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ボタン電池や医薬品、タバコなど 子供の誤飲事故にご注意を!

幼い子供が食べたり飲んだりしてはいけない物を口にして健康被害を起こす、子供の誤飲事故が後を絶ちません。中には、手術・入院が必要になったケースも。ここでは特に注意が必要なボタン電池などの誤飲事故について、防止策や対処法を紹介します。

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子供の「ボタン電池」の誤飲は、どのくらい起きているの?

子供の「ボタン電池」の誤飲は、どのくらい起きているの?

4年間に90件あまり。幸い大半は軽症だが、中には重症になるケースも。

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ボタン電池を誤飲すると、どんな危険があるの?

ボタン電池を誤飲すると、どんな危険があるの?

体内で「化学やけど」を起こし、食道や胃などに穴が開く危険が。

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ボタン電池の誤飲を防ぐには?

ボタン電池の誤飲を防ぐには?

電池ふたが開きにくい製品を選ぶ、電池ふたをテープなどで固定する、など

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医薬品やタバコなどの誤飲にも気を付けて!

医薬品やタバコなどの誤飲にも気を付けて!

子供の手が届かないところに保管し、使ったらすぐに片づけよう。

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平成27年9月17日

子供の「ボタン電池」の誤飲は、どのくらい起きているの?~4年間に90件あまり。幸い大半は軽症だが、中には重症になるケースも。子供の「ボタン電池」の誤飲は、どのくらい起きているの?~4年間に90件あまり。幸い大半は軽症だが、中には重症になるケースも。

幼い子供は、大人が思いも寄らないものを口にすることが珍しくありません。
生後6か月頃になると、身近にある物を手に取り、何でも口に運んでしまうようになります。1歳頃になると、身の回りへの興味や関心が高まり、大人や年上の兄弟姉妹の行動を真似しようとしたりします。そして2歳頃になると、興味を持った物を好んで手に取るようになります。例えば子供の手が届かない場所に置かれていても、イスなど足場になるものを自分で持ってきて手に取ったりします(※)。

※参考)消費者安全調査委員会「子どもによる医薬品誤飲事故」経過報告書「子どもの行動特性からみる医薬品誤飲事故」

幼い子供のこうした行動が、口にしてはいけないものを飲み込む「誤飲」事故につながるおそれがあります。子供が誤飲する物は様々ですが、中でも近年、数々の事故報告が寄せられ、かつ、危険性が特に高いもののひとつが、「ボタン電池」です。
「ボタン電池」は小型の円盤状または短い円筒状の電池で、その小ささを活かして身の回りの様々な電気機器や玩具などに使われています。

一般的なボタン電池
電池の名称 記号 電圧 使用製品の例 外観イメージ
アルカリボタン電池 LR 1.5V 時計、電卓、歩数計、携帯ゲーム機、キッチンタイマー、電子体温計、玩具、ほか
酸化銀電池 SR 1.55V 時計、腕時計、電子体温計、ほか
空気電池
(空気亜鉛電池)
PR 1.4V 補聴器、ほか
二酸化マンガンリチウム電池
(コイン電池)
CR 3.0V 時計、家電製品の各種リモコン、LEDライト、玩具、ほか

子供が「ボタン電池」を誤飲して医療機関を受診した事例は、平成22年(2010年)12月から平成26年(2014年)3月までの間に51件あり、誤飲した疑いがある事例を含めると93件が報告されています(※)。うち83件は軽症にとどまっていますが、残り10件は入院を要する事例でした。このうち重症の2例を次に紹介します。
※消費者庁と独立行政法人国民生活センターの共同事業である「医療機関ネットワーク事業」に参画する24医療機関(平成26年6月時点)から寄せられた事故情報。

ボタン電池の誤飲事例

事例1
2歳の子供が電池を保管するケースを開けて入っていたボタン電池を取り出し、いじっているうちに飲み込んでしまった。病院で手術を受けて摘出したが、食道の一部が損傷して穴が開きかねない状態になっていたため、1か月間の入院加療を要した。

