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国の政策・施策・取組の中から、私たちの暮らしに身近な情報や役に立つ情報をまとめました。平成29年(2017年)7月3日
室温28℃で快適に!クールビズの提案

冷房時の室温28℃で、快適に過ごすための夏の常識「クールビズ」。環境省では、5月1日から9月30日までをクールビズ期間として、冷やしすぎない適正な室温管理と各自のTPOに合わせた軽装など無理のない工夫を呼びかけています。CO2を減らす工夫をしながら、夏を涼しく、快適に過ごすための取組をご紹介します。
1.「クールビズ」は室温28℃で快適に過ごすことができるライフスタイル

クールビズは過度な冷房に頼ることなく、「室温28℃で様々な工夫をし、快適に過ごそう」という取組です。
ちなみに、室温28℃とは、「建築物における衛生的環境の確保に関する法律施行令」及び「労働安全衛生法の事務所衛生基準規則」で定められた範囲(17℃以上28℃以下)の設定です。
なお、クールビズに取り組む際に我慢のし過ぎは禁物です。無理をして熱中症にかかるなど体調を崩してはいけません。暑過ぎるときや体調が悪いときは無理をせずに、エアコンの設定温度を変えるなどして、柔軟に取り組みましょう。また、高齢者や乳幼児がいらっしゃる場合は特に室温管理には注意しましょう。
2.クールビズを実践するためのポイント
皆さんのクールビズの取組を応援するため、環境省では、様々なクールビズの工夫を提案しています。これらをヒントに、職場や家庭でクールビズを実践してみませんか。
(1)職場のクールビズスタイル

室温28℃のオフィスで快適に過ごすために、職場のマナーに配慮しながら、ポロシャツや通気性のよい靴、機能・素材を活かしたスポーツアイテムなどを活用してはいかがでしょうか。近年、吸水速乾性、防臭抗菌機能、接触冷感など、通気性がよく、清涼感のある高機能な素材を使った肌着やTシャツ、スーツなどの衣類がどんどん登場しています。こうした 高機能素材や地域の伝統素材を使った衣類などについても上手に活用してみましょう。
また、勤務時間を朝型にシフトし、日中よりも涼しい午前中に仕事をすることで、冷房の使用を抑えることができます。夜の残業を減らす効果も期待できるので、照明などに使用していた電力の節電にもつながります。皆さんの職場でも、このような工夫をしてみてはいかがでしょうか。
この他にも、うちわや扇子を利用して体感温度を下げる、ブラインドや断熱シートの使用で室温上昇を抑制する、ヘアスタイルを夏らしいすっきりアップスタイルにするなど、オフィスで快適に過ごすための工夫は様々なものがあります。
(2)家庭のクールビズスタイル

冷房を効率的に使用し家庭で快適に暮らすために、エアコンのフィルターをこまめに掃除するように心がけましょう。室外機のまわりに物を置かないように工夫することも、冷房効率を上げることにつながります。また、冷房に加えて扇風機を活用することで、室内の冷たい空気を循環させることができ、体感温度を下げる効果があります。
この他にも、ブラインドやカーテンで夏の強い日差しをカットする、水分の多い旬の夏野菜をおいしく食べて体の中からクールダウンするなど、家庭で快適に過ごすための工夫もたくさんあります。
(3)クールシェア

ひとり一台のエアコンをやめ、涼しい場所をみんなでシェアするのがクールシェアです。家庭では1部屋に集まり複数台のエアコン稼働を避ける、図書館などの公共施設や商店街・カフェなどの涼しい場所に出かける、水辺や木陰などの自然が多く涼しい場所で過ごすなど、クールシェアはエアコンの効率的な活用や節電の実践につながります。
- クールシェアに関する詳しい情報は下記をご覧ください。
クールシェアについて
(4)グリーンカーテン

窓際に植物を植えられるスペースがある場合は、ゴーヤやヘチマなどツル性の植物でグリーンカーテンを作ることによって、窓からの直射日光をやわらげることができ、室温の上昇を防ぐことができます。また、グリーカーテンの張り方を工夫して壁や地面も日差しから遮ることで、放射熱の発生と侵入を効果的に抑えることができます。
- グリーンカーテンに関する詳しい情報は下記をご覧ください
グリーンカーテンプロジェクト
環境省の「COOL CHOICE(クールチョイス)」のウェブサイトでは、オフィスや家庭でクールビズを実践するために役立つ様々な情報を提供しております。また、クールビズ以外にも、様々な地球温暖化対策に繋がるアクションについて紹介しています。ぜひ、参考にしてください。
<取材協力:環境省 文責:政府広報オンライン>
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