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Highlighting JAPAN

安倍総理の東南アジア(フィリピン,インドネシア,ベトナム)及び豪州訪問

平成29年1月12日から17日にかけて、安倍総理は、フィリピン、オーストラリア、インドネシア、ベトナムを訪問しました。

15日に行われた日・インドネシア首脳会談では、会談の冒頭で少人数会談が行われ、安倍総理より、自由で開かれたインド太平洋戦略の考え方について説明を行い、二つの海の結節点に位置するインドネシアの積極的な役割に期待したい旨述べました。またASEANの一体性・中心性を引き続き支援する旨述べました。 さらに南シナ海問題について、法の支配や紛争の平和的解決の重要性を改めて確認しました。北朝鮮に関しては、安倍総理より、核ミサイル開発に関する圧力強化の必要性を強調するとともに、拉致問題解決への協力を求め、ジョコ大統領も力強い支援を約束しました。また両首脳は自由で開かれた経済を維持すべく関係国でしっかり連携していくことで一致しました。

少人数会合に引き続き行われた全体会合では、安倍総理大臣から、両国の戦略的パートナーシップを一層強固なものとすべく、ジョコ大統領と共に様々な分野で協力を深化させたい旨述べました。さらに日本は特に海洋分野での協力を重視している、離島での水産分野等での協力や、インドネシアの海上保安機関の強化のための協力を進めたい、ASEAN域内国の中で唯一の外務・防衛大臣会合「2+2」の枠組み等を活用し、安全保障面での協力を更に深化させたい、テロの根本原因に対処するため、アジアの「若者」が希望を持てる社会の実現に向けた草の根レベルのプロジェクトを計画中である、パティンバン新港は、建設に向けた設計を開始した、港の運営を両国の合弁企業に行わせることが重要である、ジャワ島北幹線鉄道高速化は、日本の技術、知見を活用して支援したい、ジャカルタ都市高速鉄道(MRT)についても、日本の技術を活用して引き続き協力する用意がある、35GW電源開発プログラムに、官民が一体となって貢献したい、地方開発を通じた格差是正も重視しており、灌漑及び海岸保全分野の3案件につき、約740億円のビジネス機会を創出する旨述べました。

安倍総理は、フィリピン、オーストラリア、ベトナムにも訪問し、各国首脳や要人と会談等を行い、各国との協力関係を一層強化するとともに、法の支配に基づく、自由で開かれた国際秩序を担うアジア太平洋の主要国との間で連携を図ることの重要性を訴えました。

安倍総理大臣のハワイ訪問、日米首脳会談

平成28年12月26日から27日にかけて、安倍総理はアメリカ合衆国ハワイ州オアフ島を訪問しました。オバマ大統領(当時)と首脳会談を行い、両首脳は、今回の真珠湾訪問を、二度と戦争の惨禍を繰り返してはならないとの決意を未来に向けて示すとともに、日米の和解の価値を発信する、歴史的に意義ある機会にするとの思いを共有しました。