーム協会では、食材を無駄なく使いきるための「キッチンエコ術」の紹介などを通じて、「たべもの大切運動」を展開しています。

 

ページの先頭に戻る

削減の工夫(3)「賞味期限」と「消費期限」の違いを理解

すべての加工食品には、「消費期限」か「賞味期限」の期限表示が記載されています(※)が、皆さんはその違いをご存じですか。

  • 「消費期限」は品質の劣化が早い食品に表示されている「食べても安全な期限」のため、それを過ぎたものは食べないほうが安全です。
  • 「賞味期限」は、長期間保存ができる食品に表示されている「おいしく食べられる期限」であり、それを過ぎてもすぐに食べられなくなるわけではありません。賞味期限を過ぎた食品については、見た目や臭いなどで個別に判断しましょう。

※ 対面販売したり、製造して直接販売したりする場合を除く

資料:農林水産省

  賞味期限 消費期限
意味 おいしく食べることができる期限(best-before)。この期限を過ぎても、すぐに食べられないということではない。 期限を過ぎたら食べないほうがよい期限(use-by date)。
表示 3か月を超えるものは、年月で表示し、3か月以内のものは年月日で表示。 年月日で表示。
対象の食品 スナック菓子、カップめん、缶詰、レトルト食品、ハム・ソーセージ、卵、牛乳(※) など 弁当、サンドイッチ、生めん、総菜、ケーキ など

※牛乳の期限表示は2種類あり、超高温殺菌した牛乳は長持ちするため「賞味期限」が、低温殺菌牛乳は「消費期限」が記載されます。

食品の期限表示についてはこちら

表示されている期限は、開封前の期限です。一度開封したら、期限にかかわらず早めに食べましょう。

ページの先頭に戻る

削減の工夫(4)外食時での食べ残しを防ぐために

外食のときには、ボリュームが予想外に多い、注文時には知らずに嫌いな食べ物が含まれていた、などの理由で食べ切れない場合があります。飲食店では、こうした客の食べ残しが食品ロスの主な原因になっており、それを減らすために、次のような工夫をしてみましょう。

  • 料理を注文する際にボリュームを確認し、「食べ切れないかも」と思ったら「少なめにできますか?」とお願いする。
  • セットメニューの中に食べられない物があれば、注文の際に、あらかじめそれを抜いてもらう。

もし、量が多すぎて残してしまった場合には、持ち帰りができるかどうか、お店に確認してみましょう(ただし、持ち帰ったら自己責任となりますのでご注意ください)。欧米の飲食店では「ドギー・バッグ」と呼ばれる残した食べ物を持ち帰る箱や袋が用意されているのが一般的になっています。近年は、日本でもそうした取組を実施している地域や飲食店が徐々に増えています。

ドギーバッグ普及委員会

自己責任表明カード

ドギーバッグ普及委員会では、自己責任で持ち帰ることを店側に証明する「自己責任表明カード」の普及活動などにより、飲食店や消費者に食品衛生上のトラブルが生じないよう呼びかけを行っています。

食べ物を無駄にしないために、毎日の暮らしの中からできることを実践してみましょう。

ご存じですか? 食品ロスを減らすこんな取り組み

飲食店やNPO法人、地域などでも、食品ロスを減らす様々な取組が行われています。

フードバンク活動 ~期限切れ間近の食品や規格外品を有効活用

食品メーカーや卸、小売店で発生する食品ロスには、期限切れ間近の食品や印刷ミスや包装破損といった規格外品などがあります。そこで例えば小売店では、品質上問題がないことを消費者にお知らせしながら、見切り・値引き販売して売り切ろうとする取組が行われています。

こうした業界の取組に加え、最近ではこうした食品を企業から寄付してもらい、福祉施設などへ無償提供する「フードバンク活動」というボランティアもあります。

フードバンクは1960年代にアメリカで始まった活動です。日本では、平成14年(2002年)から、NPO法人「セカンドハーベスト・ジャパン」が本格的に活動を開始し、今では全国各地に取組が広がっています。

おいしいふくい食べきり運動 ~飲食店・小売店も協力して食べ残しを減らす

福井県では、飲食店や小売店、県民みんなで食べ残しを減らす「おいしいふくい食べきり運動」を平成18年から展開しています。

これは飲食店に対して、ハーフサイズや小盛りなど食べ残しが出ない工夫をしたメニューや、持ち帰り可能なメニューの設定など、食べ残しが出ないように協力してもらうほか、小売店には食材を使い切るためのレシピの提供や野菜のばら売りなどをしてもらう運動です。もちろん県民にも、買い物の段階から食べ残しを減らす取組を呼びかけています。

 

ページの先頭に戻る

<取材協力:農林水産省  文責:政府広報オンライン>

みなさまのご意見をお聞かせください。

みなさまのご意見をお聞かせください。(政府広報オンライン特集・お役立ち記事)

Q1.この記事はわかりやすかった(理解しやすかった)ですか?
(50文字以内)
Q2.この記事は役に立つ情報だと思いましたか?
(50文字以内)
Q3.この記事で取り上げたテーマについて関心が深まりましたか?
(50文字以内)

カテゴリで探す

府省別で探す

このような方へ

もしものとき

アクセスランキング

お役立ち度ランキング

人気検索キーワード