動き出す取組
「新しい資本主義」の実現に向けて、
様々な施策に取り組んでいます。
賃上げ・価格転嫁円滑化の取組
成長と分配の好循環による持続可能な経済を実現する要となるのが、分配戦略です。
その第一は、所得の向上につながる「賃上げ」です。
成長の果実を、従業員に分配する。そして、未来への投資である賃上げが原動力となって、更なる成長につながる。こうした好循環を作ります。
賃上げ税制の拡充、公的価格の引き上げに加え、原油や原材料価格が上昇する中、中小企業等が適切に価格転嫁を行えるよう、環境整備を進めます。
人的投資の促進
付加価値を創出し、経済的な豊かさや力強さをもたらす原動力は「人」です。「人」への投資を抜本的に強化するため、3年間で4千億円規模の施策パッケージを新たに創設し、多くのかたからのご提案をもとに施策の具体化を図りました。非正規雇用のかたを含め、学び直しや職業訓練を支援し、再就職や正社員化、ステップアップを強力に進めていきます。
スタートアップ・社会的起業
の支援
新しい資本主義の実現に向けて、官民が連携して、終戦後に続く第二の創業時代を作ります。
そのために、上場制度がスタートアップにやさしく使いやすい制度となることがまずは必要です。スタートアップがより資金調達を行いやすくなるよう、株式公開価格の設定プロセスを見直すなど、新たな上場制度を作ってまいります。また、社会的起業の創出支援などの諸課題についての検討を進めます。
地域活性化の取組
新しい資本主義の主役である地方を、デジタル技術を活用して活性化します。そのために、デジタル基盤の整備や地方からのデジタル実装などの取組を進めていきます。
農業による地域活性化にもしっかりと取り組んでいきます。また、観光地の再生・高付加価値化、自然、文化、農林水産業など地域内での連携を強化しながら、旅行者の訪問・消費を増加させ、地域の所得向上等に貢献するなどにより、観光を核とした新たな経済の好循環を地方から創出します。