事例2
1歳の子供が電気器具のふたを開けて、入っていたボタン電池をいじっているうちに飲み込んでしまった。病院で手術を受けて摘出したが、気管と食道に穴が開いていたため、2か月間の入院治療を要した。

ボタン電池を誤飲した事故を子供の年齢別にみると、誤飲事故の件数は1歳が突出して多く、次いで0歳、2歳が続いています。
誤飲事故の件数をボタン電池が使用されていた製品別にみると、使用中ではなく保管・放置されていたものと玩具が同数で、次いでタイマー・時計が続いています。

ボタン電池は暮らしに身近な、子供の手が届く様々な製品に使われているところから、子供が誤飲する可能性があり、しかも誤飲した際の危険性が高いことから、改めて注意をする必要があります。では、ボタン電池を誤飲すると、具体的にどのような危険があるのでしょうか。

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ボタン電池を誤飲すると、どんな危険があるの?~体内で「化学やけど」を起こし、食道や胃などに穴が開く危険がボタン電池を誤飲すると、どんな危険があるの?~登録された産品に地理的表示が認められ、不正使用に対しては取締りが行われます。

子供がボタン電池を誤飲した場合、気管を塞ぐなどして窒息を起こす危険のほかに、もうひとつ、ボタン電池が粘膜などに接触して「化学やけど(化学熱傷)」を起こす危険があります。前章で紹介した、長期入院を要した二つの事例は、いずれも化学やけどを起こしていました。

飲み込んだボタン電池が食道の内壁に貼り付くと、電気分解によって電池の外にアルカリ性の液体ができます。このアルカリ性の液体はタンパク質を溶かす性質を持っているため、ボタン電池と接触した粘膜に化学やけどを引き起こします。この液体の作用がとても強いために、食道や胃の壁を短時間で傷つけることがあるのです。
鶏の胸肉にボタン電池を置いて一定時間放置する実験を行ったところ、下図のように約20分後には置いたボタン電池とほぼ同じ直径のくぼみが鶏の胸肉に開きました。

鶏肉の上にボタン電池を置く実験では、20分ほどで電池の形のくぼみができるほどの化学やけどが確認できます。(写真提供:国民生活センター)

また、飲み込んだボタン電池が胃に達すると、酸性の胃液によって電池が腐食し、中身(電解液)が漏れ出す可能性があります。アルカリマンガン電池などでは、中身のアルカリ性物質が漏れて胃などの内壁を損傷する危険があります。

身近に幼いお子さんのいる方は、ボタン電池を誤飲した場合の危険性を、あらためて確認しておきましょう。

もし、子供がボタン電池を飲み込んだら?――直ちに医療機関へ。

もし、子供がボタン電池を飲み込んでしまったら、重症になるおそれがあるので、直ちに医療機関を受診しましょう。
子供がボタン電池を飲み込んだかどうかはっきりしない場合でも、レントゲン写真を撮るなどすればボタン電池の有無が確認できる可能性があるので、必ず受診しましょう。
また、ボタン電池を鼻や耳の穴に入れてしまった場合も、内部の粘膜に化学やけどを起こす危険があります。誤飲した場合と同様、直ちに医師の診断を受けましょう。

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ボタン電池の誤飲を防ぐには?~電池ふたが開きにくい製品を選ぶ、電池ふたをテープなどで固定する、などボタン電池の誤飲を防ぐには?~電池ふたが開きにくい製品を選ぶ、電池ふたをテープなどで固定する、など

ボタン電池の誤飲を防ぐために、以下のようなことを心がけましょう。

  • 「どの製品がボタン電池を使っているか」「簡単に電池が取り出せるか」をチェックする。簡単に電池が取り出せるものは、子供の手の届かない場所に置くか電池ふたをテープで止めるなどして、電池ふたが簡単には開かないようにする。
  • 未使用のボタン電池は子供の手の届かない場所で保管する。
  • 使用済みのボタン電池は、速やかに処分する。処分までの間は子供の手の届かない場所で保管する。
  • 子供がまねをしないよう、ボタン電池の交換は、子供の目に触れないところでする。
  • ボタン電池を使う製品を新たに購入する際は、電池ふたが簡単には開かない構造の製品を選ぶ。
    (電池ふたがネジ止め式であったり、「押しながら横にずらす」など同時に二方向に力を加えないと電池ふたが開かない構造であったりするなど、ふたを開けにくい仕組みを持つものがあります。)

