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平成29年8月25日

いざというときのために
応急手当の知識と技術を
身につけておきましょう

病気や事故などで心停止になった人を救うには、救急車が到着するまでの間に、そばに居合わせた人が速やかに心肺蘇生(そせい)などの応急手当を行う必要があります。いざというときのために、消防署の講習会に参加して、応急手当の知識と技術を身につけておきましょう。

1.もしも目の前で人が倒れたら?

119番通報とその場に居合わせた人が行う応急手当が命を救います

心臓が止まってしまうような重大な事故は、いつ、どこで、何が原因で起こるか分かりません。心臓と呼吸が止まってから時間の経過とともに救命の可能性は急激に低下しますが、心肺蘇生やAED(自動体外式除細動器)などの応急手当を行えば、救命の可能性はおよそ2倍になることが分かっています。

日本では、119番通報があってから救急車が現場に駆けつけるまでに平均して約9分かかります。事故などにあった人が心停止になったとき、その人を助けるためには、そばに居合わせた人(以下「バイスタンダー」といいます)が応急手当を行うことが重要となります。

資料提供:消防庁

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迅速な救命活動で命をつなぐ「救命の連鎖」

病気や事故で急変した人を救命し、社会復帰させるために必要な一連の流れを「救命の連鎖」といいます。救命の連鎖を構成する4つの輪が素早くつながると救命効果が高まります。鎖の1つ目の輪は「心停止の予防」、2つ目の輪は「心停止の早期認識と通報」、3つ目の輪は「一次救命処置(心肺蘇生とAED)」、4つ目の輪は救急救命士や医師による高度な救命治療を意味する「二次救命処置と心拍再開後の集中治療」です。

救命の連鎖のうち、心停止の予防から一次救命処置までは、バイスタンダーにより行われることが救命において非常に大きな意味を持っています。市民は「救命の連鎖」をつなぐ重要な役割を担っています。

資料:厚生労働省「救急蘇生法の指針2015 市民用」[PDF]

2.応急手当を行うには?

講習会に参加して応急手当の技術の習得を

傷病者を救うためには、何よりもまず、多くの人が応急手当の知識と技術をもつことが必要です。
応急手当の講習を受けていれば、より確実に、より自信を持って心肺蘇生を行うことができるかもしれません。応急手当の技術は、自分で実践して身につけることが重要です。
そこで各消防本部・消防署では、一般の方々向けの救命講習を実施しています。ぜひ、お近くの消防本部・消防署の講習会に参加して、知識と技術を身につけましょう。

救命講習には、救命入門コース・普通救命講習(I、II、III)・上級救命講習などがあります。普通救命講習Iでは成人に対する心肺蘇生法、AEDの使用法、止血法などを学べます。上級救命講習では普通救命講習Iの内容に加えて、小児、乳児に対する心肺蘇生法や傷病者の管理法(搬送方法など)やその他の応急手当を学べます。

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e-ラーニングで応急手当の基本を学べます
「一般市民向け 応急手当WEB講習」

救命講習会に行く時間がないという方のために、消防庁では、e-ラーニングで応急手当の基本知識が学べる「一般市民向け 応急手当WEB講習」を用意しています。インターネットにつながる環境があれば、パソコンやタブレット、スマートフォンで、だれでも好きな時間に応急手当の基礎知識を学ぶことができます。

消防庁「一般市民向け 応急手当WEB講習」

消防本部・消防署が一般の方に行っている救命講習は座学部分と実技部分で構成されていますが、この応急手当WEB講習ではその座学部分と同様の内容を学びます。応急手当WEB講習をすべて受講し、最後のテストに合格すると「受講証明書」が発行されます。
応急手当WEB講習で基本知識を身に付けたら、ぜひ、消防本部・消防署の講習で実技を学んでください。応急手当WEB講習の「受講証明書」を持参すると、座学講習を免除する短縮講習を行っている消防本部もあります。
応急手当講習の受講については、お近くの消防本部・消防署にお問い合わせください。


受講証明書の見本

3.身につけておくべき応急手当とは?

