スマートフォンを安心・安全に使うために 情報セキュリティ対策をしましょう

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イラスト:スマートフォンを持つ様々な年代の人々

スマートフォンをお使いの皆さん、情報セキュリティ対策はしていますか。情報セキュリティ対策を行っていないと、思わぬトラブルに巻き込まれることもあります。大切な情報を守るための「スマートフォン プライバシー ガイド」を踏まえて、しっかりと対策を行いましょう。

動画

スマートフォンのセキュリティ対策できていますか?4つのポイント【字幕付】
(2分58秒)

スマートフォンに実在する宅配事業者や銀行、通販事業者などをかたって送られてきたメッセージのリンク(URL)を安易にクリックすると、お金や個人情報を盗まれるおそれがあります。まずは、犯罪手口を知ることや、スマートフォンのセキュリティ対策をしっかり行うことで未然に防止することができます。【字幕付】
ナレーション:貫地谷しほり

1スマートフォンにはどんな危険が潜んでいるの?

スマートフォンは、携帯電話と小さなパソコンの二つの性格を兼ね備えた情報端末です。インターネットコンテンツの閲覧やメールのやりとりができたり、便利なアプリケーション(「アプリ」。地図検索、ショッピング、画像編集、ゲームなど、利用者が作業の目的に応じて使うソフトウェアのこと)を自由にインストールしたり、多彩な機能を自分が使いやすいように設定して利用できるのが特徴です。
スマートフォンは世代を問わず広く普及しており、20代から40代では9割以上、50代では約9割、60代では約8割の人がスマートフォンを持つようになっています。(※参考:総務省「令和3年通信利用動向調査」)。

インターネットにつながり、パソコンのような機能をもつ便利なスマートフォンですが、その半面、パソコンと同様、しっかりとセキュリティ対策をしていないと、利用者の様々な情報が盗まれてしまう危険があります。

近年、スマートフォンをねらった架空請求詐欺や個人情報を不正に収集するアプリケーションによる様々な被害が発生しています。

スマートフォンにおける主な利用者情報

画像:スマートフォンにおける主な利用者情報。位置情報、契約者・端末固有ID、電話帳データ、映像・写真情報、SNSの利用履歴、商品購入履歴、店舗検索履歴、ゲーム利用情報、アプリ利用情報、ネット閲覧履歴、e-mail、通話履歴。

(提供:総務省)

自分自身が被害に遭わないために、また大事な友人の個人情報を流出させてしまうことのないように、スマートフォンを利用する際には、利用者自身も、普段から情報セキュリティ対策と、スマートフォンに蓄積された利用者情報の取扱いに関する注意が必要です。

2スマートフォンを利用する際に注意すべきことは?

スマートフォンは、常に電源を入れてネットワークに接続された状態で持ち歩きます。そのためパソコンに比べて利用者との結びつきが強く、電話帳、位置情報、通信履歴、行動履歴など、利用者のプライバシーに関わる多種多様な利用者情報が取得・蓄積されています。
総務省では、利用者が安心安全にスマートフォンを利用できるよう、関係事業者が利用者情報を適正に取り扱っていくための「スマートフォン利用者情報取扱指針」などについて検討を進めてきました。
一方で、これらの情報を活用したアプリケーションを利用する利用者側にも一定の自己責任が伴います。スマートフォンを安心して利用するために、利用者自身が注意すべき事項を整理して「スマートフォンプライバシー ガイド[PDF:1.88MB]」としてまとめています。主な内容は次のとおりです。スマートフォンを利用する方は、ぜひ、ご一読ください。

スマートフォンを利用する際の注意事項

スマートフォンのサービス構造を知りましょう

スマートフォンは携帯電話会社のみによるサービスではありません。アプリケーション提供者やアプリケーション提供サイトの運用者など多くの事業者が、それぞれ役割を持ってサービスを提供しています。

無料のアプリケーションなどの中には、広告主からの広告収入などによって収益を得ることにより、アプリケーションの提供を実現しているものもあります。このような場合、アプリケーションに情報収集を行うプログラムが組み込まれていると、利用者情報が広告配信事業者などへ提供される場合もあります。

アプリケーションの信頼性に関する情報を自ら入手し理解するように努めましょう

スマートフォンには、電話帳データ、通信履歴、ウェブページの閲覧履歴、など下図のような様々な利用者情報が蓄積されます。アプリケーションをインストールすると、これらの情報は、アプリケーションを通じたサービス提供に活用されます。同時にこれらの情報が広告配信事業者などへ提供され、利用者の趣味・趣向に応じた広告の表示などに利用される場合もあります。

このように利用者情報が収集・送信されて利用されることについて、プライバシー上の不安がある場合、利用者も受け身ではなく、アプリケーションの機能や評判、提供者など、アプリケーションの信頼性に関する情報を自ら入手し、理解に努めるようにしましょう。
その場合、評価サイトの評価や利用者のコメントなどを参考にすることもできますが、それでも不安な場合には利用を避けることも大切です。

携帯電話会社及び製造メーカーなどが安全性を確認しているアプリケーション提供サイトなども、必要に応じて活用しましょう。

利用者情報の利用許諾画面などを確認しましょう

アプリケーションの信頼性を確認するためには、利用者情報がどのような目的で収集されているか、必要以上の利用者情報が収集されていないかなどもヒントになります。
アプリケーションをダウンロードする際や利用(起動)時に、収集する利用者情報に関する利用許諾を求める画面が表示される場合がありますのでよく確認してください。
アプリケーション提供サイトには、プライバシーポリシー(個人情報保護方針)が定められて公表されている場合もありますので、これらも確認してください。
利用許諾画面や利用規約などにおいて、収集される利用者情報の範囲などをよく確認し、内容を理解した上で、同意・利用するように努めましょう。
(「携帯のステータスとIDの読み取り」や「端末の電話機能へのアクセスをアプリケーションに許可します」などの通知画面が表示され、承諾すると、個人情報が外部に取得されます。その際には、利用の範囲、取得先の信頼性などを確認し、目的外利用されないように注意してください。)
なお、利用許諾画面が表示されない場合には、これまでに述べた様々な方法により、アプリケーションの信頼性の確認に努めましょう。

スマートフォンの情報セキュリティ対策などについて、より詳しく、あるいは専門的な情報をお知りになりたい方は下記のサイトをご覧ください。

アプリケーション提供者等の関係事業者等が自主的に取り組むべき指針である「スマートフォン利用者情報取扱指針」等を含む提言「スマートフォン プライバシー イニシアティブ」(SPIⅠ~III)がご覧になれるサイトです。

(取材協力:総務省 文責:政府広報オンライン)

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