参考)
消費者庁「乳幼児(特に1歳以下)のボタン電池の誤飲に注意」[PDF]
(独)国民生活センター「ボタン電池を使用した商品に注意-乳幼児の誤飲により、化学やけどのおそれも-」

使用済みのボタン電池・コイン電池を処分するには?

〇ボタン電池の処分
酸化銀電池(形式記号SR)、空気電池(同PR)、アルカリボタン電池(同LR)については、電池の+極と-極に粘着テープを貼るなどして絶縁し、最寄りの電器店、時計店、カメラ店、補聴器店などにある「ボタン電池回収缶」に、お店の方にひと声かけてから入れて下さい。

参考)一般社団法人電池工業会「ボタン電池回収にご協力ください」

 

〇コイン電池の処分
二酸化マンガンリチウム電池(コイン電池、形式記号CR)は、上記の回収の対象外です。
自治体によって資源ゴミか不燃ゴミかなどの区別が異なりますので、お住まいの市町村の指示に従って処分してください。

 

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医薬品やタバコなどの誤飲にも気を付けて!~子供の手が届かないところに保管し、使ったらすぐに片づけよう。医薬品やタバコなどの誤飲にも気を付けて!~子供の手が届かないところに保管し、使ったらすぐに片づけよう。

子供の誤飲については、ボタン電池のほかにも様々な誤飲事故が報告されています。

医薬品の誤飲

事例3 医薬品を誤飲
3歳2か月の子供が、母親が目を離したすきに居間のたんすの上に置かれた精神神経用薬、抗てんかん剤をお菓子とまちがえて誤飲し、吐き気(悪心)、おう吐、意識障害を起こした 。

医薬品を子供が誤飲し、おう吐や意識障害を起こして医療機関を受診する事故が起きています。

親や祖父母など大人向けに処方された医薬品には、向精神薬や気管支拡張剤、血圧降下薬、血糖降下薬など、用法用量を超えて大量に服用すると重い中毒症状を起こすものもあります。
身近な大人が、そうした医薬品を日頃口にしているところを見れば、子供が医薬品に興味を惹かれ、自分で試してみたくなっても不思議ではありません。子供の手が届くところに医薬品があれば、用法用量などわからないまま、大量に口にする可能性は十分にあります。
また、子供向けの医薬品は飲みやすいように味が調整されているため、味を気に入った子供がお菓子やジュースなどと誤解して大量に服用する可能性があります。

医薬品の誤飲を防ぐには、普段から医薬品の保管にはなるべく鍵のかかる戸棚や引き出しなどを使いましょう。タンスの上など子供の届かない高い場所に置いても、2歳児が箱を踏み台にして机によじ登り、机の上の棚に置かれていた父親の薬を飲んでしまったという報告もあります。子供の成長を踏まえて、保管場所には十分に気をつけ、服用する際は子供の手が届くところに放置せず、速やかに服用しましょう。

もし、子供が医薬品を誤飲したら――直ちに医療機関へ。

もし、子供が大人向け医薬品を誤飲したり、子供向け医薬品でも適量を大幅に超える量を誤飲したりした場合は、直ちに医療機関を受診してください。

参考)
消費者庁「子どもによる医薬品の誤飲事故に注意!」[PDF]
(独)国民生活センター「医薬品の誤飲事故が増えています」

タバコの誤飲

事例4 タバコ関連の誤飲
3歳2か月の子供が、親が自宅で清涼飲料水の空き容器に水を入れて、灰皿代わりに使用していたところ、親が目を離したすきに吸殻が浸った水を飲んで、吐き気(悪心)及び腹痛を起こした。

