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Highlighting JAPAN

 

 

海外との友好関係を築く国際親善

天皇皇后両陛下は、諸外国へのご訪問と各国の王族や政府首脳とのご交流を通して、海外諸国との友好親善関係を築かれてきました。ご即位後、1991年にタイ、マレーシア、インドネシアをご訪問されて以来、アジア、ヨーロッパ、北米、南米などの諸国を精力的に訪ねられました。ご即位後,2018までに公式にご訪問された国は28ヶ国に及びます。

ご訪問先では、その国が育んできた文化に接してこられたほか、王族や政府首脳だけでなく、その土地に暮らす人々とも親しく話をされ、日本との結びつきを深められました。

また、ご訪問国に派遣された日本の青年海外協力隊員や、駐在する在留邦人ともお会いになり、激励されました。

戦後60年に当たる2005年には、慰霊を目的とした外国ご訪問として、サイパン島へ赴かれました。また、戦後70年となる2015年にはパラオのペリリュー島へ、2016年にはフィリピンのルソン島カリラヤへ、それぞれ戦没者を慰霊されました。

また、国内でも国際親善に取り組まれました。宮殿では国賓のための宮中晩餐や、そのほかの外国要人のためのご会見、在京外国大使などのためのご引見、午餐も催されました。2018中に両陛下がお会いになった外国からの賓客は王族、大統領等元首、首相、議会議長など55人でした。さらに、外国からの大使の着任、離任の際にはその都度お会いになり、その数は64ヶ国にのぼりました。