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  • 9月20日の首脳電話会談後、記者会見する菅総理
  • 就任の際、記者会見を行う菅総理

September 2020

日豪首脳電話会談及び日米首脳電話会談

就任の際、記者会見を行う菅総理

2020年9月20日、菅義偉内閣総理大臣は、スコット・モリソン・オーストラリア連邦首相と日独首脳電話会を、ドナルド・トランプ米国大統領と日米首脳電話会談を、それぞれ行いました。各会談の概要は以下のとおりです。

日豪首脳電話会談

モリソン首相から、総理大臣就任についての祝意及び菅総理との関係構築への期待が述べられたのに対し、菅総理から、謝意を伝えつつ、モリソン首相と安倍前首相の深い信頼関係と同様に、モリソン首相と良好な関係を築き、日豪関係を一層強固なものにしていきたい旨述べました。

両首脳は、日豪が「特別な戦略的パートナー」として、相互補完的である両国間の経済関係を更に発展させていくことや、コロナの収束も見据え、「自由で開かれたインド太平洋」の実現、さらには国際社会全体の安定と繁栄のために協力を深めていくことのほか、地域の同志国との連携が重要であることを確認しました。また、菅総理から、北朝鮮による拉致問題の早期解決に向けて、豪州の引き続きの協力を求めました。

モリソン首相からは、豪州人乗組員2名を乗せた家畜輸送船「ガルフ・ライブストック1」号の遭難事故について、海上保安庁によるこれまでの献身的で勇敢な対応への謝意の表明があり、菅総理から、日本として可能な限り協力したいと述べました。

日米首脳電話会談

冒頭、菅総理大臣から、トランプ大統領に対して、日米同盟は地域や国際社会の平和と安定の礎であり、安倍前総理大臣とトランプ大統領の深い信頼関係の下でかつてなく強固になった日米同盟を、トランプ大統領とともに一層強化していきたい旨述べました。これに対し、トランプ大統領から、内閣総理大臣就任への祝意が述べられた上で、自分も全く同感であり、菅総理大臣とともに日米関係を一層強固なものとしていきたい旨述べました。

続いて、両首脳は新型コロナウイルス感染症に関する取組について議論し、引き続き、治療薬やワクチンの開発・普及における日米協力を進めていくことで一致しました。

さらに、両首脳は、北朝鮮などの地域情勢への対応や自由で開かれたインド太平洋の実現に向けて、日米で緊密に連携していくことで一致しました。特に、北朝鮮による拉致問題については、菅総理から、拉致問題の早期解決に向け果断に取り組んでいく考えである旨述べ、同問題の解決に向け、引き続きの全面的な支援を求めました。

また、トランプ大統領からは、必要があれば24時間いつでも連絡して欲しい旨発言がありました。

9月20日の首脳電話会談後、記者会見する菅総理