タバコや吸殻、灰皿などに溜まった水(浸出液)を子供が誤飲した報告もあります。
タバコに含まれるニコチンには強い血管収縮作用があり、人間が摂取すると毛細血管を収縮させて血圧を上昇させます。そのため、ニコチンの大量摂取には危険が伴い、子供が誤ってタバコの葉を食べたりすると中毒を起こし、死に至ることもあります(※)。特にタバコの浸出液はニコチンが吸収されやすい状態にあるため、さらに危険です。

※参考)厚生労働省「e-ヘルスネット『ニコチン』」

火の始末などのために、水を入れた灰皿や空き缶などを使うことがありますが、子供の手が届く場所には決して置かない、使用後は速やかに片づける、といった配慮が必要です。

もし、子供がタバコを誤飲したら――直ちに医療機関へ。

もし、子供がタバコや吸殻、タバコの浸出液などを誤飲してしまった場合は、ただちに医療機関を受診してください。

誤飲したタバコを吐かせることはニコチンなどの吸収量を減らせる可能性がありますが、その際に吐きやすくなるよう水や飲料を飲ませると、逆にニコチンが吸収されやすくなり、症状が悪化する危険があります。何も飲ませずに吐き出せる場合はともかく、それ以外の場合は無理をせず、速やかに医療機関を受診してください。

参考)
消費者庁「子どもを事故から守るプロジェクト」「あなたのお子さんは安全?」I.窒息・誤飲 3か月―2歳頃 > 8.タバコの誤飲

洗濯用パック型液体洗剤にもご注意を

「洗濯用パック型液体洗剤」は、1回分の濃縮液体洗剤が水溶性のフィルムで包まれた洗剤で、近年、日本でも製造販売が行われています。
このパック型液体洗剤を子供が舐めたり噛んだりするうちにフィルムが破れて中の洗剤を飲み込んでしまったり、子供が舐めて溶けかけたパックを握り潰してしまい、飛び出した洗剤が目に入った、といった報告が、各地の消費生活相談窓口などに寄せられています。
海外でも同様の事故が多数報告されており、洗濯用パック型液体洗剤は、乳幼児の手の届かないところで保管しましょう。

もし、中身の液体洗剤を飲んでしまった場合は、できれば口をすすがせ、水か牛乳を少し飲ませて医療機関を受診しましょう。吐かせようとすると、吐しゃ物が気管に入ってしまうおそれがありますので、無理に吐かせるのは止めましょう。
液体洗剤が目に入ってしまった場合は、こすらせずに、すぐに弱い水流で10分以上、洗い流して受診しましょう。皮膚についた場合は、すぐに大量の流水で洗いましょう。

代表的な洗濯用パック型液体洗剤

(写真提供:(独)国民生活センター)

参考)
消費者庁「洗濯用パック型液体洗剤に気をつけて!」[PDF]
(独)国民生活センター「洗濯用パック型液体洗剤に気を付けて!(報道発表)」

◎誤飲事故のほか、子供の急病や事故、中毒などの場合は、こちらにご相談を。

小児救急電話相談
休日・夜間の急な子供の病気にどう対処したらよいのか、病院の診療を受けたほうがいいのかなど判断に迷ったときに、小児科医師・看護師に電話相談できます。

全国同一の短縮番号#8000をプッシュすると、住んでいる都道府県の相談窓口に自動転送され、そちらで、小児科医師・看護師から子供の症状に応じた適切な対処の仕方や受診する病院などのアドバイスを受けることができます。

公益財団法人 日本中毒情報センター中毒110番
医薬品、化学物質(たばこ、家庭用品など)、動植物の毒などによる中毒事故への対処について、薬剤師などのアドバイスを受けることができます。
【連絡先】
大 阪:072-727-2499(24時間対応)
つくば:029-852-9999(9~21時対応)

もし、子供が、おう吐したり、意識がはっきりせず、ぐずったり、けいれんしたりしていたら、ためらわずに救急車を呼びましょう。

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<取材協力:消費者庁・(独)国民生活センター 文責:政府広報オンライン>

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