「心肺蘇生」の流れと「AED」の使い方を知っておきましょう

目の前で突然人が倒れたときや反応がないときは、すぐに「心停止」を疑いましょう。心停止を疑った場合、バイスタンダーは、すぐに119番通報し、救急車が来るまでに、速やかに心肺蘇生などの応急手当を行う必要があります。

<心肺蘇生法>

突然人が倒れたら~119番通報

(1)周囲の安全を確認する。
(2)傷病者に近づき、反応(意識)を確認する。

(3)傷病者に反応がなければ、大声で叫び応援を呼ぶ。
(4)119番通報およびAEDを現場に届けてもらうよう協力を求める。

大声で応援を呼んでも誰も来ない場合は、自分で119番通報をします。AEDがあることが分かっている場合には、AEDを取りに行きます。119番に通報すると、通信指令員が電話を通じて、バイスタンダーが行うべきことを指導してくれます。

胸骨圧迫と人工呼吸

(5)呼吸を見る。
胸とお腹の動きを見て「普段どおりの呼吸」をしているか10秒以内で確認します。
呼吸がないか、普段どおりではない場合(死戦期呼吸:しゃくりあげるように途切れ途切れの呼吸)は、心停止と判断してください。
また、「普段どおりの呼吸」かどうか分からない場合も、胸骨圧迫を開始してください。

(6)胸骨圧迫を30回。

(7)人工呼吸2回。
(人工呼吸を行うことができなければ省略可)

(8)胸骨圧迫30回。

上記(6)(7)を絶え間なく続けてください。
(写真提供:消防庁)

心肺蘇生は救急車が到着するまで続けます。周囲に複数の人がいる場合は、交代で行ってください。

詳しくは消防庁ホームページ(PDFファイル:約1.7MB)をご覧ください。

<AEDの基本的な使い方>

AED(自動体外式除細動器)は、心臓がけいれんして血液を全身に送れない状態(心室細動)になった場合に、電気ショックを行うことで心室細動を取り除く医療機器です。平成16年(2004年)7月から一般の人でもAEDを使用することができるようになり、駅や公共施設をはじめ様々な場所に設置されています。

AEDの操作手順は、すべて機械が音声メッセージを出して案内しますので、音声メッセージのとおりに行えば、簡単に操作できます。

(1)電源を入れる。(ふたを開けると、自動的に電源が入るタイプのAEDもあります。)

(2)パッドを貼る。
パッドを貼る場所は、パッドに図で表示されているので、図のとおり傷病者に貼り付けましょう。
貼り付けるときは、次の点を確認しましょう。

  • 皮膚が濡れていないか→濡れていたら、乾いた布などでふき取ってください。
  • 貼り薬などが貼られていないか→貼られていれば、はがしてください。薬剤が残っていたらふき取ってください。
  • 心臓ペースメーカーなどが埋め込まれていないか→胸に硬い「こぶ」のような出っ張りがあればそこを避けて貼り付けてください。

(3)コネクターを指定された場所に差し込む。
AEDが心電図を解析し、電気ショックが必要な場合は、自動的に充電します。

(4)放電ボタンを押す。
充電が完了すると、音声メッセージで次の行動を指示します。「放電してください」などのメッセージが流れたら放電ボタンを押しましょう。このとき、必ず自分と周りの人は傷病者から離れ、触れないようにしましょう。
電気ショック実施後は、直ちに胸骨圧迫から心肺蘇生を再開してください。

(写真提供:消防庁)

Q「ショックは不要です。」という音声メッセージが流れたら?
AEDはショックが必要かどうか自動的に判断します。必要ない場合は「ショックは不要です」という音声メッセージが流れます。その場合も、直ちに胸骨圧迫から心肺蘇生を再開してください。

※参考:「「JRC蘇生ガイドライン2015」オンライン版

<取材協力:消防庁 文責:政府広報オンライン>

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