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扇風機とエアコンの知っておきたい危険性
暮らしに潜む製品事故に注意し、夏を乗り切りましょう

最終更新平成28年5月6日

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いよいよ夏到来。これからの暑さを乗り切るための必需品といえば、扇風機とエアコンです。しかし、久しぶりに使う扇風機やエアコンで、火災などの事故が発生していますので、注意が必要です。製品による事故を防ぎ、扇風機やエアコンを安全に使用するために、注意すべきポイントを紹介します。

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久しぶりに使う扇風機にご注意

この夏も節電対策のため、扇風機を使うという人も多いのではないでしょうか。しかし、扇風機から煙が出たり発火したりする事故が毎年のように発生しています。なかには、家屋の全焼や死亡事故につながった例もありますので、使うときには注意が必要です。

扇風機やエアコンの火災事故は、製造から10年以上経っている製品で多く発生しています。その主な原因は、「経年劣化」(長年の使用によって製品内部の部品が劣化して性能が低下すること)で、劣化した部分が使用中に発熱や発火し、火災につながっているのです。経年劣化による事故は、年数が経つにつれて増加する傾向にあります。

扇風機からの発火実験映像

発火実験で燃え上がる扇風機の写真と動画
(写真・動画提供:NITE(独立行政法人製品評価技術基盤機構))
画像をクリックすると別ウィンドウで外部サイトの動画が繰り返し再生されます

 

扇風機による事故は、平成20年度(2008年度)から平成24年度(2012年度)までの5年間に約310件発生しています※。平成27年も全国的に節電に対する意識が高く、扇風機を使用する家庭が多いことが予想されます。

NITE(独立行政法人 製品評価技術基盤機構)
「エアコン及び扇風機による事故の防止について(注意喚起)」(平成26年6月26日)

扇風機を使う際には火災などの事故が発生しないよう、次に挙げるような異常がないか確認してください。特に、古い扇風機を使うときには安全に注意して使用しましょう。

次の症状のうち一つでも該当する場合は、すぐに使うのをやめ、電源プラグをコンセントから抜き、メーカーや販売店などに相談しましょう。

10年以上使用している扇風機は細かく
点検し、異常があれば、すぐに使用を
中止してください。

主な火災事故原因

  • 長期使用による内部回路のコンデンサーの絶縁劣化により、扇風機の使用中に、ショートして発火
  • モーター軸受部の潤滑油が消耗してモーターが回転できなくなったために、モーターのコイルが過熱してショートし、発火
  • 長期使用により、モーター巻線が絶縁劣化し、ショートによる異常発熱が生じ、火花が発生して周囲のほこりなどに着火し、火災が発生

こんな異常に注意

  • スイッチを入れても、ファンが回らない
  • ファンが回っても、回転が異常に遅かったり不規則だったりする
  • ファンが回転するときに異常な音や振動がする
  • モーター部分が異常に熱かったり、焦げくさいにおいがしたりする
  • 羽根にヒビが入っている。ガードが変形している
  • 電源コードが折れ曲がっていたり破損したりしている
  • 使っている時に電源コードに触れると、ファンが回ったり回らなかったりと不安定である

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エアコンは室内機・室外機ともに異常がないか、確認を

エアコンでも発火・火災などの事故が発生していますので注意が必要です。平成26年度には全国で47件の重大製品事故が、次のような原因で発生しています。

主な火災事故原因

  • 電源コードなどの継ぎ足しや電源コードとプラグの不適切な接続によって、接触不良が生じ、発熱、発火
  • エアコン洗浄液が電源のコネクター部分に付着し、結露したことによって、火花が発生し、発火
  • 長年の使用によって部品が経年劣化し、漏電したことによる発火

 

電源コードの継ぎ足し接続発火イメージ

電源コードの継ぎ足し接続発火イメージの写真と動画
(写真・動画提供:NITE(独立行政法人製品評価技術基盤機構))
画像をクリックすると別ウィンドウで外部サイトの動画が繰り返し再生されます

 

発火・火災などの事故を防ぎ、エアコンを安全に使うために、以下のような症状がないか注意しましょう。異常がある場合は、すぐに使うのをやめ、お買い上げの販売店またはメーカーに相談してください。

こんな異常に注意

  • 電源コードやプラグが異常に熱い
  • 電源プラグが変色している
  • 焦げくさいにおいがする
  • ブレーカーが頻繁に落ちる
  • 異音がする
  • 室内機から水漏れがする
  • 架台や吊り下げ等の取付部品が腐食していたり、取付がゆるんでいる
  • 電源コードに傷や破れがある

 

エアコンの洗浄液が原因となる
事故が発生しています。
エアコンのクリーニングはエアコン、
洗浄剤の取扱説明書に従ってください。

また、エアコンのプラグは延長コードにつながずに、専用のコンセントに直接つなぎましょう。エアコンは消費電力が大きいため、延長コードにつなぐと、定格消費電力((例)「合計1,500Wまで」と表示されています)を超え、発熱・発火のおそれがあります。エアコンのプラグは、定期的にほこりを掃除し、エアコンを使用しない期間はコンセントから抜いておきましょう。

エアコンの洗浄は、購入店または修理窓口に相談しましょう。また、市販の洗浄剤などを使って、エアコンを掃除する場合は、取扱説明書をよく読み、注意事項を守って使いましょう。

室外機にほこりやナメクジなどが入ることで、ショートし発火することもあります。室外機のまわりは、ダンボールやごみ、植木鉢などを置かずに、きれいにしておきましょう。

 

長期使用製品安全表示制度

平成21年4月1日から「長期使用製品安全表示制度」が始まっています。それ以降に製造または輸入された扇風機やエアコンなどには、「製造年」及び「設計上の標準使用期間」、さらに「設計上の標準使用期間を超えて使うと、経年劣化による発火・けが等の事故に至るおそれがある旨」が表示されています。

設計上の標準使用期間が過ぎたら、異常な音や振動、においなどの変化に注意しましょう。異常を感じたらすぐに使うのをやめ、コンセントから電源プラグを抜いて、メーカーや販売店に相談しましょう。

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製品事故から身を守るために、「製品安全ガイド」をチェック

リコール情報などの製品安全に関する情報は、
「製品安全ガイド」をチェックしましょう。

扇風機やエアコン以外の製品についても、経年劣化や誤った使い方などによって、様々な製品事故が発生しています。消費者の皆さんが製品を安全に正しく使用し、製品事故から身を守るため、経済産業省では、製品安全に関する様々な情報を「製品安全ガイド」で紹介しています。また、NITE(独立行政法人製品評価技術基盤機構)では、製品事故に関する注意喚起チラシやポスター、事故の再現動画などを公表しています。これらの情報を活用し、製品事故から身を守りましょう。

万一、製品事故が発生した場合は、メーカーや販売店、または消費生活センター(消費者ホットライン 0570-064-370 ※平成27年7月1日より局番なしの「188」での案内も開始)に連絡してください。

そのほかの製品事故については、下記の記事をご覧ください。

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<取材協力:経済産業省 文責:政府広報オンライン>

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