音声広報CD「明日への声」トラックナンバー2(HTML版)|令和4年(2022年)7月発行分

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音声広報CD「明日への声」 vol.86(令和4年(2022年)7月発行)

トラックナンバー2

(タイトル:女性)

エアコンや扇風機による火災事故を予防しよう ~安全快適に夏を過ごしましょう~

(イントロダクション:女性)

毎日暑い日が続きます。皆さんのご家庭でもエアコンや扇風機が大活躍しているのではないでしょうか。そんななかご注意いただきたいのが、古い扇風機やエアコンなどによる火災事故です。実は、古い扇風機やエアコンなど、夏物家電が原因の火災事故が毎年発生しています。今、使っている扇風機、変な音がしたり、焦げ臭いにおいがしたりしていませんか?エアコンのメンテナンスは正しくできていますか?危険を避け、快適に夏を過ごすために、気を付けたい製品の見分け方やよく起きている事故など、注意すべきポイントをご紹介します。

(本文 Q 女性/A 男性)

Q:火とは関係のなさそうな扇風機による火災も数多く発生しているんですね。どんなことが原因なのですか?

A:はい。原因の多くが「経年劣化」によるものです。製造から長い期間経過すると、部品が劣化し、そのことが要因で発熱や発火等の事故につながります。

Q:長年使っていると、自然と劣化してしまう部品もあるでしょうね。そうした部品が使用に耐えられなくなり事故につながっている、ということですね。どのようなことに気をつければ、火災を避けられるでしょうか?

A:例えば、スイッチを入れても羽根が動かない場合や、羽根が動いても遅かったり不規則な回転をしたりする場合。変な音がしたり、振動があるときも危険のサインです。また、モーター部分の異常な発熱や異音、電源コードの折れ曲がりなども注意が必要です。

Q:注意をして使用すると、気付くことができる症状ですね。もし、おかしいな?と感じたらどうすればいいですか?

A:はい。電源プラグを抜いて使用を中止しましょう。「スイッチを入れても動かなかったので、そのままにしておいた」という扇風機から火災が発生した例もあります。必ず電源プラグを抜いて、販売店やメーカーに相談するか、古い扇風機は買い替えを検討することをお勧めします。

Q:調子の悪い扇風機などは無理に使い続けないほうが良さそうですね。買い替えを検討する時期や、安全に使える期間の目安などはあるのでしょうか?

A:扇風機の火災事故は製造から10年以上経っている製品で多く発生しています。 2009年4月1日以降に製造または輸入された扇風機やエアコンなどには、「製造年」及び「設計上の標準使用期間」が表示されていますので、これを目安にすることもできます。

Q:「設計上の標準使用期間」が過ぎたら、異常がないか注意をするようにしたいですね。ではもう一つ、エアコンの場合はどのような原因で火災が起こっているのですか?

A:エアコンによる火災の原因は主に3つです。1つ目は、電源コードの改造や修理、延長コードとの接続などが原因のもの。2つ目は小動物や虫の侵入による室外機からの発火。3つ目がエアコンの洗浄が原因で、機械内部に不具合が起き、発熱・発火するケースです。

Q:延長コードやエアコン洗浄が原因になってしまうことがあるのですね。どのような対策をとればいいのでしょうか?

A:エアコンのプラグは延長コードにつながずに、専用のコンセントに直接つなぎましょう。エアコンは消費電力が大きいため、延長コードにつなぐと、発熱・発火のおそれがあります。エアコンのプラグは、定期的にほこりを掃除しましょう。
また、室外機のまわりは、ダンボールやごみ、植木鉢などを置かずに、きれいにしておくことで危険を減らせます。

Q:エアコンの洗浄についてはどうでしょうか?市販のエアコン洗浄剤もありますが、どのようなことに気をつければいいのでしょう?

A:製造時期が古いエアコンは、購入者による洗浄が想定されていない構造の製品もあり、自分で洗浄することで火災の原因になってしまうことがあります。エアコンの内部洗浄をする際は正しい知識を持った業者に依頼することが望ましいですね。自分で洗浄する場合は、取扱説明書をよく読み、注意事項を守って行いましょう。

Q:市販の洗浄剤を使用する場合は、しっかり注意しないといけませんね。他に気を付けるべき点はありますか?

A:はい、次のような症状があるときは注意が必要です。例えば、ブレーカーが頻繁に落ちる。室外機から水漏れがしている。異音がしたり、焦げ臭いにおいがする。電源コードやプラグが熱くなる、変色している、などの症状は異常の疑いがありますので、すぐに使用を中止し、販売店などに相談しましょう。リコールが行われた機種もありますので、利用している古いエアコンが大丈夫か心配な方は、ウェブサイトで確認してみてください。
「消費者庁 リコール情報サイト」または「経済産業省 リコール情報」で検索してください。

Q:扇風機やエアコン以外の夏物家電で気を付けるものなどはありますか?

A:はい、近年では携帯用の小型扇風機が原因の火災も起きています。手軽で便利な小型扇風機ですが、廃棄や保管の不手際が原因で、バッテリーから発火するなどの危険があります。使用しなくなった製品の処分は、十分に注意して、自治体の指示を確認して行いましょう。

(エンディング)

暑い夏を乗り切るには必需品の夏物家電ですが、誤った使い方をしたり、メンテナンスを怠ったり、また、古い製品を無理に使い続けると火災事故につながることがあります。おかしいな?と感じたらすぐに使用を控え、専門家に相談しましょう。夏物家電を正しく安全に使い、快適な夏をお過ごしください。

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