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Highlighting JAPAN

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特集震災復興

再開した運航サービス(仮訳)

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東日本大震災で被害を受けた東北新幹線が、4月29日に、東京駅と新青森駅までを結ぶ全線で運転を再開した。29日は、「ゴールデンウィーク」と呼ばれる日本の長期連休の初日ということもあり、東北新幹線には観光客、故郷に帰省する人、被災地復興のためのボランティアなど、多くの人が乗り込んだ。

東北新幹線は、福島、仙台、盛岡などの東北の主要都市を経由しつつ、東京と新青森を結ぶ713キロの路線だ。今年3月5日からは、新型車両「はやぶさ」が最高速度時速300キロで運行を始め、東京と新青森間を最短3時間10分で結ぶことができていた。震災により、駅の損傷、架線の切断などの被害が生じたが、走行中の新幹線は、地震の本格的な揺れが始まる前の初期微動を感知し、自動的に停止したため、乗客を乗せていた全ての車両で、脱線は起きなかった。

宮城県仙台市にある仙台空港は、東日本大震災による津波により、大きな被害を受けた。4月13日には国内線の仙台空港への運航が再開、北海道の札幌、名古屋、大阪などの都市を結ぶ便の発着が行われている。

仙台空港は、津波による被害状況が極めて深刻であったため、震災直後は、再開時期の見通しすら立たなかった。しかし、その後、「Operation Tomodachi」の重点地区の一つとして、自衛隊と米軍が共同して、24時間態勢で復旧活動に当たった結果、仙台空港は、わずか1ヶ月ほどでの空港再開を達成できたのだ。

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