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Highlighting JAPAN

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連載|キッズページ

茶道(仮訳)

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キッズページでは、日本の文化や社会を学生向けにクイズを盛り込んで、分かり易く紹介します。第1回目は茶道です。

世界には、紅茶、緑茶、烏龍茶など様々な種類のお茶があります。日本でもこれらのお茶を皆飲んでいますが、古くから飲んでいるのは緑茶です。

 緑茶は日本人にとって身近な飲み物で、家でお茶を入れたり、ペットボトルに入った熱いお茶や冷たいお茶を、コンビニエンスストアや自動販売機でも買うことができます。お茶を飲む専用の部屋で、主人がお客さんにお茶を振る舞う伝統もあります。それが、茶道です。茶道の歴史は、500年ほど前に始まります。茶道では、抹茶と呼ばれる茶葉を粉末状にしたものをお湯に溶いて作ります。お茶の点て方、道具の使い方、お茶の飲み方など、決まった動作があり、その動作を完璧に身につけるには、何年もの稽古が必要です。しかし、茶道で最も大切なのは、人との出会いを一生に一度のものと思い、主人が心を尽くしてお客さんをもてなすという気持ちです。主人は、お茶だけではなく、庭の手入れ、道具、飾る花、お菓子など、全てに気を配ります。そして、お客さんも、そのもてなしに対して、思いやりの気持ちを持って、動作や言葉で応えるのです。茶道は非常に「堅苦しい」と感じる人もいますが、日本の伝統的な床材である畳に座って、静かにお茶を飲むと、自然と心が落ち着きます。

日本では、茶道を学べる教室が全国各地にありますが、北京、ロンドン、パリ、ニューヨークなど海外の主要都市にも茶道教室が開かれていますので、訪れてみてはいかがでしょうか。

問題1:この棒状の竹の道具は「茶杓」と呼ばれています。これは、どのように使われているでしょうか。

A. 痒いところを行儀良く掻く

B. お湯に入れた抹茶をかき混ぜる

C. 茶器から抹茶をすくい取る

問題2:この道具は茶筅と呼ばれています。これは、どのように使われるでしょうか。

A. 使った後の茶碗をきれいにする

B. お湯に入れた抹茶をかき混ぜる

C. 茶室に入る玄関のちりを払う





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